金毘羅山

金毘羅山?京都の奥座敷・大原の山と温泉を楽しむ?

出町柳駅からロッククライミングスポット

  • バス停から望む大原の景色。周りは山に囲まれ盆地の京都らしい風景が広がります。
  • 山道に入ると、迎えてくれるのが杉林。鹿よけの柵がところどころに。
  • 峠にある石碑。ここからの道は、若干分かりにくく注意が必要です。
  • 階段を上ると、比叡山方面が綺麗に見える場所も。
  • ロッククライミングスポットの少し手前にある琴平新宮社。

「好色一代男」でも知られる江文神社を越えて

出町柳の駅前から大原の里方面行きのバスにゆられること40分、戸寺バス停に到着。京の街中を離れると田園風景が広がり、その周りを囲む山々の姿がゆったりとした時間を感じさせてくれます。そんな景色を眺めながら、バス停正面に立つ地元の野菜や加工品を売るお店の前を通り過ぎ、京都方面へ少し戻ります。そして、右手に曲がり進んでいくと、高野川にかかる元井出橋に到着。そこからもしばらく畑の間を通る道が続きます。この辺りはまだアスファルトの道が続きその先に、京都一周トレイルの道標があります。いよいよここから山へ。まずは、井原西鶴著の「好色一代男」に登場する大原雑魚寝でも有名な[江文神社]方面へ。道は比較的緩やかです。[江文神社]へは、途中の分岐でルートを外れて進むと到着。時間があれば寄ってみるのもいいでしょう。その分岐を左手に進み歩いて行けば、鞍馬~大原間を繋ぐバスの停留所に到着。その峠道を右手に進むと、鳥居と石碑が見えます。その鳥居をくぐりさらに上へと目指します。ここからは、階段が続き、少し道も急に。さらに上まで行くと、ロッククライミングが出来る場所も。この辺りは、見晴らしがいいスポットもあり、春や秋は色づく山の景色が堪能できるでしょう。

ロッククライミングスポットから金毘羅山山頂

  • 山頂付近から見える景色。視界が開ける数少ないスポット。
  • このような案内板が、道中にいくつか立っています。
  • 遠くからだと道が分かり難いが、迷う心配はない。
  • 山頂手前にある鳥居。奥には石碑もあり。
  • こちらも山頂付近からの展望スポット。里山の様子も眺められます。

金毘羅山山頂から大原に向けて

ロッククライミングの道標が続く地帯を抜けると、ジグザグの道に。その曲がりくねった道をさらに進むと、ようやく金毘羅山山頂へと向かう分岐まで到着します。分岐を左に曲がるとすぐに、鳥居が見えます。その鳥居の横の道を道なりに進んでさらに奥へと。その先へ行くと視界が開け、貴船山や周りの山々を一望できるスポットに到着。山頂はさらに奥へと向かった先にあります。山頂までは一本道なので、道なりに歩いて行ってください。広場や休憩場所も特にありませんが、三角点の標識が分かりやすく立っています。そして、来た道を分岐まで戻り、今度は左手へと向かいます。ここからは下り道、[寂光院]まで一気に下ります。この下り道には段差が大きいところが数カ所ありますので、気をつけて下りましょう。途中に分岐があり、そこを右手に折れると大原小学校の近くへ下山します。今回はその道を左手に進み、[寂光院]裏側にある山道の入口へと向かいます。雑木林を抜けるといよいよ山道も終わり。今回は2つめの目的地、日帰り入浴ができる[大原温泉 湯元 京の民宿 大原の里]へ向かいます。

立ち寄りスポット

今回のコースで歩けば、帰りにちょうど立ち寄れる[寂光院]。大原といえば、[三千院]もありますが、ここはこちらに立ち寄りたいところ。[寂光院]は、平清盛の娘、建礼門院が余生を過ごした場所としても有名。大原の情緒溢れる自然美の中で佇む姿に、平家の儚い歴史を想像してみるのも一興かも知れません。

  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    寂光院
    エリア
    京都府京都市左京区大原草生町676
  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    三千院門跡
    エリア
    京都府京都市左京区大原来迎院町540

登山後におすすめの温泉宿

  • ひとりで広々と使える露天の釜風呂。夜空を眺めれば綺麗な星空が。
  • 白い暖簾が目に飛び込み、趣も感じさせてくれます。
  • 白菜、キャベツ、ネギの自家製野菜と丹波篠山からの猪を味噌鍋に入れて、じっくり煮込んでも美味しくいただけます。
  • 自家製味噌の鍋なので、あっさり。そして、味噌の風味が猪の臭みを綺麗になくしてくれます。
  • こぢんまりとしたサイズがジャストな温泉。右手奥には、内風呂、そして、その横から露天風呂へ。

日帰り入浴を楽しむもよし、泊まるもよし

[寂光院]を越え、土産物店などが立ち並び始めると見えてくるのが[大原温泉 湯元 京の民宿 大原の里]。大きな暖簾が窓口に掛かり、中からは観光客の声や、お店の方の声が聞こえてきます。その暖簾をくぐり中へ。食事時であれば、自家製のお味噌のいい香りが漂い、食欲をそそります。この[大原温泉 湯元 京の民宿 大原の里]は、日帰り入浴もあり、ドリンクコースをはじめ、おにぎりコース、そして、名物の味噌鍋を楽しめるコースなど温泉入浴付きのプラン(大人:1,000円~)があり、登山後に立ち寄るのにもピッタリなスポット。温泉は、露天五右衛門風呂と別の露天風呂に内湯の3つ。紅葉を見ながらの露天風呂は、気持ちが安らぐと同時に、大原の静けさがのんびり気分にいっそう浸らせてくれるいいお風呂。ちなみに、湯質は、ナトリウムイオンと炭酸水素イオンが多く含まれる美肌系、また、病後回復後の静養にも適しているとされています。そんな温泉にゆったりと浸かった後、召し上がって欲しいのが、冬の寒い間に作られた自家製味噌を使用したボタン鍋。丹波篠山の猪に、この宿の畑で採れた野菜が入って、ゴマだれ、もしくは、味噌のおダシでいただきます。ほかにも、地鶏の鍋や、季節限定で山椒のボタン鍋もあり。味わった後は、泊まって翌日に大原観光をして帰るのも日程に余裕があれば、してみたいものです。

登山後記

今回は、少し趣向を凝らして山+温泉でご紹介しましたが、山の後の温泉は、3割増しで良いものですね。さらに、取材に訪れたのが11月の末、京都の観光シーズン真っ盛りということもあり、少し早めでしたが紅葉も楽しめました。自然豊かな大原の環境に囲まれながら、ゆっくり温泉に浸かり、その後、ボタン鍋をいただく、これは本当におすすめです。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2011年12月20日

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