伊吹山

伊吹山?滋賀の名山から、東海を望む?

登山口から三合目

  • スキー場の名残があり、丘の緑の芝生が美しい一合目付近。
  • 登山道入口からしばらくは木々に囲まれた森の道。
  • 時折足を止め、眼下に広がる街並みを眺めている登山者も。
  • 元スキー場横を通る登山道を登って行きます。
  • 丘を越えてさらに先へ進めば、いよいよ斜面も急に。

草木が広がる丘を越えて

登山口に到着すると、すぐ横手に湧き水のポイントがあります。そこから上へと登山道が延びていますので、その道に沿って進みます。一合目までは、背の低い草や木々が周りを覆い、山頂の様子をうかがい知ることはできませんが、春や初夏には花を中心に、秋になれば紅葉や栗といった季節の花木を楽しむことができます。その道を越えると、一合目。一合目にはレストランやトイレがあり、かつてここにはスキー場があったので、その名残の建物が今も残っています。また、目の前には、ゲレンデに使用されていた丘が広がり、パラグライダーの教室などがここで行われています。その丘のずっと先に見えるのが、伊吹山の山頂。草花が咲くその丘をゆっくりと登っていくと、砂利道へと到着し、いよいよ伊吹山登山の本番です。

三合目から山頂

  • 先が見通せる山道をずっと歩いて行きます。
  • 足下には、砂利が多く歩きにくいところも。
  • 木陰がないので帽子は必ずかぶりましょう。
  • 春と初夏に咲く花が美しいと有名な伊吹山。9月上旬でも少し咲いていました。
  • 七、八合目までくると随分眺めが良くなります。

砂利のジグザグ道は足下に気をつけて

三合目まで来ると、伊吹山の山頂が見えてきます。遠くに見える山頂まで続く道を歩く登山者たちが、米粒のようなサイズで見えることでしょう。その道をこれから進んでいきますが、足下は砂利が多く、傾斜もほどほどにあります。道沿いには春と初夏を中心にたくさんの花が咲いているので、それを眺めながら歩くのも楽しみのひとつです。さらに、秋にはススキが見頃を迎えますので、季節ごとに違った趣が味わえます。五合目まで到着するとさらに砂利は増え、ジグザグの道へと変わっていきます。その道から、眼下を眺めると、先には米原や長浜といった湖北の景色が広がり、山に囲まれた盆地であることが実感できます。また、天気が良ければ、琵琶湖まで見渡せます。そして、さらに上へ上へと登っていくと、七合目を過ぎたあたりからゴロゴロとした岩が多くなり、これまで以上に坂が急になっていきます。1,377mとそれほど高い山ではありませんが、日本アルプスの山々と似たような雰囲気を少し味わうことができます。 山頂はもうすぐなので、足下に気をつけて登りましょう。

山頂からパノラマスポット

  • 週末ともなれば、山頂にはたくさんの登山者と車での観光客の姿が。
  • 九合目付近にある岩。大きくせり出しています。
  • トリカブトの花が咲いていました。
  • 山頂まではあと少し。最後はゆったりした道を登って行きます。
  • 山頂には、小屋がたくさん。こちらでお土産やご飯の販売も。

観光客と登山客で溢れる山頂

ジグザグ道をひたすら登り、最後の岩が多いところを抜けると、山頂です。山頂に着く少し前から、青い屋根の小屋が見えてきます。はじめは1つしか見えない小屋も、近づくにつれてたくさんあることにびっくりしますが、それらはすべて、お土産を売っていたりご飯が食べられたりする商店。伊吹牛乳、伊吹蕎麦といった名産品が売られています。その3、4軒ほどある小屋の真ん中あたりに三角点はあります。さらにその奥へと進むと、岐阜や名古屋方面の景色を堪能できるスポットもあり、360度、まさにパノラマの景色が広がっています。そして、先ほど歩いてきた道沿いには、春、初夏に楽しめるお花畑が広がります。取材をおこなった9月上旬の時期には、トリカブトの花が咲いていましたが、もっと楽しむには、初夏がベストだそう。山頂で一休みしたら同じ道を下って戻ります。下りでは、岩や砂利が多いので、上りの登山客に落石させないように気をつける必要があります。

登山後の楽しみ

伊吹山登山口から車、または、タクシーで20分ほどの場所にある[須賀谷温泉](公式サイト)がおすすめ。ここまで来ずとも登山口付近には、温泉がありますが近隣の府県から来ている場合は、せっかくなので足を伸ばしてみたいもの。というわけで、戦国大名、浅井長政やその妻、お市の方も疲れや傷を癒したと言われるお湯で、疲れを癒しましょう。露天風呂も静かで落ち着ける雰囲気で、のんびりできるのが◎。

登山後記

日本百名山のひとつということもありますが、ジグザグ道、そして、ずっと日陰のない状態で登っていく様子が、富士登山と似ているため、その練習としてもよく使われる伊吹山。ということもあり、若者が多い! 歩行距離はそれほど長くありませんし、難所と呼ばれるところもありませんが、やはり、日陰がないので体力を奪われます。帽子を被ってしっかりと水分補給して登ってください。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2011年10月11日

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