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関西の専門医が語る ドクター's コラム更年期症状と更年期障害

      岡本 薫

      執筆:岡本 薫
      かおるレディースクリニック 院長

      更年期の症状

      更年期の症状は個人差が大きく、症状が強く出る人もあれば、ほとんど出ない人も。そして、日常生活に支障をきたすほど強い症状が出る場合を「更年期障害」と言います。

      更年期症状(1)

      個人差はありますが、更年期初めに多くみられる症状です。

      ・ 月経異常:周期が短くなる、長くなる、不規則な出血がある
      ・ 自律神経失調症状:のぼせ、ほてり、発汗、冷え、ドキドキする、血圧の変化
      ・ 精神神経症状:物忘れ、集中力の低下、不眠、イライラ、孤独感、憂うつ、頭痛、めまい、しびれ

      更年期症状(2)

      個人差はありますが、更年期中期〜後期に多くみられる症状です。

      ・ 膣や膀胱などの衰え:頻尿、尿もれ、尿が我慢できない、細菌性膣炎をおこしやすい
      ・ 筋肉・骨格系の衰え:尿もれ、子宮脱、肩こり、背骨が痛い、関節痛、腰痛、足がだるい
      ・ 皮膚の衰え:しみ、しわ、たるみ、透明感の低下

      上記以外にも、閉経後は女性ホルモンの低下により、徐々に高血圧がみられるようになります。また、高脂血症、高血糖、肥満などの危険因子も加わり始め、動脈硬化が進みます。さらに、閉経後10年ぐらいたつと、狭心症、心筋梗塞などの発症率が増えます。

      更年期症状とうつ病との関係

      「うつかもしれない……」そう思っても、実は更年期のせいかもしれません。気分の落ち込みや、情緒不安定など、「うつ」を感じる原因のひとつとして、エストロゲンの減少が関係していることがあるからです。
      一方、更年期のせいだと思っても、身体表現性障害(仮面うつ病)といって、不安や悩みが体調不良というかたちで現れる人もいます。
      このように、更年期の症状と「うつ」は非常に見分けにくいため、症状の見極めが大変重要になってきます。

      ≫次のページでは、「更年期の治療法」をご紹介します。