ライターの実績がなくても仕事をもらうためにやるべきこと、継続してもらうコツ

2018/09/11

WRITER吉川ばんび

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ライターの実績がなくても仕事をもらうためにやるべきこと、継続してもらうコツ

「ライターとして実績がない場合、仕事をもらえるようになるにはどうすればいいでしょうか?」

最近、このような相談をされることが増えました。

私自身もライター歴がまだ1年と経験も浅いのですが、大変ありがたいことに様々なメディアから執筆依頼をいただけるようになりました。しかし思い返せば、ちょうど1年前の今頃、私もライターとしての実績がなく、相談してくださる皆さんと同じような悩みを抱えていたのです。

そこで今回は、僭越ながら私がこの1年間で「仕事をもらうためにやってきたこと」を振り返ってみようと思います。ライターとしてのスタートアップに少しでもお役に立つことができれば幸いです。

ライターとして活動するために、まずしたこと

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1年前、ライターになりたかった私がまず初めに行ったことは「ライターという肩書きを手に入れること」でした。一般的にこれが正しかったのかどうかは分かりませんが、ともかく実績を作るために、できることは何でもやろうという精神だったのです。

当初は「新聞社や出版社、編集プロダクションに入社することが近道だろう」とは思っていたのですが、これらの会社の求人情報には、ほとんどの場合「未経験不可」と書かれていました。そんな中、とあるオウンドメディアを運営する会社が、インターンとしてライターの募集をしていたのを見つけました。しかも、求人には「未経験大歓迎」とも書かれていたのです。私は早速この会社にインターンとして入社し、ライターとしての第一歩を踏み出すことになりました。

しかし、その会社のオウンドメディアに掲載される記事は海外ニュースをまとめたものが中心で、私が執筆したい記事とは方向性が違っていたこともあり、私はプライベートで自分のブログを立ち上げました。「自分が本当に書きたい記事はブログで書こう」と思ったためです。

そしてこれが、私にとって大きな転機となりました。

ブログでは、日記やエッセイを中心に、自分が考えていることなどを自由に書くようにしていました。そして読者を増やすために、できるだけ毎日1記事(最低でも3日に1記事)ペースで記事を更新していきました。ほとんど毎日ブログを書いていると、そのうち書くネタがなくなってくるのですが、ここからは自分の内面を掘り下げていく作業へと移行していきます。

「過去に自分が強く感情を揺さぶられた経験はなかったか?」「自分の中で強く根付いている信念とは何か?」など、より「自分」という存在の根源的な部分と向き合うことで、新しいネタが浮かんでくることがあるのです。

そうやってネタを探しながらブログを書き続けた結果、私が書いた「若手社員にしつこく連絡をしてくる『しんどいオッサン』の話」というエントリーが、TwitterなどのSNSで爆発的に拡散されました。それまでは1日に100人ほどにしか訪問されていなかった私のブログが、2日間で約16万PVという数字を叩き出したのです。

このエントリーは予想外に大きな反響があり、テレビやメディアで紹介されることもありました。

それからは「吉川ばんび」としての認知度が少しずつ上がり、ライター同士の交流会などに参加すると「あのブログの記事書いた人だよね?」と声をかけてもらうこともありました。また、メディアの方から「うちでも記事を書いてくれませんか」とお仕事のご依頼をいただくことが増えたのです。

仕事を継続してもらうためには?

さて、ここまではライター未経験者がお仕事をもらえるようになるまでの経緯についてお話しました。

ここからは、「初心者のライターが継続してお仕事の依頼をいただけた理由」を自分なりに分析したいと思います。

私の場合、ブログの影響で当初は「おじさん世代と若者の関係」についてのコラム記事の執筆を依頼されることが多かったのですが、その記事を書いたメディアで連載を任せられるようになり、次第に書くテーマが「おじさん」から「ブラック企業」へと変わり始めました。

私の書いたコラムは、「ブラック企業で日々疲弊しているけれど、入社して3年も経たないうちに会社を辞めると転職できないのではないか」と悩んでいる人に向けてのものでした。私は、ブラック企業に新卒で入社し、肉体的にも精神的にも病んでしまい、5カ月で会社を辞めました。しかし、早期退職したにもかかわらず転職には特に困りませんでしたし、転職後に入社した会社の方が、はるかに待遇もよかったのです。そういう経験があるからこそ、「ブラック企業で心身を疲弊させてまで働き続ける必要はない」ということを伝えたかったのです。

このコラム記事はありがたいことに大きく話題となり、110万PVを超え、これがきっかけでさらに仕事が増え、ラジオなどに出演する機会にも恵まれました。

専門分野を見つけることが大事

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これらの経験から私が気づいたことは「唯一無二の専門分野」を見つけることが、新たな仕事につながっていくということです。私の場合は「職場の上司からのセクハラまがいの連絡に困っている女性社員」や「ブラック企業を辞められず苦しんでいる人」に向けての記事が執筆できたことが、今も継続して仕事をもらえているきっかけだったと思っています。

さらに「反響のある記事を書く方法」という側面から言えば、自分の中にある「どうしても伝えたいこと」を原動力にして記事を書くことが大事だと考えています。

私は、職場の男性からしつこくプライベートな連絡が来ることに対してストレスを持っていて、同じような悩みを持っている女性に向けて「おじさんのタイプ別傾向と対策」を共有したかったし、ブラック企業から転職して人生が好転した経験をもとに、「最低でも3年は勤めないと転職できない」と苦しむ必要はないことをどうしても伝えたくて、記事を書きました。

そういう、内側から溢れ出る感情をもとに書いた記事は、きっと人から読まれますし、共感もされます。

自分の人生を振り返ってみて、他の人には書けなさそうな経験や思想があるなら、ぜひ一度文章に起こしてみてください。それがあなたの「専門分野」になるかもしれませんし、仕事に直接つながる記事になるかもしれません。

  • 吉川ばんびさん
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    吉川ばんび

    1991年生まれのフリーライター。若者の働き方について多数のメディアで執筆活動を行う。取材・インタビュー・コラム・エッセイなど幅広く活躍中。

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