ONUの「UNI」ランプが点滅しているのは故障?意味と通信ができない・遅いときの対処法を解説
ONU(光回線終端装置)のUNIランプが点滅しているのを見て、「異常が発生しているのかも…」と心配になったことはありませんか?
UNIランプは、ONUと接続機器の通信状況を示す重要なランプで、点灯・点滅・消灯といった状態で通信状況を可視化しています。
本記事では、UNIランプの状態が示す意味や、UNIランプは点灯・点滅しているのに通信ができない・遅いときの対処法などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※本記事で紹介しているUNIランプの表示内容や意味は一般的なONUを基準としていますが、機種やメーカーによってランプの名称・役割・表示パターンが異なる場合があります。
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そもそもUNIランプとは?
UNIランプは、ONUの前面に配置されているランプの一つです。主に「UNIポート(LANポート)」の状態を示しており、ルーターやパソコンなどの接続機器と正常に通信できているかを可視化しています。
UNIランプは、点灯・点滅・消灯の3パターンで状態を表示しています(状態別の詳細は次の章で詳しく紹介します)。そのため、UNIランプの状態を確認すれば「ONUと接続機器が通信できているか」「データの送受信が行われているか」などが分かる仕組みです。
なお、ONUの機能も兼ねているホームゲートウェイでは、UNIランプに相当する表記が異なる場合があります。例えばeo光のホームゲートウェイでは「eo光リンク」と表記されています。
UNIランプの点灯・点滅・消灯が示す基本的な意味
UNIランプは、その状態(点灯・点滅・消灯)によってそれぞれ示す意味が異なります。ここでは、それぞれの状態が示す基本的な意味を詳しく紹介します。
点灯=通信準備完了【正常な状態】
UNIランプが点灯している場合は、ONUと接続機器が正常に接続できている状態です。機器同士が問題なく通信できる準備が整っており、インターネットを利用できる状態であると判断できます。
つまり、UNIランプの点灯状態は「正常」を示すサインであり、特別な操作や追加の確認の必要はありません。
点滅=データ通信中【正常な状態】
UNIランプが点滅している場合は、主にONUと接続機器間でデータの送受信が行われている状態です。このランプ表示は通信の有無を確認する際に役立ちます。
UNIランプの点滅は、正常な状態の一つです。異常やトラブルを示すものではないものの、常に点滅していたり、点滅の頻度が高かったりするような場合には、接続が不安定になっている可能性もあります。
消灯=LAN未接続・ケーブル不良など【要チェックの状態】
UNIランプが消灯している場合は、ONUと接続機器がLANケーブルで接続されていない状態です。LANケーブルが正しく挿し込まれていない、または緩んでいる・抜けているといった物理的な接続不良でも消灯することがあります。
さらに、以下のようなケースもUNIランプが消灯する原因に含まれます。
- LANケーブル自体が断線・劣化している
- LANケーブルの規格が通信速度に対応していない
- 接続機器側の電源がオフになっている
- 接続機器が故障している
UNIランプの消灯は「正常な通信が行えていない状態」を示すため、接続状況を確認する必要がある「要チェックの状態」です。
なお、ONU(またはホームゲートウェイ)の機種によって、ランプの表示やその意味に違いがある場合があります。
eo光ネットをご利用中の場合は、以下の記事を参考にしてください。
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光回線のONUやホームゲートウェイのランプがつかない!ランプの種類別の対処法
UNIランプが点灯・点滅しているのに通信が遅い・できないときの5つの原因
前章で紹介したように、UNIランプの点灯・点滅時は基本的には正常な状態です。しかし、機器類やインターネット回線のどこかに不具合などがある場合には、UNIランプが点灯・点滅していても通信が遅い・できないことがあります。
ここからは、一般的な家庭用ネットワークである「ONU→ルーター→端末」で利用するケースを前提に、UNIランプが点灯・点滅していても通信が遅い・できない原因について解説します。
原因①LANケーブルに問題がある(接続不良や劣化、断線など)
UNIランプが点灯・点滅していても、LANケーブルの抜けや緩み、差し込み不良があると通信が安定しません。接続が不十分な状態ではデータの送受信が途切れやすくなり、速度低下や通信不良の発生リスクが高まります。
また、LANケーブル内部の劣化や、規格(カテゴリー)が低い、または品質が低いケーブルを使用している場合は、ONUやルーターの性能を十分に発揮できず通信速度が出ないことがあります。さらに、LANケーブルが断線している場合はデータが正しく送受信されず、速度低下が起こります。
有線LANケーブルの正しい繋ぎ方については以下記事にて詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
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【図解付き】有線LANケーブルの正しい繋ぎ方とは?接続方法や注意点を解説
原因②ONU・ルーター側の一時的な不具合
ONUやルーターが長時間稼働し続けると、内部処理が不安定になり通信速度が低下する場合があります。また、機器内部の一時的なエラーや処理の詰まり、熱暴走(高温状態)なども通信速度が低下する原因になります。
原因③ルーターの規格が古い
ルーターの規格が古いことが通信が遅い・できない原因になっている場合もあります。回線が高速でも、周辺機器が旧規格のままだと性能を発揮できず、通信速度の足を引っ張ってしまう状態になるのです。その結果として、通信が遅くなる恐れがあります。
原因④機器類の故障
機器類の故障が発生すると、正常に通信が行えず速度低下や接続不良につながる場合があります。機器内部の異常によってUNIランプが点灯・点滅していても通信が成立しないケースがあるため、ランプ表示だけで状況を見極めることは困難です。
さらに、電源アダプターの不具合や接触不良によって機器の動作が不安定になることもあります。
原因⑤インターネット回線の混雑・帯域不足
利用者が多い時間帯にインターネット回線が混み合うと、通信速度が低下する恐れがあります。特にマンションなどの集合住宅では建物全体でインターネット回線を共有しているため、利用が集中すると速度が落ちやすい点に留意しておきましょう。
また、プロバイダー側の設備が混雑して帯域不足が発生した場合にも、通信が不安定になることがあります。
UNIランプが点灯・点滅しているのに通信が遅い・できないときの対処手順
ここでは、UNIランプが点灯・点滅しているのに通信が遅い・できないときの対処法を、順を追って紹介します。通信に不安を感じている方は、ぜひ試してみてください。
手順①LANケーブルの抜け・挿し間違い・断線がないかを確認する
まずはLANケーブルが機器の奥までしっかりと挿さっているか、挿し位置(LANポート)に誤りがないかを確認します。さらに断線や被覆の破れ、強い折れ曲がり、劣化・破損がないかもチェックしてください。
ケーブルトラブルが疑われる場合は別のLANケーブルへ交換し、通信が改善するかを確かめましょう。
手順②ONU・ルーターを再起動して通信をリセットする
一時的な不具合を解消するには、ONUやルーターの再起動が効果的です。再起動する際は、機器の電源を切ってから数十秒〜5分ほど待ち、再度電源を入れるという流れが推奨されています。
手順③ONUのほかのランプも確認する
ONUのどのランプに異常が出ているかで、故障箇所・トラブル原因の切り分けが可能です。
ここまでの手順を試しても改善が見られない場合は、以下のポイントを確認してみましょう。
- 電源ランプ(「電源」「POWER/FAIL」「POWER」など)が点灯しているか
- 光回線ランプ(「光回線」「OPT」「OPT/LINK」「PON/TEST」など)が正常に点灯しているか
- 認証ランプ(「認証」「AUTH」など)にエラー(消灯・点滅)がないか
上記を確認した結果、UNI以外に原因があると考えられる場合は、それぞれに有効な対処を行う必要があります。
UNI以外の原因と対処法については、以下の記事を参考にしてください。
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手順通りに対処してもインターネット通信が改善されないときは?
前章で紹介した手順に従って対処しても通信状態が改善されない場合は、通信が遅い・できない原因がどこにあるかによって対応が異なります。ここでは、「ONUの故障が疑われる場合」「ルーターやケーブルなどの故障・劣化が疑われる場合」「インターネット回線側の問題が疑われる場合」に分けて解説します。
【ONUの故障が疑われる場合】回線事業者へ交換依頼する
電源ランプや光回線ランプの異常があり、再起動でも改善しない場合は、ONUが故障している可能性があります。ONUは回線事業者から提供される機器であるため、故障が疑われる場合は回線事業者へ連絡し、交換・修理対応を依頼しましょう。
【ルーターやケーブルの故障・劣化が疑われる場合】修理や買い替えを検討する
ルーターやケーブルは、基本的に利用者が用意するものです。そのため、故障や劣化があれば、修理や買い替えで解決するケースが多いでしょう。
ルーターをレンタルして利用している場合は、提供元による交換対応を受けられる場合もあります。自前の機器かレンタル機器かによって、適切な方法で対処することが大切です。
電子機器類では、長期使用による劣化や突然の故障は避けられません。安定した通信のためには、定期的な買い替え・交換も選択肢に入ります。
【回線側の問題が疑われる場合】インターネット回線を見直す
回線側の混雑や品質が原因となっている場合は、機器交換や再起動では改善しないため、回線変更が選択肢に入ります。プロバイダーやインターネット回線の事業者を変更すると、速度や安定性が向上する可能性があります。
通信が慢性的に遅い状況や、特定の時間帯だけ速度が落ちる状態が続くときは、インターネット回線自体を見直すタイミングだといえるでしょう。
まとめ
UNIランプの点灯・点滅は、基本的には通信状態が正常であることを示すサインです。それにもかかわらず通信が遅い・できない状況が続く場合は、LANケーブルや機器の故障や劣化、もしくはインターネット回線側の問題が疑われます。
接続の確認や再起動を行っても改善しないときは、インターネット回線自体を見直してみるのもよいでしょう。
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