有馬三山

有馬三山?温泉街を山から望んで 新緑と温泉を満喫?

有馬温泉駅から落葉山山頂へ

  • 有馬の温泉街を山中から見た様子。初夏からの美しい緑に囲まれる姿が◎。
  • 登山口すぐの階段。上を見ると大きな椿の木が2本。
  • 妙見寺のお堂。綺麗に整備されている。
  • 4月下旬から5月上旬までは、ヤマツツジが目立つ。
  • 寺を越えると下りになる。三山ともにアップダウンが激しい。

山頂に建つ壮麗なお堂を目指して

神戸電鉄有馬線に乗り有馬口からさらに1駅、有馬温泉駅に到着。そして改札を抜け、土産物店、温泉旅館、ホテルを右手に、温泉街を流れる有馬川を左手に歩けば、バスターミナルに辿り着きます。さらにそのバスターミナルから、赤い提灯が並ぶ階段へと向かうと登山口があります(温泉神社へ向かう方向とは逆方向)。その登山口からしばらく落葉山の山頂までは、舗装されたコンクリートの道が続きます。途中、温泉街を眺められるポイントがあり、緑に囲まれたひと味違う温泉街の姿を見ることができます。そして、しばらく歩くと[妙見寺]へ到着です。
[妙見寺]は明治39年、愛宕山の麓から移された日蓮宗のお寺で、有馬の鎮護のため福徳開運北辰妙見大菩薩尊像が祀られています。お堂も立派で、その姿を眺めながらちょっとした休憩を取るのもいいでしょう。
そのお堂の先に落葉山の山頂があります(本当の山頂は、このルートから少しそれたところにありますが、この[妙見寺]を山頂と呼ぶことが多いので山頂としています)。

落葉山山頂から湯槽谷山

  • 左に生えるのが、ヤマツツジ。道中あちこちに咲いている。
  • 新芽が生える季節。春から夏にかけての登山の醍醐味。
  • この先も木段が続く。
  • 山頂からの下り。緑の色が濃くなり始めていた。
  • 上を眺めると、杉の木が目立つ。

上って下って三山制覇

[妙見寺]のお堂を抜け、落葉山山頂を越えると下りになります。春ならピンクや紫のヤマツツジが咲き(4月下旬~5月上旬)、木々の葉も芽吹き始めて、暖かくなる兆しを感じながらハイクを楽しむことができます。しばらく下りが続いた後は、灰形山山頂に向けての上りになります。こちらの上りは、少し急な坂が続きます。無理をせず、ゆっくりと進みましょう。また、地面が滑りやすくなっているところもありますので、足下にはくれぐれも注意してください。
徐々に大きな石が増え始めたら、木段へと変わります。急な坂を上った後に繋がる木段ですので、こちらもなかなかハードな上りです。そこを登り終えたら、灰形山山頂までもうすぐです。
山頂は、展望があまりよくありませんので、休憩を取ったらすぐに出発しましょう。こちらの山頂から次へもいったん下り坂となります。またこの灰形山から湯槽谷山山頂へのルートは、裏六甲縦走路としても知られ、この先をずっと進むと[六甲]へと繋がっています。

湯槽谷山山頂から谷間を抜け温泉街

  • 分岐付近にある堰堤。
  • 谷間へと続く道。標識には、難路と書かれています。
  • 谷間にはこんな場所もあります。足場も悪いので気をつけておりましょう。
  • 鬱葱と覆い茂るササ。長ズボンの着用を忘れずに。
  • 急坂を下り終えると足下には、川が。

峠から谷間を下って温泉街でまったり

灰形山を越えて、下りを経て裏六甲中走路を進むと、次は湯槽谷山山頂に到着です。この山頂への道も急坂になります。山頂へ到着し、また下り始めた途中に、谷を抜けて進むルートと、先へ進み紅葉谷道との出合いから回って温泉街へ進むルートの分岐にさしかかります。この分岐が湯槽谷峠になり、今回は、谷を抜けてのショートカットルートをご紹介します。ただし、このショートカットルートは、小さな子どもや年配の方は不向きですので、迂回のルートをおすすめします。また、雨の後には増水している場合もあるので注意して下りましょう。
谷間を下りきれば、ササが覆い茂る道へと出ます。そこを過ぎると次は、砂防堰堤が現れます。その堰堤を左手にある坂道から越えて、さらに下るとロープウェイ乗り場へと続く林道に出ます。そこまで来ると後は、温泉街までどのルートを通っても良し。
外湯を楽しみに向かうルートや温泉宿を眺めながら駅に向かうルートなど、好みに合わせてどうぞ。

立ち寄りスポット

有馬とくれば、やはり温泉。「六甲山からの有馬温泉ルート」と同様ですが、この山もご多分に漏れず、温泉とセットで楽しみたいところです。本来は無色透明なのですが、涌出後すぐに茶褐色に濁る湯が特徴の[金の湯]に、正真正銘、無色透明で銀泉と呼ばれる[銀の湯]と2つの外湯が楽しめます。気分によって、どちらを選んでもよし。さっぱりして、帰路につきましょう。
時間があれば[有馬玩具博物館]もおすすめです。

  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    金の湯
    エリア
    兵庫県神戸市北区有馬町833
  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    銀の湯
    エリア
    兵庫県神戸市北区有馬町1039-1
  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    有馬玩具博物館
    エリア
    兵庫県神戸市北区有馬町797

登山後記

有馬三山。登山口が非常に分かり難かったのですが、有馬温泉のバス停の待合室の反対と覚えておけば、迷わず進めます。取材時は4月下旬ということで、山の色が徐々に緑に変わる時期だったので、山中がとても美しく印象的でした。関西の山を紹介している本などではコースタイムが4時間程度ですが、体力に自信のある方なら3時間くらいで下山可能です。朝から行けば昼過ぎには温泉街に戻って来れますので、その後、「立ち寄りスポット」でもご紹介した[有馬玩具博物館]を見学して温泉満喫もいいのでは。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2013年5月28日

ページの先頭へ