おとなの楽旅 〜のんびり電車でおとなの遠足〜

更新日:2009年01月06日

"笑い"で知る大阪、上方演芸の街を歩く

大阪府−大阪市

今回の楽旅見どころ

1道頓堀

見る

道頓堀 写真『蛍の探偵』という落語の舞台としても登場する道頓堀

日本のブロードウェイ!活気に溢れた芸の町

上方演芸の舞台を歩く今回の旅の出発地は、大阪のシンボルである道頓堀から。この界隈は最盛期には約20軒もの芝居小屋が軒を並べ、演芸の町として広く知られていた。特に「道頓堀五座」といわれた浪花座、中座、角座、朝日座、弁天座の五つの劇場が人気を集め、周辺一帯が芝居小屋へと向う人々で賑ったという。

大阪府立上方演芸資料館 ワッハ上方 写真初代桂春団治が愛用したという赤い人力車の再現展示

楽旅ポイント
休日にはボランティアガイドが常駐しているので、詳しい解説を受けることができる

貴重な資料の数々で「笑い」の文化と歴史を知ろう

道頓堀で往時の活気を感じたら、全国で唯一という「笑い」の資料館へ。落語や漫才、浪曲などの上方演芸と上方喜劇に関する資料を収集しており、その収蔵点数は約5万点。資料展示や体験型展示など趣向が凝らされた館内で、楽しみながら上方演芸の歴史や文化を学ぶことができる。「施設情報」詳細へ

大阪府立上方演芸資料館 ワッハ上方 写真資料展示のほか映像・音声の
視聴ができる
演芸ライブラリーもある

生國魂神社 写真近松門左衛門をはじめ約700柱が合祀されている「浄瑠璃神社」

はなし家から厚い信仰を集める上方落語発祥の地

続いては大阪最古の縁起を持つ古社へと向う。こちらは上方落語の発祥の地といわれており、江戸前期に活躍した米澤彦八というはなし家が境内で演じていた「仕形物真」「軽口噺」がその原型となった。境内には浄瑠璃作家として有名な近松門左衛門を祀る「浄瑠璃神社」や『好色一代男』の作者として知られる井原西鶴の座像などもあり、今なお芸に通じる人の参拝が絶えない。「施設情報」詳細へ

生國魂神社 写真当時の様子を伝える米澤彦八の石碑

高津宮 写真
1,000年以上の歴史を持つ古社でもある」

古典落語の代表作『高津の富』の舞台

名作として名高い古典落語『高津の富』をはじめ、『高倉狐』や『祟徳院』など数々の落語の舞台として登場する古典落語の集積地。現在「高津の富亭」と名づけらた参集殿では、定期的に落語の寄席が行われている。また上方落語四天王の一人として戦後の落語復興に尽力した5代目桂文枝の最後の高座が行われた場所でもある。「施設情報」詳細へ

高津宮 写真本殿西側には5代目桂文枝の
功績を讃える石碑が立つ

大阪水上バス アクアライナー(八軒家浜船着場) 写真中央公会堂や大阪城などを船上から望むことができる

水の都大阪を船上から楽しむ

上方落語ゆかりの社寺を巡ったら進路を北に。次は休憩を兼ねて水上遊覧を楽しもう。約1時間のクルーズでは淀屋橋や桜ノ宮、大阪城方面へと移動しながら数々の橋をくぐり、かつて「八百八橋」といわれた水都・大阪の景色を楽しむことができる。水面から望む大阪の風景はいつもと違って感じられるはず。ちなみに船が行く大川周辺は『千両みかん』や『三十石』などの落語の舞台にもなっている。「施設情報」詳細へ

楽旅ポイント
船内にはドリンクコーナーやトイレもあるので、快適なクルーズが楽しめる

大阪天満宮 写真境内を歩けば往時の熱気が感じられるかもしれない

今なお続く落語の世界『初天神』の舞台を歩く

ほのぼのとした町人風情を描いた古典落語『初天神』の舞台。祭神である菅原道真公の月命日が25日であることから、その年の最初の縁日を「初天神」といい、現在でも毎年1月25日に行われている。また学問の神・菅原道真公を祀ることから、かつては文化人のサロンとしての役割を果したといい、江戸時代には歌を詠む行事が多く開かれ、井原西鶴や近松門左衛門など多くの有名人が集った。「施設情報」詳細へ

大阪天満宮 写真まずは心静かに手を合わせよう

天満天神繁昌亭 写真巧みな語りに会場は拍手喝采!至芸を堪能しよう

笑いに満ちた常打ち小屋で上方落語の粋を見る

上方演芸ゆかりの地を歩き、文化や歴史を十分に学んだら、締めくくりはやっぱり本物の落語で。戦後60年ぶりに復活した落語専門の定席には、色鮮やかなのぼりやズラリと並んだ提灯など、華やかな雰囲気に期待も高まる。芸を尽くした寄席に聞き入れば、大阪に息づく「笑い」の奥深さを感じられるはず。「施設情報」詳細へ

天満天神繁昌亭 写真
天井いっぱいに提灯が吊るされた客席

旅のポイント 編集後記

旅のポイント 編集後記 写真

撮影の空き時間にモデルのご夫妻とともに天神橋筋商店街をぶらりと散策。奥さまは初めて訪れたそうで、活気にあふれる商店街に興味津々。スタッフ一同も釣られるようにあれやこれやと店先を覗いて楽しみました。高津宮から水上バスへ向かう途中に通る空堀界隈も、趣のある街並なので散策におすすめです。

今回の旅人 写真

今回の旅人
Y様ご夫妻(京都府在住)
ご主人様
知ったつもりでいた大阪も、まだまだ知らないことがたくさんあると実感しました。
奥様
行きたかったところに訪れることができ、興味深い話しも聞けて学びある旅でした。

【取材・文】眞田健吾/【撮影】辰巳隆広

今回の楽旅見どころ

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