
蹴上発電所の入口では、桜が咲き始めていました!春の訪れを感じながら、蹴上・南禅寺周辺の歴史を辿ることができました。皆さん、お疲れさまでした。

3月16日(土)に蹴上・南禅寺周辺で「日帰り京都ぶらり町歩き」を開催!34名の方に散策をお楽しみいただきました♪

当日はお天気に恵まれ、絶好のウォーキング日和♪京都検定1級合格者ガイドさんの解説を聞くために、皆さんにトラベルイヤホンが配られました。蹴上・南禅寺周辺に秘められた歴史を紐解く「京都ぶらり町歩き」、2班にわかれてスタートです!

まずは「ねじりまんぽ」を通って蹴上インクラインに向かいます。古い言葉でトンネルのことを「まんぽ」と呼ぶそう。斜めに巻いたように積まれたレンガは耐久性に優れているのが特長です。

蹴上インクラインは疎水上流と下流を結んだ全長582mの傾斜鉄道で、昭和23年まで実際に使われていました。琵琶湖疎水を行き来する船は、このインクラインによって、貨物の積み下ろしをせずに約36mの高低差を乗り切ることができたそうです。春にはインクライン両側に桜が咲き誇る、絶景スポットになります。線路が2つあることご存知でしたか?

琵琶湖疎水や日本初の水力発電の建設を行ったことで知られる田辺朔朗氏。大学卒業と同時に琵琶湖疎水建築を指揮し、若くして京都の近代化に多大な影響を与えた人物です。銅像の前でのガイドさんのお話に、皆さん真剣に耳を傾けていました。

疎水分線を歩いて南禅寺を目指します。道が狭いので、一列になってそろりそろり・・・

南禅寺境内の水路閣に到着!田辺朔朗氏によって、境内の景観に配慮して設計されたレンガ造りのアーチ橋。ノスタルジックなデザインで、抜群の映えスポットでした♪

京都三大門のひとつに数えられる「南禅寺三門」。高層からの眺めは格別!参加者も石川五右衛門になった気分で「絶景かな、絶景かな」。ただし帰りの階段は要注意。

お昼は「岡崎茶寮豆狸」さんで『鳥居御膳』をいただきました。午後の散策に向けしっかりと腹ごしらえ!

昼食の後は琵琶湖疎水記念館へ。琵琶湖疎水にまつわる展示や模型、映像などから、京都の近代化の礎となった一大事業を学ぶことができます。入場料は無料なので、歴史好きの方は必見!

さらに、日本初の事業用水力発電所(関西電力蹴上発電所)へ。職員さんから蹴上発電所の歩みに関するお話を聞いた後に、普段は一般公開されていない発電所内の見学へ!

ヘルメットをつけて、昭和11年に竣工した第3期蹴上発電所内を見学。現在も発電を続けている現役の発電機を、間近で見ることができました。すごい迫力です!

続いて明治45年に竣工した、赤茶色レンガが印象的な第2期蹴上発電所へ。屋根の上には当時のままの風見鶏が!スマホを向け撮影している方も♪

蹴上発電所の入口では、桜が咲き始めていました!春の訪れを感じながら、蹴上・南禅寺周辺の歴史を辿ることができました。皆さん、お疲れさまでした。

3月16日(土)に蹴上・南禅寺周辺で「日帰り京都ぶらり町歩き」を開催!34名の方に散策をお楽しみいただきました♪