ひろしとアカリのセキュリティー事情 [2019/9/26]
Windowsが最新かどうかを確認しよう
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脆弱性が原因でウイルス感染!?
Windowsの脆弱性(ぜいじゃくせい)を放置していませんか?脆弱性は、プログラムの不具合や設計ミスが原因で生じるセキュリティ上の欠陥です。Windowsなどのソフトに脆弱性はつきものであり、ハッカーによるサイバー攻撃やセキュリティ専門家の調査によって初めてその存在が明らかになることも珍しくありません。
Windowsの脆弱性が存在するパソコンにはどのようなリスクがあるでしょうか。Windowsの脆弱性を悪用する攻撃はさまざまです。たとえば、脆弱性が存在するパソコンは、外部からの不正操作や情報漏えいなどの危険にさらされやすくなってしまいます。また、いつも利用している正規のWebサイトを閲覧しただけでいつの間にか脆弱性攻撃サイトへ転送され、ウイルスに感染してしまう危険性もあるのです。
では、Windowsの脆弱性を解消するためにはどうすればよいでしょうか。Windowsの開発元であるMicrosoft社は脆弱性を発見すると、それらを修正する更新プログラムを作成し、無償で提供します。ユーザはこれを適用し、脆弱性を解消することで脆弱性攻撃によるウイルス感染を防ぐことができます。
Windows 10では、Windows Updateの自動更新があらかじめ有効になっており、パソコンがネットに接続されていると自動で更新プログラムがダウンロード、インストールされます。ただし、Windows Updateは何らかの理由で失敗してしまうこともあることを肝に銘じておかなくてはなりません。Windows 10を搭載するパソコンに最新の更新プログラムが適用されているかどうかを定期的に確認する習慣をつけましょう。
Windows10での確認手順
デスクトップ画面左下の「スタート」 ボタンを右クリックし、「設定」へ進みます。Windowsの設定画面が開いたら、「更新とセキュリティ」を押し、画面左の「Windows Update」を選択します。最新の更新プログラムがインストールされている場合は、「最新の状態です」と表示されます。
※「更新プログラムのチェック」を押すと、未適用の更新プログラムが見つかることもあります。
最新の更新プログラムがインストールされていない場合には、更新プログラムが適用されていないため危険にさらされているというメッセージが表示されます。最新の更新プログラムを適用する場合は、「更新プログラムのチェック」を左クリックしましょう。「ダウンロード中」や「インストール中」などのメッセージが表示されるため、そのまましばらく待ちます。最新の更新プログラムのインストール後に再起動を求められたら起動中のアプリを終了し、「今すぐ再起動する」をクリックしましょう。
Windows Update画面内の「アクティブ時間の変更」では、通常パソコンを使用する時間帯に更新プログラムの適用に伴う再起動が自動的に行われないよう設定できます。「詳細オプション」で「Windows の更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムも入手します」をオンにし、Microsoft Office製品なども自動更新するよう設定しておくことをおすすめします。
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