
「村瀬先生のぶらり歴史歩き 大阪城 前編」大阪城に数多くある巨石! 実は関西人が好むものを使って運んだ!?
テレビでもおなじみ、東進ハイスクールの人気講師・村瀬先生による歴史番組。第5回の舞台は、大阪のシンボル、大阪城。古地図にかかれている大阪城と令和の大阪城を見比べながら、ぶらり歩きしていきます。
大阪城の正門にあたる大手門。「大手」とはどう意味?

「大手」とは、お城の正面や正門という意味。この大手門は徳川幕府によって約400年前に建てられ、火災や落雷、さらに第2次世界大戦の空襲からも奇跡的に免れました。そんな大手門にはある秘密が。

この大手門は、婆娑羅(ばさら)継ぎと呼ばれる、特別な柱の継ぎ方から成っています。強度と見た目の美しさを兼ね備えており、釘やボルトが無い時代にかなり高度な技術です。
関西人が大好きな〇〇〇を使って運んだ巨石!?

大手門を入って、すぐの石垣の大手見付石。表面積が約29畳で城内4番目の大きさです。小豆島から運ばれてきたと言われ、一説には昆布を使って運び、そこから昆布文化が広がったとか!?
「大阪(大坂)」の由来の地!?

太鼓櫓跡(たいこやぐらあと)を抜けて、大阪城とは反対の方向へ。「石山本願寺推定地」の石碑がありますが、「大阪(大坂)」の由来がここにあります。
大阪城の石垣で最大の大きさ! 蛸石

桜門を抜けて本丸へ。ここにある蛸石は、表面積がおよそ36畳分の広さがあり、重量はなんとおよそ108トン! 諸説ありますが、石の左下の表面にタコのような模様があることから、蛸石と呼ばれているんだそうです。
天守の美しい緑色の屋根! そこに隠された秘密とは?

屋根部分は実は銅でできていて、美しい緑色は「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる錆の色です。錆でコーティングされることにより、長持ちするのだとか。見た目だけではなく、実用性も兼ね備えているんです。
天守の井戸にまつわる、ある伝説とは?

「金明水井戸屋形(きんめいすいいどやかた)」という、井戸があります。この井戸から酌んだ水はかつて黄金水と呼ばれ、水を綺麗にするために黄金を投げ込まれたとか!? 現在も水源は枯れておらず、湧き出ています。

天守には他にも大砲があり、元々は天保山の砲台に配置されていたものだそうです。
いよいよ展望台! 殿様は天守閣には住んでいなかった!?

天守閣は本来、見張りと倉庫のためのもので、殿様の住居ではなかったとか。大阪城からは大阪市内を一望できます。展望台から見える素晴らしい景色を動画でもぜひご覧ください。
eo光テレビご契約者の方はぜひeo光チャンネルでご覧ください。放送は2022年3月3日から
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eo光チャンネル(地上デジタル111ch)
村瀬先生のぶらり歴史歩き
大阪城(前編)
2022年3月3日 9時~ 放送
(再)3月4日 12時~ (再)3月5日 8時~ほか
次回の放送更新は2022年3月18日
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