カオスの間&雑貨屋DOMA

“謎”の総合デパートや~!!見る者の感性を揺さぶる、カオスの間&雑貨屋DOMA。

あの~最近、なんだか考えること多くないですか。
働き方について。権利について。
やらなきゃいけないことについて。
将来について。ルールについて。etc.

考えることが多すぎて頭がパンクしそうな時、
ぜひとも訪れたい不思議なギャラリー兼ショップがある。
そんな噂を聞きつけて、京都へ調査に行ってまいりました!

一歩足を踏み入れたら、そこは混沌。

京都市営地下鉄東山駅から徒歩数分。
「いらっしゃいませ」というお寿司屋さんの看板の隣に……??

カオスの間

なにやら怪しげなマネキンが並んでいます。

カオスの間

よく見ると「カオスの間 2F」と書かれています。
なんだろう……
このなんとも言えない気持ち……。
4割の不安に、6割の好奇心。

階段を登って2階、カオスの間の入り口へ向かいます。

カオスの間

入り口も、なんかすごい。
怪しいオーラが漂っています。

カオスの間

ほ、本当に入っていいのかなぁ……。

意を決して、いざ中へ!
そこに広がっていたのは……

カオスの間

その名の通り、カオスな空間でした。
BGMは、ギイィ~ギィ~~コォオ~~と
ノイズミュージック(?)が流れています。

カオスの間

顎のない銀色のマネキン。

カオスの間

天井から吊りさがった人形(の一部)

カオスの間

何かの……ゼンマイ?

がらくたのようにも、骨董品のようにも見える
さまざまな物が所狭しと並んでいます。

カオスの間

その名の通り、カオスだ……。

店主にお話を聞いてみました。

カオスの間
カオスなテーブルで語ってくださる店主。

はらだ(以下、は):こんにちは。すごく独特の空間ですね。

店主(以下、店):そうでしょう。
ここにはね1920年代、戦前の物が多いんですよ。
いわゆる“昭和レトロ”とは違ってどれも独特でしょう。
僕はそういう物に魅力を感じるんだよね。

は:確かに、見たことない物ばっかりです。売り物……なんですよね?
どんなお客さんがどんな物を買っていかれるんですか?

店:うん、まぁ売ってるね。お客さんはいろいろよ。
観光地だから外国のお客さんもよう来はるし、
珍しい店があるっちゅうて県外から来てくれはるお客さんもおるし。
あとは、京都の芸大生が多いね。
こういう珍しい物を「素材」として使うんだよね。

は:なるほど。アート作品の素材になるんですね。

店:そうそう。よそじゃ買えない物ばかりだから、
適当に組み合わせただけでも自然と作品になっちゃうでしょ。
私が作った作品もいくつかあるよ。
これもね、適当に組み合わせただけ。

カオスの間
オーナーが適当に作った作品。

は:あ、けっこう適当なんですね。

店:そうそう、適当よ。
僕は芸術の専門的な教育を受けた訳じゃないけどね、
面白いもんを組み合わせたら、こうして作品が作れる訳。
この店も特に深い意味がある訳じゃない。
コンセプトとかテーマとか、そういうのはあえて決めずに、
「なんか面白そうやな」って物を適当に置いているだけ。
古いものが多いけど、そればかりでもないし。
医療器具みたいのんもあれば、仏具や人形、
エロいもん、時計、ガラス製品とか置いて、
分類できない空間にしてるんですよ。

は:だから「カオスの間」なんですね。
それにしてもこういった商品はどこから仕入れてくるんですか?

店:僕は元々骨董品屋をやっていてね、
そういう古いものが集まる市場みたいのんがあるんですよ。
その市場で「価値がない」とがらくた扱いされている物の中から、
僕が「これはカオスの間に合いそうや」と思う物を
選んで格安で仕入れているんです。
骨董的価値があって売れる物は、
インターネットや別のルートで売っていますね。

は:なるほど。ほとんど出回らないから
見たことない物ばかりなんですね。

カオスの間
カオスの間
家族の歴史を感じるアルバム。こんなパーソナルな物も、
巡り巡ってカオスの間にあると思うと感慨深い。

店:そうでしょう。
僕はね、ここへ来たお客さんに
ここでしか味わえない気持ちになって欲しいんですよ。
「なんじゃこりゃ!」とか「こんなのありなんや」とかね。
例えば以前、一人でふらっと来たデザイナーのお客さんがいてね
ちょっと仕事で悩んでいたみたいなんだけども
僕が昔のアート本をお勧めしたらすごくハマったみたいで。
「うわ!」って食い入るように見ていらっしゃったねぇ。
で、最後「なんだかやる気が出ました」っちゅうてね、
元気になって帰って行きはったわ。
なんかなぁ、そういうことができたらやっぱり嬉しいわなぁ。

は:すごくいいお話ですね。
確かに、この混沌さ、自由さはここにしかないですね。

店:そうやねん。
もし他にもこんな店あるって言われたらもう辞めるわぁ(笑)

は:それはないんで、大丈夫だと思いますよ。

カオスの間
「この子はこの店の受付嬢なんです」と店主。こんな受付嬢、絶対他にいませんから。