eoイベントレポート

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eo Musicフェスタ ~JAZZナイトinグランフロント大阪~
2018年3月7日(水)18:00~ グランフロント大阪北館4階ナレッジシアター 
「Nuovo Classico」「ETHNIC MINORITY」という新進気鋭の2バンドによるスペシャルなジャズライブを開催。開演前にメンバーたちが語った、ジャズとライブにかける熱い思いがこもったインタビューも!

開場

  1. 今回の会場はグランフロント大阪北館4階にある「ナレッジシアター」です。
  2. 開場の時間には多くの人が列を作りました。
  3. 開演直前には満員の盛況ぶり。イベント開始を今や遅しと待ち構えています。

ライブ直前インタビュー

  1. まずは今回ライブを行ってくれるバンドの紹介とそれぞれのインタビューから。「Nuovo Classico」は、左からピアノ:杉山悟史さん、ベース:岡本洋平さん、ドラム:橋本現輝さんというピアノトリオです。
  2. ————バンド名の由来を教えてください
    岡本「発音はヌオヴォクラシコです。英語でいうとニュークラシック、新しいクラシックと言われるような、後世にまで語り継がれるような音楽をやりたいねと思って名付けました。2011年にこの3人で何度かライブをやって、それからしばらく活動を休止していたんです。だから6~7年ぶりにいっしょにやることになって、今年2月に再始動ライブを行ったばかりなんですよ」

    ————再始動したきっかけは?
    橋本「またやりたいなというのはずっと思ってたんです。それに加えて周りのDJやダンサーの人たちからのプッシュがあって」
    杉山「“やらないの?”みたいな声を各自がいろいろなところから聞いていたんですよ。そのタイミングがバシッとあったのが、今だったんです」

    ————久しぶりに3人でやってみての感想は?
    全員「最高ですね!(笑)」
  3. ————どういう音楽をやっているか、わかりやすく説明してください
    杉山「基本はオリジナルを演奏しています。3人それぞれの音楽で景色が変わっていく、その変化をいっしょに旅してもらえたらうれしいなと思います。ジャズの魅力は、即興でしか生まれないスリル、フレッシュさ。それこそ魂や生き様、エネルギーが強く出てくるんです。そしてそれをお客さんと共有できる。僕は高校野球の甲子園が好きなんですが、すごい集中力のなかで考えもしないことが起きるじゃないですか。あれに近いものがあるかな、と」

    ————今日のライブ、どういうところに注目してほしいですか?
    岡本「それぞれフリースタイルでちょっと聞いただけではバラバラな感じなんですが、杉山さんのきれいなピアノにファンキーなドラムがのる、そこに僕の腰にくる、乗りやすい低音が合わさって三位一体になっているところがおもしろいかなと思いますね」
    橋本「全部聞いて一曲というか、全体の流れを途切れさせないように、と思っています」
  4. ————関西のお客さんの印象は?
    橋本「東京と比べると、ある意味厳しさもあるんですが、それを乗り越えたときの仲間感というか、すごいあったかい感じがします。一度ハードルを超えると皆さん応援してくれるし、それがずっと続くんですよ」
  5. ————今日のライブの意気込みをお願いします
    杉山「お客さんといっしょに演奏する時間を楽しみたい、集中してがんばりたいと思います」
    岡本「このメンバーで音楽できることが喜びなので、それを噛み締めながら、かつお客さんと体験を共有していい時間にしたいです」
    橋本「化学反応を起こして、楽しんでもらえるようにがんばりたいです!」



  6. <ストリート出身のハイブリッドジャズはピアノレス>
    続いては「ETHENIC MINORITY」の面々。リーダーのサックス:横田寛之さん(中央)、ベース:サトウヒロさん(左)、ドラム:島野和樹さん(右)のトリオです。
  7. ————バンド名の由来を教えてください
    横田「2009年から活動していますが、元々僕らは路上ライブから始まったバンドなんです。ジャズやロック、ファンクなどを融合した音楽をストリートでやることに重きを置いていて。移動しながら演奏している感じが遊牧民、少数民族(エスニックマイノリティ)とイメージが重なることから、この名前になりました」

    ————バンドの注目ポイントを教えてください
    横田「普通のジャズと違うところとして、エレクトリックの要素が強く入っています。演奏は3人ですが、トラックというコンピューターの演奏が同期で流れていて、それをコントロールしながら、でもあくまで軸はジャズに置きつつやっている感じですね」
    島野「それにピアニストがいないことですね。ジャズをしっかり聞いたことのない方でも、ジャズという音楽のイメージのなかにピアノが入ってることが多いと思うんです。でもこのバンドにはピアノがいない。そのなかでどうジャズを成立させるか、というところでコンピューターを使ったりもしてますし。ピアニスト不在の編成が基本にあるんですよ」
  8. ————ピアノを入れようということにはならなかったんですか?
    横田「ずっとありましたし、事務所の皆さんからも入れなさいってよく言われてるんです(笑)。でもあえて入れないことで生まれる何かを期待している部分もありますね」
    サトウ「工夫を重ねて、まだがんばれるかなって(笑)」
  9. ————今日演奏される曲について教えてください
    島野「ニューアルバムの制作作業をしていてリリース直前なので、新しくて、今もっとも訴えたい曲が多く並んでいると思います」

    ————関西でのライブの印象は?
    島野「去年も4、5回来てるんですが、盛り上がるだけじゃなく真剣に聞いてくださる方が大勢集まってくれますね。だからすごくやりがいがあります。関西はミュージシャンの層も厚いですしね」

    ————ジャズの魅力を教えてください
    横田「その場で音楽がどんどん生まれてくる、毎回演奏が違うというのがいいところだと思うんです。みんなで音楽を作ろうってよく言いますが、ジャズはまさにその通り。お客さんの反応で全然音楽が違ってきますからね」
  10. ————今日の意気込みをお願いします
    サトウ「ジャズといってもこのバンドはオシャレでクールじゃなく、お祭りみたいに騒いでいただいて、いっしょに楽しめたらいいなと思います」
    横田「振付、掛け声なども出てくるので、そういうのも楽しんでもらえたら」
    島野「今日いっしょにやるNuovo Classicoさんは関西系のバンドで、僕らは東京のストリート系から出てきたバンド。その違いなんかも対比させながら、聞いてもらえたらうれしいですね」

ライブスタート

  1. まずは「Nuovo Classico」から。メンバーが登場すると会場から拍手が起こります。そしてドラムの音が響き、いよいよライブがスタート!
  2. 「全体の流れを途切れさせないように」と、ライブ前のインタビューでも話してくれていたとおり、最小限のMCで次々と曲が演奏されていくステージは、一枚のアルバムを聞いているようです。心地よい緊張感をキープしたまま、ライブは終了。それぞれの卓越したテクニック、3人がひとつになる瞬間など、ジャズの醍醐味をしっかりと堪能させてくれました。
  3. 休憩を挟んで、続いては「ETHNIC MINORITY」のステージです。
  4. 「Nuovo Classico」が熱いパッションを内に秘めた静の雰囲気なら、「ETHNIC MINORITY」は、曲間でハンドクラップを求める、会場にスタンディングをうながすなど、完全に動といったイメージ。ライブ終盤にはサックスの横田さんが会場中を練り歩くなど、大いに盛り上げ、ライブは終了しました。
  5. ステージ後、両バンドにお話しを聞いてみると、この日のライブをしっかりと楽しんでくれたとのこと。これからの関西での活動予定は、「Nuovo Classico」が4月30日(月・祝)にミント神戸2階の特設会場でのライブを予定。「ETHNIC MINORITY」は5月に開催される高槻ジャズストリートに出演予定とのこと。どちらも見逃せないステージになりそうです。

参加された方々の声

  1. 「以前からジャズのライブに興味があったんです。いい機会なので子どもといっしょに来てみました」
  2. 「ジャズのライブは初めてでしたけど、楽しかったですね。ETHNIC MINORITYのベースの人、演奏している姿がカッコよかったです!」
  3. 「今日のライブ、新鮮に聞くことができました。非常によかった。Nuovo Classicoのドラムの方のセンスがいいなと思って、CDも購入しました」