入之波温泉/山鳩湯
奈良

入之波温泉/山鳩湯

毎分500リットル自噴する
薬湯に浸かる

奈良県の最奥地・川上村の大迫ダムの畔に建つ秘境の宿。この宿の最大のウリは何と言っても“温泉”。一説には平安時代からこの地に自然湧出していたとも言われる名湯は、今も毎分500リットルというすさまじい勢いで自噴し続けている。奥深い山里ならではの田舎料理も楽しみの一つで、鴨・猪・熊などを使ったジビエ料理や、山菜、川魚など滋味深い品々をゆったりと楽しむことができる。

関西の温泉ライターが解説

どんな温泉宿?
  • 薬湯とも呼ばれていた名湯
  • 大迫ダムの畔に佇む秘境の宿
  • 山深い土地の旬の味を満喫できる夕食と朝食
ライター:津田晴男
  • 料金目安 10,001円~15,000円
  • 源泉掛け流しあり
  • 露天風呂あり
  • 貸切風呂なし
  • 3種以上のお風呂なし
  • 日帰り入浴 あり
泉質
炭酸水素塩泉
ダム湖の風景
大迫ダムの
畔に佇む
最上階の駐車場
食事処からの風景

写真:大迫ダムのダム湖を囲むように山々が連なる/最上階の駐車場/食事処の大きな窓から見える木々の緑

湖に面する斜面に沿って建つ5層構造の建物

日本一の多雨地帯としても知られる大台ヶ原の雨水が流れ込む大迫ダム、そのダム湖の畔に建つ建物の駐車場になる最上階から階段を降りて1階フロントへ。さらに下へ降りて客室のある地下1階、地下2階、一番下の階の浴場まで続いている。山の斜面に沿って立っていることが、独特の吉野建と呼ばれる特徴的な建物になっている理由だ。浴場はもちろん食事処や客室など建物のいたるところから、ダム湖や周辺の山々の自然の景色を楽しむことができる。

男性用の露天風呂
湯量豊富な
名湯に浸かる
女性用の内湯
温泉

写真:男性用の露天風呂/広々とした女性用の内湯/溢れ出た湯の析出物が固まり独特の模様を作る

ダム湖を望む露天風呂で心身ともにリフレッシュ

敷地内の泉源から、少しぬるめの約39.4度で絶え間なく湧き続ける名湯は、一切の加水、加温をすることなくそのままの状態で男女の内風呂に注がれる(冬期のみ加温する)。内湯で溢れ出た湯はそのまま露天風呂に注がれ、さらに近隣の谷へと流れて行く。まさに、自然の循環の一部に人間がちょっとお邪魔させてもらったような状態だ。男女の浴室にはそれぞれ内湯と露天風呂があり、そのすべての場所からは眼下のダム湖や周辺の山々の美しい自然の景観を望むことができる。

源泉
江戸時代から
続く薬湯
湯元
溢れ出た湯

写真:湯元から24時間絶え間なく湧く源泉/食堂の窓から湯元を見ることができる/溢れ出た湯は谷筋に流れ、自然へと帰る

さまざまな成分を含む湯の計り知れない効能を実感

敷地内の湯元から自噴し続ける湯は湧き出た直後は無色。時間がたつにつれて湯に含まれる鉄分が酸化して茶褐色の湯に変化して行く。炭酸水素塩泉というシンプルな泉質名ながらその湯の成分は複雑。身体を揉みほぐし、血行を良くする炭酸泉であるのと同時に、肌をすべすべにする美人の湯として知られる重曹泉でもある。さらに、鉄分や塩分を多く含み、極めつけは浴槽の回りに析出物として固まっているカルシウム成分。江戸時代から“薬湯”として親しまれたきた天下の名湯、その湯の効能は計り知れないとも言われる。

河内鴨鍋
メインは
鴨や猪のジビエ鍋
アユの塩焼き、ゼンマイなどの山菜や鴨肉の燻製
朝食

写真:河内鴨鍋はシメに雑炊かうどんを選べる/アユの塩焼き、ゼンマイなどの山菜や鴨肉の燻製も/ご飯がすすむおかずがそろう朝食

山のご馳走が勢ぞろいする夕食はボリュームも満点

鴨や猪の鍋をメインに、吉野の山菜や地元の野菜、アマゴやアユなどの川魚など山のご馳走が並ぶ夕食は1階の食事処でいただく。河内鴨を使った鴨鍋は味噌味ベースの秘伝のダシで鴨肉と地野菜をグツグツ煮込む宿の看板メニュー。アユやアマゴの塩焼きや、ゼンマイ、ワラビなどの山菜料理も並び大満足のボリュームだ。朝食には奈良県桜井産の米を温泉で炊いた釜飯もいただける。

1号室
景色を楽しみ
ながら過ごす
2号室
9号室

写真:大欅が目の前に立つ1号室/こじまんまりとした2号室/湯元目の前の9号室

ダム湖と山々の景観が楽しめる落ち着いた和室

1階と地下1階にある客室は全7室。6畳から10畳の和室ですべての客室はゆったりと落ち着いた雰囲気。部屋の窓からは角度によって見える景色が異なり、1号室からは樹齢数百年にもなるという大きな欅の木が目の前に見え、9号室の窓の向こうは絶え間なく名湯が湧く湯元が見える。秘境の宿ならではの豊かな自然の景色を楽しみながら寛いだ時間を過ごすことができる。宿泊は2名~予約可。

ここがうれしい!宿泊者限定サービス ここがうれしい!宿泊者限定サービス

お茶とお菓子のサービスが受けられる
お茶とお菓子

宿に到着して部屋に落ち着いたら、山鳩湯の名が入ったお煎餅とお茶で一服。景色を眺めながらゆっくりしてから、メインイベントの温泉入浴へと向かおう!

朝食の温泉釜飯は宿泊客だけの特典
温泉で炊いた釜飯

日帰りでさまざまな食事を提供している山鳩湯。温泉で炊いた釜飯が食べられるのは宿泊客の朝食のみ。温泉に含まれるかすかな塩味がきいたご飯は、それだけでもおいしいおかずいらずの一品だ。

川上村 宇陀周辺
観光・お土産・グルメ

料金

宿泊

夕・朝食付き
  • 大人1名: 11,000円~
  • 子供1名: 中学生以下で大人と同じ食事の場合は10,000円~。食事は子どもセット8,000円の用意あり。食事なしの場合は施設利用料1,000円

日帰り利用

入浴のみ
  • 大人1名: 800
  • 子供1名: 400
入浴+食事
  • 食事とセットのコースはなし。食事は食事処で山菜定食1,400円やあまご釜飯1,500円などを別途注文可
備考
  • 無料 アメニティセット(シャンプーなど)
  • 有料 バスタオル販売400円、ハンドタオル販売250円
  • メンテナンスなどのため利用不可の場合あり(来館前に要問合せ)
  • 日帰り利用は10時〜16時

施設の基本情報

施設名
入之波温泉 山鳩湯
住所
奈良県吉野郡川上村入之波391
アクセス
車:南阪奈自動車道葛城ICから国道169号線経由で1時間20分
電話番号
0746-54-0262
子供の入館
クレジットカード利用
不可
送迎
なし
公式サイト
http://www.yamabatoyu.yoshino.jp/

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