1カ月で100ギガは使いすぎ？ギガを節約しつつ快適に利用する方法！

「スマートフォンのデータ通信量が100ギガを超えるのは使いすぎ？」と不安に感じていませんか。

結論からいうと、100ギガは大容量とされており、多くのユーザーの平均使用量を上回るデータ通信量です。しかし、利用方法や使用環境を見直すことで、ギガ消費を抑えることができるかもしれません。

そこで本記事では、100ギガを超えてしまう主な要因や、100ギガでできることの目安、そしてギガ消費を抑えるための具体的な方法について解説します。データ使用量でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

1カ月で100ギガは使いすぎ？

総務省が携帯大手４社の利用者を対象に実施した調査では、スマートフォンの月間データ通信量が20GBを上回る人の割合は全体の11.3%に留まることが明らかになっています。そのため、1カ月で100ギガを使う人のデータ通信量はかなり多いといえそうです。

参考：総務省｜「モバイル市場の最近の動向について」

100ギガという数値は、一般的な利用状況を想定した場合には十分な通信量だと考えてよいでしょう。

1カ月で100ギガを超えてしまう要因

1カ月で100ギガのデータ通信量を超えてしまう主な要因として挙げられるのは、動画視聴やオンラインゲーム、ビデオ通話の利用です。これらのコンテンツはデータ消費量が非常に大きい傾向にあるため、よく利用する人ほどデータ通信量を消費してしまうでしょう。

また、SNSの頻繁な利用もデータ消費量の増加に影響します。SNS自体は動画視聴などと比べると1回のデータ消費量は大きくありませんが、こまめな利用が積み重なり、データ通信量を押し上げる要因となっているケースが少なくありません。

自宅や職場にWi-Fi環境がなく、常にモバイルデータ通信を利用している場合は、上記のような行動によってデータ通信量がすぐに上限に達してしまう恐れがあります。

100ギガでできることの目安は？

100ギガと聞いても、そもそもどのようなことがどの程度できる容量なのかすぐにイメージできる人は少ないかもしれません。

100ギガでできることの目安は、用途によって異なります。主な用途別の目安は以下のとおりです。

• 動画視聴｜標準画質で約150時間
• 写真の保存｜8Mピクセルで約26,000枚
• 音楽鑑賞｜約2万曲
• オンラインゲーム｜種類によって異なる

それぞれ詳しく解説しますので、ご自身の利用目的と比較しながら確認してみてください。

動画視聴｜標準画質で約150時間

ストリーミング配信サービスを利用した動画視聴の場合、標準画質での視聴約1.5時間で1GBのデータを消費するため、100ギガあれば約150時間の視聴が可能です。2時間の映画に換算すると約75本分に相当するため、100ギガは一般的な映画鑑賞であれば十分なデータ通信量だといえるでしょう。

しかし、動画の画質を上げると消費データ量は大幅に増加します。

例えば、4Kなどの高画質動画の場合、1GBで視聴できる時間は20分程度です。この場合、100ギガのデータ量があっても、視聴可能な時間は約30時間となります。

上記の視聴可能時間などはあくまでも目安ですが、高画質での視聴が多い人は100ギガでも意外と早くデータ量を使い切ってしまうと想定しておくのがおすすめです。

写真の保存｜8Mピクセルで約26,000枚

100ギガのデータ量があれば、かなりの枚数の写真を保存することが可能です。ただし、保存できる枚数は写真の画質、つまり画像のデータサイズによって大きく変動します。

具体的には、5Mピクセルで約40,000枚、8Mピクセルで約26,000枚、10Mピクセルで約20,000枚が保存目安とされています。一般的なスマートフォンで撮影されることの多いのは8Mピクセルです。

写真のデータサイズは解像度だけでなく、ファイル形式や圧縮率によっても変わるため、上記はあくまで目安としてご参考ください。

音楽鑑賞｜約2万曲

100ギガのデータ通信量があれば、ストリーミング配信サービスを利用した音楽鑑賞も十分に楽しむことができます。再生可能な曲数は利用する音楽配信サービスによって大きく異なりますが、一般的な目安としては2万曲程度です。

以下に、主要な音楽配信サービス別の100ギガで聴ける曲数目安をまとめました。

サービス名	100ギガで聴ける曲数
Amazon Music	20,000曲以上
YouTube Music	50,000曲以上
Spotify	20,000曲以上
Apple Music	10,000曲以上
AWA	40,000曲以上

ただし、上記はあくまで目安であり、音質の設定などによっても大きく左右される点には注意が必要です。

オンラインゲーム｜種類によって異なる

100ギガのデータ通信量でオンラインゲームをプレイできる時間は、ゲームの種類によって異なります。なぜなら、データ通信量が比較的少ないボードゲームのようなシンプルなゲームもあれば、アクションゲームのように大量のデータを消費するゲームもあるためです。

ゲームの種類別の具体的なプレイ時間の目安を、以下にまとめました。

ゲームの種類	100ギガでプレイできる時間
ボードゲーム シミュレーションゲーム	約3,000時間
アクションゲーム FPS（ファーストパーソン・シューティング）ゲーム	約1,000時間

上表内の数値はあくまでも目安であり、実際のプレイ時間は個々のゲーム次第です。とはいえいずれにせよ、傾向として複雑なグラフィックやリアルタイム性の高い通信を必要とするゲームほど消費データ量は増大するため、ゲームの種類によって通信量に大きな差が生じます。

また、オンラインゲームでは、ゲーム本体のダウンロードや定期的なアップデートにおいて、大量のデータを消費する傾向にあります。そのためゲームのプレイ時間だけでなく、ダウンロードやアップデートに必要なデータ量も念頭に置いておくことが重要です。

ギガ消費を抑えるためにできること3つ

ギガ消費を抑えるためには、以下の3つの対策が有効です。

• 動画の画質を落とす
• アプリの設定を変更する
• Wi-Fiを積極的に活用する

それぞれ詳しく解説しますので、消費ギガ数が気になる場合にぜひ試してみてください。

動画の画質を落とす

動画の画質を下げることは、データ通信量の消費を抑えるうえで有効な方法です。画質を落とすと映像は粗くなるものの、その分、ギガ消費は少なくなります。

特にスマートフォンの小さな画面で視聴する場合は、画質を下げてもそれほど気にならないことも多いでしょう。

ほとんどの動画配信サービスでは、画質設定の変更が可能です。デフォルト設定のまま自動調整に任せるのではなく、手動で低画質に設定を変更して視聴するとよいでしょう。

アプリの設定を変更する

ギガを節約したい場合、アプリの設定もチェックしておきたいところです。まずは、自動アップデートがオフになっているかどうかを確認しましょう。

自動アップデートがオンになっていると、Wi-Fiに接続されていない状況下でもアプリの更新が行われるため、気づかぬうちに大量のデータを使ってしまうことがあります。オフにすることで必要なときだけWi-Fi環境下で手動アップデートができるようになり、データ消費をコントロールできるようになるのです。

次に、バックグラウンド通信を停止することも重要です。なぜなら、アプリを直接利用していないあいだにも、情報取得や更新のためにデータを送受信していることがあるからです。

例えば、SNSアプリが常に最新の情報を取得していたり、メールアプリが新着メールを確認していたりするケースが挙げられます。これらを停止することで、無駄なデータ消費を防げます。

Wi-Fiを積極的に活用する

データ消費を抑える方法のなかでも高い効果が期待できるのは、Wi-Fiの積極活用です。

外出先では、店舗や公共施設などで提供されているフリーWi-Fiを利用することで、モバイルデータ通信量を節約できます。

自宅では、モバイル通信ではなくWi-Fiを利用するようにしましょう。自宅にWi-Fi環境がない場合は、光回線やホームルーターを契約して自宅にWi-Fi環境を構築することをおすすめします。

自宅にWi-Fi環境があれば、ギガを消費することなくインターネットを楽しむことが可能です。動画視聴やアプリのダウンロード、ゲームのアップデートなど、大量のギガを消費する通信も、Wi-Fi環境下で行えばギガを使わずに済みます。

まとめ

スマートフォンの月間データ通信量100ギガは、一般的な平均値を大きく上回ります。

もし100ギガを超えることが多いようなら、動画視聴やオンラインゲームなどの利用が主な要因と考えられます。データ消費を抑えるには、動画の画質を調整したり、アプリの設定を変更したりする方法がありますが、なかでもWi-Fiの積極活用が効果的です。

データ通信量を気にせず快適なインターネット環境を求めるなら、光回線の導入を検討してみるとよいでしょう。

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ギガを気にせずスマートフォンを利用するなら、ぜひご検討ください。