あらゆる場所に植え付けできる、ビカクシダの育て方。「グリーン好き夫婦オススメの珍植物」第5回

2018/08/13

WRITERイラスト:とりはち/テキスト:310

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あらゆる場所に植え付けできる、ビカクシダの育て方。「グリーン好き夫婦オススメの珍植物」第5回

毎月ひとつの植物をピックアップし、育て方や栽培記録、豆知識を紹介するこの連載。
紹介してくれるのは、両親の影響を受け幼少期から植物図鑑にかじりついていた生粋のグリーンマニアである310さんと、彼の口から次々と繰り出される植物のウンチクによって自然と詳しくなった奥さまのとりはちさん。そんな育成経験豊富なご夫妻による育てていると一目置かれちゃう、かもしれないちょっと珍しい植物を取り上げてきます。


ビカクシダの基礎知識

今回私たちが紹介するのは、土いらずの壁かけ植物「ビカクシダ」。その名の通りシダの仲間です。熱帯地域原産ですが、霜が降りない軒下や室内などで管理することで冬を越せます。
ビカクシダは、木の幹や岩などに張り付いて育つ着生植物の一種。土を必要とせず、ある程度の乾燥に耐え抜く力を持っています。ちょっと不思議な見た目と管理のしやすさも相まって近年人気が高まっています。

漢字で書くと麋角羊歯

別名コウモリラン

グリーンショップなどでは、コルク板や苔玉に張り付けて販売されており、壁に掛けたり天井から吊るしたり、オブジェやインテリア感覚でも楽しめます♪

ビカクシダの生態

ビカクシダの生態

普通葉と貯水葉

ビカクシダには胞子を作って飛ばしたり、光合成をする役目を担う普通葉と水を貯め込むスポンジのような役割を果たす貯水葉があります。貯水葉のなかには、古くなった貯水葉や外部から入ってきた落ち葉などが積み重なり、その中に根を張っています。栄養分も貯水葉から補っています。

貯水葉は古くなっても落ちずにその上に新しい葉が生えてくる

正しい水やりの仕方

ビカクシダに水やりをする際に気をつけたいポイントを紹介します。水やりは、霧吹きなどを使って貯水葉をたっぷりと湿らせます。水を蓄えるので乾燥には耐えますが、カラカラに乾ききる前に保湿してあげましょう。

ビカクシダの水やりPoint

季節に合わせた管理

春から秋にかけては、カーテン越しに日光の入る明るい窓辺や直射日光の当たらない軒下で管理し、冬場は霜が降りたり凍ったりしてしまわないように室内での管理がおすすめ。干からびない程度に最低限水やりを行いましょう。

季節に合わせた管理

また、エアコンなどの乾燥した風が当たると、ドライフラワーのように枯れてしまうので要注意。

NGポイント

アレンジ自在な植え付け

ビカクシダは、あらかじめコルク板などに植え付けたものを売られていることが多いのですが、ポット苗を買って好きな土台に植え付けてアレンジができるのも魅力のひとつ。
土いらずなので、お部屋を汚すことなく簡単に植え付けができちゃいます。

植え付けのポイントを押さえてアレンジを楽しもう!

用意するものは苗と水苔と土台、固定用の糸だけ! 水苔を土台と苗の間に挟むようにしてしっかりと糸で固定します。
貯水葉が大きく育つまで、乾かないようにこまめに水やりを行いましょう。数ヶ月もすれば根が張って糸をはずすことができます。

植え付けPoint

土台に使えるもの

土台に使えるものはさまざま。壁にかけたり、吊してみたり、インテリアとして置いてみたり、土台によっていろんなアレンジが楽しめちゃいます!
着生植物の植え付けによく使われるヘゴ板や、コルクボード、流木やココナッツの実、軽石や苔玉など、用途に合わせてお好きな土台を選んでみてくださいね♪

ちなみに我が家のビカクシダちゃんは苔玉に着生させています。

2枚目は梅の木に着生させたもの。

  • 310さん
    とりはちさん
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    310
    とりはち

    土作りのために数十匹のミミズを購入し庭に放つ植物狂の夫(310/文章担当)と、それに振り回され徐々にリビングを侵食していく植木鉢に怯える妻(とりはち/イラスト担当)。現在育てている植物は花、野菜、食虫植物など100種類以上。育てている植物のInstagram(https://www.instagram.com/torihachi888/

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