Vol.22:日本初開催のPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」

  • 日本でのゴルフトーナメントで歴史的なことが起こりました!!
    前回のコラムでも、日本初開催となるPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」についてはご紹介しましたが、なんとこの大会においてタイガー・ウッズ選手が、通算19アンダーで、今年4月の「マスターズ」以来となるツアー通算82勝目を果たしました。これは、サム・スニードが1965年に樹立したアメリカPGAツアーの最多優勝記録に54年ぶりに並ぶ偉業。歴史上最高のゴルファーがこの日本で歴史的な数字を作り上げたのです。
    そのような歴史的な出来事が日本で見られたことは、本当にラッキーでした。

    また驚くのは、今回のタイガーの勝ち方です。
    考えてみてください。もし皆さんが脚本家だとして、今回出場した全78名の選手の中で、優勝争いで最も大会が盛り上がると思われる選手を2名選ぶとしたら、誰と誰を選びますか?
    おそらく、ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズと日本のエース、松山英樹選手を選ぶ人がほとんどでしょう。

    しかしながら、ドラマなどとは違ってシナリオがないのがスポーツの世界。どのような展開になるかは神のみぞ知る領域なのですが、実際には4日間を通じて、この日米それぞれを代表する2人のスター選手が優勝争いを繰り広げ、最後の最後までどちらが優勝するか分からないもつれた展開となったのですから、これ以上の理想的な形はないでしょう。


    今大会は、練習ラウンドも含めて、8万枚のチケット全てがSOLDOUT(完売)しました。
    私も多くの知り合いに“何とかチケット手に入らない?”と聞かれたのですが、全くどうにもなりませんでした。何しろ1枚も余分にチケットがないというのですから……。
    未だ日本にもこんなにたくさんのゴルフファンがいたのか!! と驚いたゴルフ関係者はたくさんいたはずです。

    ほんとうに素晴らしい大会だったのですが、色々な想定外の事が起こりました。
    大会期間中に、千葉県を襲った台風の影響でゴルフコースの整備が間に合わず、早朝から行われる予定だった大会3日目の土曜日の第2ラウンドが無観客試合になってしまったのです。私はちょうどその土曜日に現地にいたのですが、コースのコンディションは信じられないほど素晴らしく整っていました。前日の豪雨にも関わらず、コース整備のスタッフが夜通しで整備を進めてくれたおかげでしょう。
    しかし、2万人のギャラリーをコースに入れた時の影響を考えると……。今回は、苦渋の決断だったと思います。

    実は、私の知人も今大会を観るために沖縄から来ていました。
    何人も仲間を連れてわざわざ遠方から来たのに、会場に入れなかったというのは本当に残念だったと思います。

    初日(第1ラウンド)にコースに来ていた関係者の話によると、とにかくギャラリーの数が凄すぎて、何も見えない状態だったとのことですが、私が行っていた土曜日(第2ラウンド)は無観客試合となり、大会関係者とメディアにのみ入場が制限されていたため、コース内には人がまばら。タイガーですら練習場で見ていたのはほんの10名程度でした。
    ローリー・マキロイ、ジョーダン・スピース、バッバ・ワトソンなどには、ほんの数人が見ている程度という、通常のトーナメント会場ではありえない光景となりました。