更新日:2025/07/18
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LAN工事の基礎知識|有線・無線の違いから費用目安、工事業者選びのコツまで解説

LAN工事の基礎知識|有線・無線の違いから費用目安、工事業者選びのコツまで解説

LAN工事とは、ルーターやケーブル配線などにより、ご家庭やオフィスにネットワーク環境を構築する工事のことです。インターネットを快適に利用するためには、LAN環境の整備が欠かせません。

そこで本記事では、有線LANと無線LANそれぞれのメリット・デメリットや工事の費用目安、信頼できる工事業者の選び方までわかりやすく解説します。ぜひ、最適なネットワーク環境構築にお役立てください。

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目次

LAN工事とは

LAN工事とは

LAN工事とは、ルーターやハブなどのネットワーク機器の設置や設定、通信ケーブルの配線などを行う工事のことです。有線または無線のLAN環境を構築する作業全般を指します。

LAN工事を行うことで、パソコンやスマートフォンといった複数のデバイスがインターネットに接続できるようになり、さらにデバイス間でのデータ共有も可能になります。

「LAN」は「Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)」の略称です。家庭内やオフィス、特定の建物内など、比較的狭い範囲に限定されたネットワークを意味しています。

LAN工事は、配線作業やコンセントの設置などネットワーク環境の基盤となる部分から専門の工事業者が実施するケースもあれば、光回線などを提供する事業者が自社サービスの一環として手がける場合もあります。

有線LANと無線LAN、どちらを選べばいい?

インターネット環境を整えたり見直したりする際に、多くの人が悩むのが「有線LANと無線LANのどちらを選べばよいのか」ということではないでしょうか。

そこでこの章では、それぞれの特徴とメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

有線LANとは

有線LANとは

有線LANとは、LANケーブルを使ってネットワーク機器と各種デバイスを物理的に接続する方法です。建物の配管内や壁面に通信ケーブルを通すことで、複数のフロアや部屋、あるいは施設全体にわたるLANを構築することができます。

有線LANのメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 通信速度が速く安定している
  • レイテンシが低いため、遅延が少なく快適
  • セキュリティーに強い
  • ケーブルの配線が必要で、見た目がスッキリしない
  • ケーブルが届く範囲でしか使えない
  • LAN端子がない機器は接続不可
  • 複数の部屋で使う場合、各部屋にLAN配線の工事が必要

有線LANのメリットは、通信の安定性と速度です。LANケーブルで直接接続するため、電波干渉の影響を受けにくく、高速かつ安定した通信が実現できます。

また、通信の遅延を表すレイテンシが低いことも特徴です。遅延が減ることでWebサイトもサクサク表示され、快適に利用できるようになります。

そのため、オンラインゲームや大容量データの送受信など、通信品質を重視するシーンには有線LANが適しているでしょう。また、外部からの不正アクセスを受けにくいことから、セキュリティーにも優れています。

一方のデメリットは、ケーブルの配線に工夫が必要な点です。有線LANはデスクトップパソコンやゲーム機のような据え置き型の機器には有用ですが、各機器にLANケーブルを1本ずつ配線する必要があるため、見た目がスッキリしないのが難点です。

また、ケーブルが届く範囲でしか機器が使えず、LAN端子のない機器には対応できません。

上記のメリット・デメリットを考慮すると、有線LANはセキュリティーや通信品質を重視したい場合におすすめの選択肢といえます。

無線LANとは

無線LANとは

無線LANとは、電波の基地局としてWi-Fi機器を設置し、無線通信によってパソコンやスマートフォンといったデバイスを相互に接続する方法です。

ただし、無線LAN環境を構築する場合も、ルーターやONU(光回線終端装置)といった機器の設置においてはケーブル接続が発生します。

無線LANのメリット・デメリット

メリット デメリット
  • ケーブル配線が不要
  • 通信圏内ならどこでもインターネットが利用できる
  • 移設や増設がしやすい
  • 有線LANと比べ、通信速度と安定性が劣る
  • 電波干渉が起こりやすい
  • 不正アクセスなど、セキュリティー面に不安がある

無線LANのメリットは、ケーブル配線が不要な点です。Wi-Fiルーターなどの通信圏内であれば家中どこでもインターネットが利用でき、デバイスの移設や増設も容易に行えます。

しかし、有線LANと比較すると通信速度と安定性が劣る点がデメリットです。電波干渉が起こりやすく、接続が不安定になることもあります。

さらに不正アクセスなどのセキュリティー面にも不安が残るため、適切な対策が必要です。

上記のメリット・デメリットを考慮すると、無線LANは屋内のレイアウトを柔軟に変更したい場合や、多数の端末でインターネットを利用したい場合に向いている選択肢といえます。

有線LAN工事の費用目安

有線LAN工事の費用目安

有線LAN工事の費用は、作業内容や配線の本数、設置場所によって大きく変動します。例えば、空配管の有無や、複数フロアにわたる大規模な配線工事の有無なども、費用を左右する要素に挙げられます。

一般的に、LAN配線1本あたりは8,000円前後、作業員1人あたりは1万円程度が相場の目安とされています。ただし、実際のLAN工事では複数の配線やパッチ配線が必要となることが多いため、最終的な費用は目安よりも高くなることがほとんどでしょう。

特に2階建て住宅のように、工事範囲が広くなる場合は費用も高くなりやすい傾向にあります。

一部の費用については、機器を自分で用意することで抑えられる可能性があります。しかし、最終的な工事費用は依頼する業者によって異なるため、正確な金額を知るためには、必ず複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

有線LAN工事業者を選ぶ際の3つのチェックポイント

有線LAN工事業者を選ぶ際の3つのチェックポイント

引っ越しや新築などで新たにLAN環境を構築する場合、どのような工事業者に依頼すればよいかと悩んでしまう人も多いでしょう。

有線LAN工事業者を選ぶ際の主なチェックポイントは、以下の3つです。

  • 実績が豊富か
  • 見積もり内容は適正で明確か
  • 保証やアフターサービスが充実しているか

それぞれ詳しく解説します。

チェックポイント1.実績が豊富か

有線LAN工事業者を選ぶ際には、実績が豊富で評判のよい工事業者かどうかを確認することが重要です。

工事業者のWebサイトには、これまでの累積工事数や具体的な事例が掲載されていることが多いため、事前に確認しておきましょう。事例から、どのような規模や内容の工事に対応できるかなどを把握できます。

複数の工事業者を比較検討し、信頼できる業者を見極めることが、安心して工事を任せられるパートナーとの出会いにつながります。

チェックポイント2.見積もり内容は適正で明確か

工事業者から提示された見積もりの内容や金額が明確かどうかの確認も重要です。

派遣費、LAN配線費、ルーター設置費、ハブ設置費、PCネットワーク設定費など、個々の項目ごとに費用が具体的に明示されているのが理想です。

また、ここでも複数の業者から見積もりを取得して比較するのがおすすめです。比較により、提示された金額が適正であるかを確認できます。

チェックポイント3.保証やアフターサービスが充実しているか

万が一に備えて、工事後の保証やアフターサービスが充実しているかもチェックしておきましょう。アフターサービスがない場合、たとえ事業者の不手際によって問題が発生したとしても、追加費用を請求されるケースがあります。

予期せぬ不具合やトラブルが発生した場合でも、すぐに対応してくれる業者であれば、安心です。

LAN工事の流れ

LAN工事の流れ

最後に、実際にLAN工事を依頼する際の流れを紹介します。

LAN工事は、以下の流れで行われることが一般的です。

  1. 配線のレイアウトを考える
  2. 現地調査・契約
  3. 施工

それぞれの工程を詳しく解説しますので、ご自宅での工事を具体的にイメージしながら確認してみてください。

配線のレイアウトを考える

配線のレイアウトは、LAN工事業者に依頼する前にある程度決めておくのがおすすめです。ルーターと各デバイスとの距離や位置関係、さらには人の導線なども考慮してレイアウトを決めておくと、工事業者との打ち合わせがスムーズに進みます。

また、将来的に接続する機器が増えたり減ったりする可能性も考えて、余裕を持たせたレイアウトにしておきましょう。これにより、あとからの変更や追加工事が容易になります。

現地調査・契約

配線のレイアウトが固まったら、先に紹介したチェックポイントを活用してLAN工事業者を選定し、現地調査を依頼しましょう。実際に現場の状態を見てもらうことで、より正確な見積額を算出してもらいやすくなります。

複数の工事業者を比較検討し、提示された見積もり内容と金額に納得できる業者が見つかったら、最終的な契約を締結します。この段階で疑問点があれば、遠慮なく工事業者に確認して不明点を解消しておくことが重要です。

施工

工事のスケジュールが決定すれば、いよいよ施工です。工事が完了したら立ち会いをして問題がないか点検し、問題がなければ施工が完了します。

まとめ

LAN工事は、快適なインターネット環境を構築するための工事です。有線LANと無線LANのメリット・デメリットを理解し、ご自身の利用目的や環境に合わせて最適な方法を選ぶようにしましょう。

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また、有線LANでインターネット通信の基盤をしっかり作りつつ、別室配線が必要な箇所はメッシュWi-Fiで補うのも一つの手でしょう。ケーブルが届かない場所をカバーする際には、「eoメッシュWi-Fiレンタルサービス」をご活用ください。

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