Q | 2011年の「とうとうみ浜松オープン」では、石川遼選手とのプレーオフでの激闘の末、ツアー初優勝を果たされましたが、その際に意識したことはありましたか? |
A | 
「勝ちたい」だけだったので、その時はたまたま石川君が相手でしたがどんな選手でも関係なく、そこまで自分が優勝争いをしてきたんだから、そこで勝つと負けるは全然違うので悔いのないように「勝とう」と思ってやってたんで、あんまりプレッシャーもなかったですし、いい意味で集中できたんじゃないですかね。 |
Q | 翌年2012年のアジアパシフィックパナソニックオープンでは、最終日に大逆転劇を演じ優勝されましたが? |
A | あれはもうラッキーでしたね、先にホールアウトしていたので、後続の選手に多少でもプレッシャーはあったでしょう。でも、あの大会のおかげで、アジアンツアーの大きな大会やヨーロッパツアーにも出させていただいたので、あの試合はボーナスみたいな感じで、優勝できて本当に嬉しかったですね。
※初日、110位と出遅れながら2日目以降は64、67、62と猛反撃して逆転優勝。2~4ラウンドの54ホール合計193ストロークはツアー新記録となった。 |
Q | 初日は出遅れていたのに、2日目から急に好スコアが続きましたが、何かきっかけがあったんですか? |
A | それまで、ずっと流れが悪かったので(※その前の週まで4試合連続予選落ちが続いた)、「何かを変えないといけない」とは思っていて、試合の初日も試行錯誤をしながらやったんですけど全然ダメで(※14番までに 6オーバー、その後3ホールでバーディを取ったが初日を132人中110位で終えた)、キャディに「肩の力を抜いてください!」って言われて、もうどうでも良くなっちゃったんです(笑)。でも、どうでも良くなっちゃったらゴルフも良くなっちゃって(笑)。だから「何なんだろう?」って自分でもよく分からなかったんですよ。ただ力を抜いてリラックスしてプレーした結果が良くなったって感じです。 |
Q | 2013年には念願のメジャー大会「日本オープンゴルフ選手権競技」初優勝を果たされましたが? |
A | その時は、2週間位前から調子が良くなっていってるのは自分でも分かってたので、優勝できるとは思ってなかったですけど、ゴルフの状態は明らかに上がっている、と感じての日本オープンでした。初日・2日と回ってみてすごく身体の力も抜けてるし、前年のパナソニックオープンの時のような雰囲気でゴルフが出来ていたのが良かったですね。 |
Q | 優勝経験者としてお聞きしますが、優勝するのに一番大事な要因って何だと思いますか? |
A | 
それは僕が教えて欲しいですけどね(笑)。でも目標を高い位置において「優勝したい!」って気持ちがどんどん強くなっていきながらプレーしているので、いきなりケタ違いに高い目標を立てても無理だけど、自分が手の届くか届かないかの所にちゃんと目標を設定して、そこに向けてだけいっていれば何も恐くないと思うんですよね。僕も優勝だけ見てるので。 |