大和葛城山

大和葛城山?四季折々の植物と山頂からの大パノラマを堪能?

バス停から北尾根と櫛羅の滝コースへの分岐

葛城ロープウェイ乗り場から、新登山道・北尾根コースへ

葛城ロープウェイ乗り場に着くと、これから目指す山頂周辺が望めます。春や秋の観光シーズンには沢山の人で賑わいます。また、バスも混み合いますので、時間には余裕を持って来ることをおすすめします。ロープウェイ乗り場から、登山道に入ると、すぐに北尾根コースと櫛羅の滝コースへの分岐が。ただし、2010年4月19日現在は、昨年の台風の影響で櫛羅の滝コースは閉鎖中のため、北尾根コースを抜けて山頂を目指します。階段は極力少な目にするという配慮がなされていますが、坂はかなり急で滑りやすいので注意が必要です。尾根をめがけて一気に登るので、疲れたら休みながら登りましょう。途中、奈良の町並みを望む絶景ポイントや、ドウタンツツジ群落なども楽しめます。

自然研究路とダイヤモンドトレールへの分岐から山頂

カタクリ、コバノミツバツツジなどが楽しめる自然研究路

北尾根コースの難所、急坂を登り切れば、4月中旬から下旬、その年の気候によっては5月上旬まで、カタクリ、コバノミツバツツジなどが楽しめる自然研究路と金剛山系の山々を縦走できるダイヤモンドトレールへと続く道への分岐に到着です。ここから先は、緩やかな登りと若干の下り道で山頂に到着します。標識も多く分かりやすく、迷う心配もありません。ゆっくりと自然を観賞しながら、登ってみましょう。大きく育ったゼンマイなども4月中旬なら観賞できます。
ただし、花や草木の引き抜き、持ち帰りは禁じられていますので、マナーはしっかり守りましょう。

山頂からキャンプ場

高原状の山頂からのパノラマビュー

大和葛城山の山頂は、高原状になっています。晴れた日だと関西空港や奈良の大和三山方面、さらには、愛宕山に比叡山、北摂や淡路島の姿も一望できます。双眼鏡を持って行くとよりその魅力を味わうことができます。
さらに、5月となるとヤマツツジの群落が山を包み、山肌一面を赤く染める風景は見応え充分。その姿は「一目百万本」と形容されるほどです。
また、近くにキャンプ場(有料)もあり、その施設を利用して宿泊を楽しんでいる方も多く見うけられます。

キャンプ場横から葛城登山口バス停

登りルートとしても人気の青崩方面へ

下りは、キャンプ場横を抜けて青崩へ。登りほどではないにしても、急な坂が続きます。ただし、こちらのルートは、沢があったり、自然林に囲まれた綺麗な風景の中を抜けたりと、登りのときとは違った山の姿が楽しめます。途中、手すり用の鎖を使って下りる場所(=岩)がありますが、ゆっくりと下れば問題ありません。道も弘川寺分岐を抜けると分かりやすい一本道なので、風景を楽しみながら下山を。帰りのバスは、極めて本数が少ないので、事前に調べておきましょう。

登山後の楽しみ

登山口のバス停に広がる田園風景
大和葛城山の下山先には、温泉や遊び場といったスポットはありません。でも、その何もないのが逆に魅力的。というのも、登山口から舗装された道に出ると広がる田園風景。そこは、日本特有の棚田の景色も相まってか、心地よさ充分。山という自然に触れた後だけに、街へ帰る前の余韻として、田舎の雰囲気を満喫できるはずです。

登山後記

2009年の台風の影響で、ハイカーにはお馴染みのルートが立ち入り禁止となった大和葛城山。滝などを見ながら急坂を登る旧ルートと同じく、新しく開通した北尾根ルートも急坂を一気に登る骨のあるコースでした。しかし、山頂の開け具合は、奈良随一。ロープウェイでも登頂できることもあって、「憩いの場」として万人に愛される山のような気がします。また、今回、始めて大阪側へ抜けるルートで下山しましたが、この道は、登りにも最適。杉林の中を抜ける様子は、山にきた実感を強く与えてくれると思います。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2010年5月18日

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