2018年3月14日公開
ヘッドウェイゴルフ なんば店
店長 中野 智仁(なかの ともひと)さん
USTMamiya公認フィッター・レッスンプロ
USPGAツアーから欧州ツアー、そして日本ツアーなど、世界で戦うツアープロから絶大な支持を得ている「USTMamiya」。
今回は、工房専用モデルの“AUGA”から、アメリカで圧倒的な人気を誇るIRONシャフトの"Recoil 660"まで、USTMamiya公認フィッターの中野さんに試打インプレッションしてもらいます。
ハッキリとした”飛び系”シャフト!
飛びにこだわった工房専用モデル
飛距離とコントロール性能に優れた、幅広いゴルファーにも対応できるシャフト。しなりを感じれば感じる分だけ飛びます。ゴルファーの好みに応じた色選びができるところもオススメのポイントです。
ヘッド スピード | ボール スピード | 打出 角度 | バック スピン | キャリー | 総距離 |
---|---|---|---|---|---|
44 [m/s] | 64.4 [m/s] | 14.3 [deg] | 2,398 [rpm] | 251.75 [yds] | 270.13 [yds] |
やっぱり打ちやすいシャフトですね。今回試打クラブの6Sは60g台中盤(65g)の重量があったのですが、僕だったら50g台(5X=58g)を選びます。やさしいシャフトであればあるほど楽に打てたほうが良いので、あえて60g台のシャフトで頑張るよりも、50g台の5Xや5Sを選んだほうが、“AUGA”のやさしさを体感できると思います。少しヘッドスピードを抑えて打ってみても、まずまずの飛距離だったところをみると、どちらかと言えば、振り回すタイプよりもコンパクトにコントロールして打つタイプのゴルファー向けのシャフトですね。同じく飛距離とコントロール性能に優れた“ATTAS 6☆”よりもやさしく、幅広いゴルファーにも対応できるシャフトです。アベレージゴルファーの方、ご年配の方や女性にも“AUGA”をオススメします。
ロフト | 長さ | 振動数 | バランス | 重量 |
---|---|---|---|---|
9.5° | 45.5インチ | 247cpm | D2.5 | 308g |
ゴルファーの求める方向性と飛びを実現
振れば振るだけ飛ぶ工房シャトル
クラブを思いきり振っていけるゴルファーに、振り系の“AUGA g”がオススメ。高級感に溢れた「銀鏡塗装」も魅力的な工房専用シャフト。
ヘッド スピード | ボール スピード | 打出 角度 | バック スピン | キャリー | 総距離 |
---|---|---|---|---|---|
44 [m/s] | 64.0 [m/s] | 14.3 [deg] | 2,422 [rpm] | 252.24 [yds] | 272.76 [yds] |
一般的に、ヘッドスピードが48~49m/s(大手量販店さん計測)くらいであれば、50g台のシャフトのほうがメリットが大きいと思います。同じミート率で同じような弾道としたならば、シャフトを軽くしたことにより、ヘッドスピードが1m/s増えることで、6~7ヤードの飛距離アップが見込まれます。タイプ的には、クラブを思いきり振っていけるゴルファーにオススメです。振り系のシャフトなので、軽量の40g台であれば、ご年配の方や女性にも難なく振り切ることができるので、一度試されてはいかがでしょうか。
ロフト | 長さ | 振動数 | バランス | 重量 |
---|---|---|---|---|
10.5° | 45インチ | 251cpm | D2 | 307g |
フェアウェイウッドに必要なボールの
つかまりと上がりやすさを実現。
高弾性90tシートを全長に採用したことにより、ボールへのエネルギー効率を高め、つかまりの良さとボールの上がりやすさを実現。コースで結果が出せるフェアウェイ専用シャフト。
ヘッド スピード | ボール スピード | 打出 角度 | バック スピン | キャリー | 総距離 |
---|---|---|---|---|---|
39 [m/s] | 57.5 [m/s] | 10.1 [deg] | 4,049 [rpm] | 197.92 [yds] | 214.94 [yds] |
このつかまりの良さと、ボールの上がりやすさであれば、ドライバーで“AUGA”をお使いの方が、フェアウェイウッドに“AUGA g FW”を組み合わせてみても良いのではないでしょうか。
ロフト | 長さ | 振動数 | バランス | 重量 |
---|---|---|---|---|
#5 | 42インチ | 268cpm | D2.5 | 330g |
4軸繊物を採用し、飛距離性能を備えつつ
方向性に優れたシャフト。
派手さを抑えたブルーのメインカラーは、見た目に格好良く、雰囲気までもがアスリートゴルファーにピッタリ。“ATTAS EE”では物足りないハードヒッターに相性が良さそうです。
ヘッド スピード | ボール スピード | 打出 角度 | バック スピン | キャリー | 総距離 |
---|---|---|---|---|---|
40 [m/s] | 57.9 [m/s] | 15.1 [deg] | 4,027 [rpm] | 202.85 [yds] | 216.96 [yds] |
しっかりしたシャフトなので、フィッティングされる際は、まず“ATTAS EE”や“AUGA g FW”を試した上で、さらにハードさを求めるのであれば、この“ATTAS FW IP BLUE”といった順番ですね。
僕が打った感じでは、左に出にくいシャフトなので、特に、左を気にするゴルファーにはオススメです。今回試打したクラブは75S(73g)だったのですが、65S(65g)や55S(56g)にスペックを落とせば、ヘッドスピードも上がり、もう少しボールもつかまってくるので、コントロールして打ちたい方にも合わせていけそうです。コースでもガンガン振っていく方は“ATTAS FW IP BLUE”、コントロールして感じを出していく方には“ATTAS EE”をオススメします。
ただし、この“ATTAS FW IP BLUE”は、重量で無理することだけは禁物なので、その点にはご注意ください。
ロフト | 長さ | 振動数 | バランス | 重量 |
---|---|---|---|---|
#5 | 42.5インチ | 280cpm | D2 | 340g |
ヘッド スピード | ボール スピード | 打出 角度 | バック スピン | キャリー | 総距離 |
---|---|---|---|---|---|
36 [m/s] | 52.9 [m/s] | 18.4 [deg] | 4,884 [rpm] | 175.60 [yds] | 187.26 [yds] |
普段、ユーティリティで100g前後のスチールシャフトをお使いの方であれば、“ATTAS HY IP BLUE”の75S(78g)との相性がピッタリくると思います。試しに85S(88g)も打ち比べしてみましたが、数値以上にハードに感じました。ユーティリティが“ATTAS HY IP BLUE”の75Sの場合は、フェアウェイウッドは“ATTAS FW IP BLUE”の55S(56g)、もしくは55SをX相当に仕上げるとマッチングが良さそうですね。どちらにしても、少しハードなシャフトなので、普段お使いのスペックよりも1つ軽めを選んだほうが、良い結果に繋がるでしょう。
ロフト | 長さ | 振動数 | バランス | 重量 |
---|---|---|---|---|
27° | 39インチ | 297cpm | D3.5 | 373g |
革新的なテクノロジーにより
スピン性能・コントロール性能が向上
飛距離・方向性ともに満足できる安定した弾道がオートマチックに打てるアイアン専用カーボンシャフト。しなりを感じやすいシャフトなので、ご年配の方や女性などには特にオススメ。
ヘッド スピード | ボール スピード | 打出 角度 | バック スピン | キャリー | 総距離 |
---|---|---|---|---|---|
32 [m/s] | 46.4 [m/s] | 20.0 [deg] | 5,599 [rpm] | 146.27 [yds] | 157.14 [yds] |
少しヘッドスピードを抑え気味に打ってみると、結構ボールを遠くに運んでくれますね。続けて通常のヘッドスピードで3~4球打っても、インパクト時のしなり幅としなり戻りのタイミングがちょうど良い感じです。飛距離・方向性ともに満足できる安定した弾道がオートマチックに打てる印象です。どちらかと言うと、あまり手を使わずに打っていくタイプのゴルファーとの相性が良いシャフトですね。
しなりを感じやすいシャフトなので、ご年配の方や女性などには特にオススメです(※40Rからラインナップ)。普段、超軽量スチールシャフトをお使いの方にも、やさしくボールを遠くに運べる“ATTAS IRON”は相性バッチリです。夏・冬用などクラブセットを使い分けされている方も、冬場のアイアンショットが凄く楽になるので、一度試してみてはいかがでしょうか。上は115(S・X)までラインナップされていますが、余程のアスリートゴルファーでもない限りは、夏場でも10(S・SX)で十分なスペックでしょう。
ロフト | 長さ | 振動数 | バランス | 重量 |
---|---|---|---|---|
#7 | 37.25インチ | 290cpm | D1.5 | 408g |
最大飛距離と正確な方向性を実現した
アメリカ育ちのアイアン専用カーボンシャフト
スチールシャフトの良さを併せ持ち、「軽硬」で仕上げるには最適なアイアン専用カーボンシャフト。このシャフトを使用した選手がUSLPGAツアーで優勝するなど、アメリカではかなり人気のブランドです。
ヘッド スピード | ボール スピード | 打出 角度 | バック スピン | キャリー | 総距離 |
---|---|---|---|---|---|
32 [m/s] | 47.1 [m/s] | 20.7 [deg] | 5,043 [rpm] | 151.21 [yds] | 162.26 [yds] |
打ってみた感想は、素振りの時よりも軽く感じるのですが、軽く感じる分さらに硬さが増すといった印象です。“ATTAS IRON”よりもしなりを感じにくいので、頑張って振りたくなるシャフトです。「軽硬」に仕上げるという意味では、“Recoil 660”と“ATTAS IRON”とで、好みが分かれそうですね。
コースでもアイアンをガンガン振っていく方や、比較的手を使って打っていくタイプのゴルファーには“Recoil 660”、一方しなり感やタイミングを重視してコントロールするタイプには“ATTAS IRON”との相性が良さそうです。例えば、普段NS950(S)をお使いであれば、硬さを合わせつつ重量を軽くできるので、カーボンシャフトを試してみたい方や初めてアイアン専用カーボンシャフトにチャレンジする方などは、スチールシャフトの良さを併せ持つ、この“Recoil 660”がオススメです。フェアウェイウッド・ユーティリティ専用シャフトの“ATTAS FW IP BLUE”・“ATTAS HY IP BLUE”とのマッチングも良いので、IPシリーズをお使いの方はぜひお試しください。
ロフト | 長さ | 振動数 | バランス | 重量 |
---|---|---|---|---|
#7 | 37.5インチ | 305cpm | D1 | 383g |
ゴルフ上達には、シャフト選びが重要です。
自分には、どの重量・硬さ・長さが合っているのか? 正しい答えを導き出すには、フィッティングが欠かせません。
「あの人が、このシャフトを使っているから自分も使う!」などという考え方は、シャフト選びでは最も危険なことです。自分には、どの調子のシャフトが合っているのか? それを正確に理解する必要があります。ご自身に本当に合ったシャフトを使うことにより、今までとはちがう自分に出会えるかもしれません。
STM直営店である「ヘッドウェイゴルフなんば店」では、最新の“ATTAS CoooL”はもちろん、“AUGA”・“AUGA g”など、数多くの試打クラブを保有し、USTMamiyaのシャフトに関しては、種類において関西トップクラスを誇ります。
当店では、お客さまと意見交換を繰り返し、納得していただける結果が出るまで試打していただき、お客さまに合ったクラブをお届けできるよう、心がけています。
シャフトやクラブでお悩みの方は、ぜひヘッドウェイゴルフなんば店にお越しください。お電話お待ちしております。
HEADWAY GOLF
住所/〒556-0021 大阪市浪速区幸町1-2-21
TEL/06-6586-6260
HP/http://headwaygolf.jp/
ヘッドウェイゴルフでは、ゴルフを楽しむ全ての人に、よりゴルフを楽しんで頂けるよう、レッスン・クラブ診断・ゴルフ用品の販売まで、幅広くあなたのゴルフライフをサポートいたします。 年齢・性別問わず、初めての方・クラブ診断をご利用の方・スウィング解析をされる方まで、幅広いお客さまにご利用いただいており、皆様にさらにゴルフが上手になって頂けるよう、肩をはらないアットホームな雰囲気で、インストラクターの親切丁寧なレッスンを心がけております。
株式会社STM
住所/〒558-0041 大阪府大阪市住吉区南住吉1-4-13
TEL/06-6608-8001
HP/http://www.stmgolf.com/
妥協を許さないモノづくりで、究極の性能を持つグリップを提供する。
グリップに求められるものは、フィット感が良く、滑りにくい(ねじれの無い)こと。しかし、フィット感を求めるとインパクト時のねじれ(トルク)が大きくなり、結果、方向性が悪くなります。またねじれを抑えることを重視すると、フィット感が悪くなります。この矛盾ともいえる難題をクリアするため、STMは独自技術「異硬度2色成型構造」を生み出しました。例えるなら、ゴム系グリップのフィーリングの良さと、樹脂系グリップのねじれの無さ、この2つの良い点を高いレベルで組み合わされたグリップが今、完成しました。
一見、不可能と思われる技術にも妥協なく取り組む。STMが生み出すグリップが、ベストスコアに挑む全てのゴルファーの方々のベストパートナーとなることを願っています。