倶留尊山・曽爾高原

倶留尊山・曽爾高原?ススキの白い穂がそよぐ、曽爾高原を眼下に眺む?

太良路バス停から曽爾高原

辺り一面ススキの穂!

奈良県の端にある自然豊かな[曽爾高原]。夏は近くにある[国立曽爾少年自然の家]でのキャンプ、秋になれば高原一帯に広がるススキが白や銀色に光り輝き、見応え満点の景色が楽しめます! そんな高原までは、まず太良路バス停から道なりに歩き、途中、地元の野菜などの販売や、温泉がある[曾爾高原ファームガーデン]を横切ります。しばらく道路が続き、見えてくるのが駐車場(有料)。車で訪れる際には、こちらに止めて行きましょう。このあたりから、亀山の山頂が見えてきます。その先に進んでいくと、ススキが一面に広がる[曽爾高原]に到着。秋には多くの観光客で賑わいますが、一面が緑の夏の景色もおすすめ。さらにシーズンから外れるため人も少ないので、ゆっくりと景色を堪能できます。

曽爾高原から亀山山頂

いつまでも眺めたくなる尾根と眼下に広がる景色

[曽爾高原]の中を歩いて行くと、亀山峠へと続く階段に到着します。緩やかに続く階段を上がって行くと、倶留尊山、中太郎生(なかたろう)方面と亀山山頂への分岐点の亀山峠に到着。まずは、亀山を目指します。尾根づたいにしばらく進み、山頂へ。山頂から倶留尊山方面の眺めは、一望という言葉がよく似合う心地良い風景で、しばらくの間立ち止まって見とれてしまうほどです。そんな山頂から峠へと戻り、倶留尊山へと向かいます。こちらの路もしばらくは尾根。尾根の終わり部分には、岩などが多く足下への注意が必要です。その尾根を越えると、二本ボソまではあと少し、木々が立ち並ぶ森へと入っていきます。

二本ボソから太良路バス停

山頂からの“伊賀富士”が綺麗!

二本ボソの手前には小屋があり、ここで入山料を払います(私有地のため要入山料:大人500円)。その小屋からすぐ先が二本ボソ。その昔、二本のホソの木(※)が立っていたので、そう呼ばれています。ここから、倶留尊山の山頂を望むことができます。眺望を楽しむ亀山の景色とはまたひと味違い、秋には真っ赤に染まる倶留尊山の紅葉を楽しむことができます。そして、この先は急な下り坂。道幅も狭く、木々が道にせり出している場所もあるので、ご注意を。また、登り道にさしかかると岩場も登場。登りも急な坂道ですが、それほど長くはありません。そこを登り切ると倶留尊山山頂に到着。山頂は決して広くはないですが、北を除く三方に視界が開けています。ここからは、“伊賀富士”と呼ばれる尼ヶ岳を望むことができます。山容が富士山に似ているという眺めも[曽爾高原]のススキに負けず劣らず素晴らしいので、是非ご覧ください。山頂からは、中太郎生に抜けるルートもありますが、今回は来た道をバス停まで戻るコースになります。

※ホソの木…ブナ科の木で、昔は炭焼き用の材木として使われていましたが、最近では椎茸原木として使用されることが多く、ドングリがなることで知られています。

登山後の楽しみ

曽爾高原の露天風呂を満喫
[曽爾高原]から少し下ったところにあるのが、[お亀の湯]。亀山とお亀池にちなんで名づけられたそう。露天風呂に浸かりながら極楽気分で、[曽爾高原]を眺めることもできます。横には、[曽爾高原すすきの館]という施設があり、昼間は地元でとれた野菜を販売しているので、お土産に買って帰ることもできます。

  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    曽爾高原
    エリア
    奈良県宇陀郡曽爾村太良路
  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    お亀の湯
    エリア
    奈良県宇陀郡曽爾村太良路830

登山後記

この時期、ススキを眺めに多くの人が訪れる[曽爾高原]。秋のススキが夕日できらきらと輝く情景は格別です。秋の[曽爾高原]の魅力はよく知られていますが、他の季節も美しい表情を見せます。今回は9月中旬に取材のために訪れましたが、視界を遮る木々がないため、緑の広がりを感じられてとても爽快でした。
季節ごとに違った色合いが楽しめ、魅力はひとつのシーズンだけではないと感じました。また、秋を外すとシーズンオフということもあり、ほとんど人がいない状態でゆっくりと登山を楽しむことができるのでおすすめです。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也/登山日和編集部員

更新日:2010年10月19日

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