西田辺＜後編＞のあとがき
―スタッフ目線のビタペディア―

引き続きの西田辺駅、後編ではもうちょっと駅を大回りして、よりディープな路地を進みます。閑静な住宅街の中にある“通なお店”が多かった今回ですが、どのお店もご家族で営まれているお店でした。「coto coto kitchen」さんはお母様と息子さんというタッグでしたが、それ以外のスポットは、偶然にもご夫婦による経営のお店ばかり！

1軒目の「みきや」さんは、4月でお店は51年を迎えるそう。昔はたくさんあった駄菓子店も、今では近辺ではこちらしか残っていないようで、学区の外からも小学生が買い物に来てくれるのだとか。小学生の名前はかなり覚えているというお父さん。撮影中に通りかかった中学生に声をかけて、「あんた、昔買いに来てくれてたなあ、大きくなったなあ」という一場面も。夫婦の長続きの秘訣を聞くと「けんかはしたことがない」とのこと。お父さんの懐の深さが窺い知れるエピソードでした。

続いての「レンタルスペース&カフェ 昭和サロン」さん。旦那さんは自身の趣味である鉄道の要素をお店にもっと取り入れたいけれど、奥さんに気を使って小出しにしているということでしたが、それでもつり革・プレート・青春18きっぷのポスターが壁に飾られてるなど、かなりアピール度は高く……!?　そのやりとりも微笑ましいものでした。最後の「ちゃぼ 本店」さんでは、年の差カップルの店主夫妻の馴れ初め話もちょこちょこ飛び出しつつ、二人三脚で頑張っている姿が美しかったです。西田辺はおしゃれな長屋通りもあり、まだまだ見所は多い雰囲気でした。来週もお楽しみに。