「仕事に行きたくない」と思ったことがない?ワーケーションを先取る和歌山・白浜

2019/07/01

WRITERテキスト:トライアウト・黄田駿/撮影:トライアウト・井上雅央

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「仕事に行きたくない」と思ったことがない?ワーケーションを先取る和歌山・白浜

温泉やパンダで有名なリゾート地・和歌山県白浜町に、国内外からIT企業などが次々と進出し、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」の拠点がつくられています。その中の1社、東京の飲食チェーン「サブライム」の白浜事務所にお邪魔し、実際に働く方々のリアルな話を伺いました。

――まずは自己紹介をお願いします。

島倉:2019年3月に入社した島倉です。

島倉さん

神向:2018年7月の和歌山営業所の開業と同時に入社した神向です。6名いる和歌山オフィスで男性は僕だけで、マネジメント業務も行っています。

神向さん

安永:オフィスが開業して2か月後の18年9月に入社した安永です。

安永さん

――こちらの和歌山オフィスはどういった経緯で開業されたんでしょうか?

神向:誘致企業に対する和歌山県の助成が手厚かったこと。かつ、弊社の代表・花光が和歌山出身で、いつか地元に恩返ししたいと考えていたようです。

――どういった仕事をされているんですか?

神向:主にコールセンター業務です。接客や調理で忙しい飲食店に変わって予約の電話対応を請け負っています。店舗が一人ひとりのお客様へサービスしやすくするためだけでなく、店舗にいない時間帯でもお客様が予約できるようにしています。最近では弊社の運営する飲食店だけでなく、他社の店舗の業務をお受けさせていただくようになっています。

オフィス

――今までなかったようなサービスですね。僕のバイト時代に欲しかった……。みなさんは地元出身なんですか?

神向:そうです、僕らは白浜の隣にある田辺市出身ですね。

――前職は何をされてらっしゃったんですか?

島倉:以前は白浜のホテルで3年働いていました。

安永:地元でIT企業に勤めていました。

神向:僕は新卒入社で上京し、30歳の頃にUターン転職しました。昨年までは別企業で営業の仕事をしていたんですが、東京の頃と比べ刺激が少なかったんです。そんな時にサブライムが和歌山に進出するというニュースを見て転職しました。

――それぞれ全く違ったキャリアを歩まれてきたんですね。島倉さんは接客業からオフィスワークでガラッと職場の環境が変わり、戸惑いはなかったですか?

島倉:フロント業務で電話対応には慣れていたので、そこまで困らなかったですね。先輩も優しくフォローしてくれるので。ただ座りっぱなしなので、そろそろ運動しないとなと思っています(笑)。

――ロケーションも素晴らしいですし、この環境で働いていると仕事もはかどりそうで
すね。

島倉:緑に囲まれているので癒されますね。オフィスって閉塞的なイメージだったんですが、ここは違いますね。

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安永:海が近いので、帰る頃に見える夕焼けも綺麗ですよね。

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神向:うんうん、開放的だけど、先進的な仕事をしているギャップが面白い。春にはこの平草原に桜が咲いて、夏には花火が見えるんです。見にくる方も多くて、特等席みたいで得した気分になります(笑)。

――まさにワーケーションですね。リゾート地の白浜といえども、こういった環境はなかなかなさそうですよね。東京の本社と和歌山オフィスで距離感を感じることはないんですか?

神向:東京の五反田、沖縄、和歌山ではリアルタイムにWebカメラで繋がっているので、距離感は感じないですね。

安永:隣の部署くらいの感覚ですね。

神向:それに安永さんは月に1、2回、東京オフィスに勤務しているんです。

――出張もあるんですか?

安永:そうですね、「東京で仕事してみたいです」と手を上げたら行かせてもらえるようになりました。五反田と和歌山で場所が変わっても同じ業務をしているから、行き来しやすいです。

――そうなんですね、東京では仕事以外に何をして過ごされるんですか?

安永:予約の受け付けをしている飲食店に実際に足を運ぶのが趣味みたいになっています。

――遊びではないんですね、えらい!

安永:写真では分からないことも、実際に足を運んでみて分かることも多くて。電話でお客さんから道案内をよく聞かれるんですが、今まではネットを見ながらご案内していたんです。ですが実際に歩いてみると目印が変わっていたり、女性の方だったらもう少し明るい道を案内した方がいいなっていうのが分かるんです。
それと「オススメのメニューは何ですか?」と質問された時も体験しているとより魅力を伝えやすいのかなと思います。

神向:東京で受けた刺激を持ち帰ってくれますし、和歌山がどんな環境なのかを伝えてくれているので、距離感もさらにグッと近づいたような気がしますね。

――東京から戻ってきてここの魅力もより感じましたか?

安永:東京は東京で刺激がたくさんあって楽しいですが、ここの環境は他では味わえないですね。

――南紀白浜空港まで近いですし、フライト料も半額ですもんね。

安永:そうなんです。南紀白浜、東京間のフライト料が片道2万7000円でかなり高いので、県の助成金サポートのおかげで半額は嬉しいですね。

――オフィスは高台の上にありますが、皆さんは車通勤ですか?

安永:みんな、車ですね。大体20、30分の距離なのかな?

島倉:そうですね。

神向:僕もそれくらい。東京の頃は毎朝ラッシュに乗っていたので、会社に到着した時点でヘトヘト。車はプライベートな空間なので、ストレスなく通勤できるのが嬉しいですね。

安永:私は逆に東京のラッシュは「テレビで見た満員電車だ!」って感じで楽しんでいます。

島倉:めっちゃポジティブですね(笑)。

――オフィスの環境も素晴らしいですよね。サーフショップのような。

島倉:インテリアもおしゃれですし、常にBGMも流れていて「本当にオフィス?」って思いました。オフの日にカフェで仕事してるみたいな雰囲気ですよね。

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安永:自分のデスクだけじゃなく、ソファやテラスがあるのでひと息つきたい時にいいですね。私は小学校低学年の子供がいるんですが、どうしても子守を家族にお願いできない場合は、オフィスに連れてきて休憩室で宿題をしてもらったりしています。私を含めてママが3人いるんですが、すごく働きやすいですね。

島倉:目の前が公園なので、遊びやすそうですもんね。

安永:でもみんなが可愛がってくれるから、子供がオフィスに来たがって(笑)。カフェみたいな内装だから、遊び場所だと思っているのかも。

――他社では仕事の効率が2〜3割上がるという意見をお伺いしましたが、その点はいかがでしょうか?

神向:具体的な数字は分からないですが、落ち着いて働ける環境なのでミスなく仕事できますね。少人数で広いオフィスだから、常にリラックスしてる状態です。

島倉:私が思ったのは人間関係が良好だってことですね。入社当時は緊張していましたが、すぐに馴染めました。少人数なので、コミュニケーションも取りやすいのかなって思います。

安永:ほんとにストレスがないんですよね。ここに入社してから「今日仕事行きたくないな」って思ったことがないんですよ(笑)。

神向:それってすごいことだよね。

島倉:仕事が終わってからみんなでご飯に行ったりしますし、毎日楽しいですね。

安永:確かに。今までの職場に比べてよく行くかも。私はママたちと子供を連れてご飯に行ったりもしますね。

神向:本当にみんな仲はいいよね。ただ車だからお酒が飲めないんですけどね(笑)。

――お話ぶりから仲の良さが伝わってきます。プライベートな時間も充実していますか?

島倉:シフト制なので働きやすいですね。

安永:そうそう、子供の参観日とか行事ごとに参加しやすいんですよ。オフの日は何してるの?

島倉:オフは近くのカフェや県外に出ますね。大阪まで車で2時間くらいかかるので、近いわけではないですが、慣れてしまえば何てことないですね。

神向:僕は釣りが趣味なので、仕事終わりに海に行ったり、友人の漁船に乗って釣りに行ったりできるのがいいですね。

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これからの季節だったらイカを釣って、麺つゆに漬け込んで……

安永:神向さんテンション上がりすぎです(笑)。私はマリンスポーツがしやすいから和歌山が好きですね。

――それぞれ趣味も違いますが、和歌山ならではの楽しみ方もされているんですね。ちなみにランチはどうされてるんですか?

神向:前日に仕出し弁当を注文するか、通勤時にコンビニで買うか、持参するかですね。

島倉:坂の下にコンビニがあるんですが、徒歩だと15分くらいかかるので車で行きますね。

神向:贅沢を言えば、徒歩圏内にコンビニがほしいよね。

――みなさん今の環境に満足し、のびのびと働かれていることが分かりました。

神向:今の環境に満足してますね。目の前の公園でBBQなんてできたら最高ですけどね(笑)。ただ火気厳禁なんですよ。

島倉:最後もご飯トークでしたね(笑)。

――本日はありがとうございました。

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