金剛山

金剛山?木々が茂る森に 清々しさが広がる沢登り?

金剛山登山口バス停から黒栂谷道の終点・セト

  • 登山口にある山の豆腐屋さん。木の温もりが感じられる店内で自家製豆腐を販売!
  • 午前中の日の光が、川の水に反射。キラキラと光る姿がとても綺麗
  • 森の中、木々に生える苔の緑も綺麗です。
  • 道に迷わないよう、赤い矢印を目印に。

森の中、沢登りを楽しむ

バス停から、来た道を少し戻ると登山口に続く道へ到着します。山側へと続くその道を進むと茶屋が見え、豆腐の販売所などがあります。それらの建物裏を左に曲がると橋に到着。橋のたもとには車止めがありますが、気にせず越えて進みます。橋を渡りきるといよいよ林道です。木々が生い茂る森の中、沢へと続く道を抜けていきます。沢では、流水の音と森林の眺めが何とも言えない心地よさを与えてくれるので、脇に座って休憩するのも良いでしょう。辺りを見回すと季節によってさまざまな植物を楽しむこともできます。苔の緑と岩がゴロゴロとしている風景も、心を落ち着かせてくれます。道が分かりにくい場所もありますが、岩などに書かれている赤い矢印を目印に進んでください。沢を抜けると黒栂谷道の終点・セトに到着します。

※12月下旬から1月にかけては積雪が予想されます。今回のルートより安全な道もありますので、事前に天候・道順を確認し、体力に応じて登ってください。

黒栂谷道の終点・セトから売店

  • 開けたところで小休止。川の水は冷たくて気持ちいい。
  • 10月初旬とだけあって、キノコもたくさん発見!
  • 急な登り坂は、ロープを使って登ります。
  • 登山者の登山回数を張り出している看板。なんと1万回以上の方も!

原生林地帯を越えて

セトからは、カトラ谷を抜けて山頂方面を目指します。ここから先は、金剛きっての原生林地帯が広がる登り坂となります。ここまでくると、沢から抜けてコナラ、クヌギなどが目立つ森の中になり、秋には紅葉が楽しめます。道幅が狭いところや、はしごなどを使って登る場所もありますので、冬の時期は特に注意が必要です。そこを登り切れば、広場が。その広場をさらに奥へと進むと、国見城跡、売店、転法輪寺に着きます。ここには10,000回以上訪れている登山者の名前が張り出された看板があり、売店では登山回数に応じた記念バッジなどが手に入ります。山頂まではもう少しですが、山頂は神社の敷地内となるので、飲食は禁止。お昼は売店付近の広場で取るのがよいでしょう。

山頂から南海バスのロープウェイ前バス停

  • 山頂へと向かう道にある夫婦杉。迫力があります。
  • こちらの葛木神社が金剛山の山頂となっています。
  • 周りの山々を眺める展望台からの風景。
  • 杉林を抜ける下りルートは、歩きやすい舗装道が続きます。

山の上から海を眺める

金剛山の山頂・葛木岳へは、売店付近から20分ほどの距離です。道も緩やかな登り道ですので、灯ろうなどを眺めながら、観光気分で向かうことができます。葛木岳の三角点は、神社の敷地内となるので、葛木神社の前に目印があり、そのさらに奥へと進むと、東の一等三角点となる湧出岳に到着です。三角点からの眺望は期待できませんが、下山途中にある展望台から、周りに広がる山々はもちろん、大阪湾、天気の良い日には関西国際空港も望めます。ひととき、眺望を楽しんだら、金剛遊歩道を下ります。金剛遊歩道は、コンクリートの急坂。途中の伏見峠を曲がりさらに下り続けます。登り口とは違い分かりやすい一本道。下りきると目の前には、南海バスのロープウェイ前バス停があります。

登山後記

南大阪の小学校などでは、遠足で登ることの多い金剛山。赤坂城跡を抜ける階段のルートが有名ですが、今回は、沢を通る黒栂谷道を登ってみました。取材時は、紅葉間近の爽やかな陽気に包まれた季節。沢のルートということもあり、サワガニとの遭遇や町では見慣れない植物の発見、ハシゴでのちょっとした冒険気分と、歩行時間は短いですがなかなか密度の濃い登山となりました。樹氷を見に来るハイカーも多い金剛山ですが、初秋の谷から斜面を見上げる森の緑も素晴らしく、気持ちもスッキリ。まだ登ったことがない人は、是非春や秋にこのルートを歩くことをおすすめします。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2010年11月16日

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