インターネットに繋がらないのは光回線の断線が原因?断線の有無を見分ける方法や対処法を解説
インターネットに繋がらない場合は、光回線の断線が原因の可能性も考えられます。しかし、断線は目で見て判断しにくいため、なかなか原因が特定できず困ってしまう方も少なくありません。
本記事では、光回線の断線の主な原因や、断線していることを確認する方法などを解説します。断線が疑われる場合の対処法も紹介するので、インターネットに接続できずお困りの方はぜひ参考にしてください。
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光回線のケーブルが断線するとどうなる?
光回線では、光ファイバーケーブルという特殊なケーブルを用いて通信を行います。
光ファイバーとは石英ガラスや高性能プラスチックでできたケーブルのことで、この光ファイバーを複数本束ねてできたのが「光ファイバーケーブル」です。複数本を束ねることで、大容量の情報を高速で送受信できるようになります。
光ファイバーケーブルを使って送られてくるのは、光の点滅による光信号です。しかし、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器は光信号を理解できません。そこで、ONU(光回線終端装置)という機器を用いて光信号を電気信号に変換することで、インターネットを利用できるようになるという仕組みです。
光ファイバーケーブルは緩衝材や外被でしっかりと保護されていますが、何らかの原因でケーブル内部の線が切れてしまうことがあります。光回線のケーブルが断線すると光信号が届かなくなり、インターネットに接続できなくなってしまいます。
光ファイバーケーブルを曲げて固定している場合は要注意
光ファイバーケーブルをコンパクトにまとめるために、きつめに曲げると、通信の安定性や速度が低下する原因になります。
きつく曲げた状態で固定していると断線につながる可能性もあるので、光ファイバーケーブルはゆるくまとめるようにしましょう。
光回線のケーブルが断線する原因
光回線のケーブルが断線する原因としては、次のようなものが考えられます。
- 自然災害による影響
- 動物にかじられる
- 圧迫や衝撃
- 突発的トラブルによる切断
- 電柱への衝撃
それぞれ、以下で詳しく解説します。
自然災害による影響
屋外の電柱から宅内に引き込まれている部分の光ファイバーケーブルは、台風や地震などの自然災害により断線することがあります。例えば、暴風により電柱の近くで倒木が起きたり、飛ばされてきたものが衝突したりすると、光ファイバーケーブルの断線を引き起こしかねません。
そのほか、大雨による土砂崩れにより、光ファイバーケーブルが断線してしまうこともあります。
動物にかじられる
ペットの犬や、家に住み着いたネズミなどの動物が光ファイバーケーブルを噛むことで断線するケースもあります。動物の牙は鋭く、少しの損傷でも光ファイバーケーブルが使えなくなってしまいます。
ペットを飼っている家庭では、光ファイバーケーブルにカバーを装着するなどして、かじられるのを防止するとよいでしょう。また、ペットの行動範囲を限定して、光ファイバーケーブルのある場所には入れないようにするのも効果的です。
圧迫や衝撃
宅内でのリスクとしては、強い力が加わったことによる圧迫や衝撃が挙げられます。
例えば、光ファイバーケーブルの上に重い家具を置いたり、ドアに挟まったりすると、断線のリスクが高まります。特に、細いケーブルは断線しやすいので、扱いには注意が必要です。
また、光ファイバーケーブルを無理に曲げるのも危険です。部屋の美観や掃除などのために光ファイバーケーブルを束ねたり、小さく丸めて置いていたりすると、断線につながる恐れがあります。
見た目が気になる場合は、壁に光ファイバーケーブルを沿わせて固定するといった方法がおすすめです。
突発的トラブルによる切断
近隣の火災や工事現場でのミスなど、突発的なトラブルにより光ファイバーケーブルが切断されることもあります。
予期せぬ事故なので対策は難しく、復旧には時間がかかる場合が多いでしょう。
電柱への衝撃
光回線の引き込みに利用している電柱に衝撃が加わることで、光ファイバーケーブルが断線してしまうこともあります。
電柱が折れる、倒れるなどの大きな事故が発生した場合、影響が広範囲に及ぶ恐れもあるでしょう。
光回線のケーブルが断線しているか確認する方法
光回線が断線したかどうかは、ONUのランプを見ることで確認できます。
宅内に設置されたONUにはさまざまなランプがあり、色や点滅の有無などで光回線の接続状態を表しています。そのうち、「光回線」のランプに異常がある場合は、断線などのトラブルが発生している可能性が考えられるでしょう。
ただし、ONUのランプの名称は製品により異なるため、必ずしも「光回線」という名称のランプがあるとは限りません。
例えば、eo光が提供するONU(富士製ONU「ONU3GE/FE2」)は、「OPTランプ」と「OPT/LINKランプ」が光回線の状態を表しています。これらのランプが消灯している場合、光回線の接続に問題がある可能性が考えられます。
なお、インターネットに繋がらない原因は断線以外にもあるので、ほかのランプの状態も確認することが大切です。そのほか、デバイスの状態や回線事業者からのお知らせなどを総合的に判断し、原因を特定しましょう。
光回線のケーブルが断線しているときの対処法
光回線の断線が疑われる場合、まずは断線の位置を確認しましょう。
おおまかに分けると、宅内のケーブルが断線したのか、宅外のケーブルが断線したのかによって、対応方法が異なる場合があります。
光コンセントからONUへのケーブルが断線した場合:新しいケーブルに交換する
光コンセントからONUへのケーブルが断線した場合、まずは回線事業者に連絡し、新しいケーブルへの交換を依頼しましょう。
回線事業者によっても異なりますが、連絡すると新しいケーブルが支給され、自分で交換する場合もあります。
光コンセントから電柱へのケーブルが断線した場合:回線事業者に相談する
光コンセントから電柱へのケーブルが断線した場合、ご自身での修理は不可能です。
宅内で断線が起こった場合と同様、回線事業者に連絡して修理を依頼しましょう。
断線していないのにインターネットに繋がらない原因
インターネットに接続できなくなった場合は、断線以外にもさまざまな原因が考えられます。実際のところ光ファイバーケーブルの断線が起きるのはまれであり、そのほかの問題によって引き起こされている可能性は高いといえます。
「ケーブルに衝撃を加えてしまった」「自然災害により近くで倒木があった」など、断線について思いあたることがない場合は、以下のような原因を疑いましょう。
- ネットワーク機器の問題
- デバイスの問題
- セキュリティーソフトとの相性の問題
- 回線の問題
それぞれ、確認方法や対処法を紹介していきます。
ネットワーク機器の問題
インターネットに接続できないときは、まずはルーターやONUなどのネットワーク機器を再起動してみましょう。多くの場合、インターネット接続の一時的な不具合は、ネットワーク機器の再起動により解消されます。
再起動の基本的な手順は、以下のとおりです。
- コンセントを抜く
- そのまま30秒ほど待つ
- 再びコンセントを差し込む
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また、ランプによって状況を判断することも可能です。
例えば、先ほど紹介したeo光が提供するONUでは、「POWER/FAIL」が消灯している場合はONUの電源が入っていない状態です。この場合、電源ケーブルがきちんと差し込まれていないか、コンセントからACアダプターが抜けている可能性が考えられます。
一方、「POWER/FAIL」が赤色に点灯している場合は、機器の故障が疑われるのでサポート窓口への問い合わせが必要です。
デバイスの問題
インターネットに接続できない場合は、スマートフォンやパソコンなどのデバイス側に問題が発生している可能性も考えられます。複数のデバイスでインターネットの接続状態を確認し、特定のデバイスのみ繋がらない場合、その可能性が高いでしょう。
一時的な不具合であれば、デバイスを再起動することで解消される場合がほとんどです。また、なにかの拍子にWi-Fiの設定をオフにしたり、機内モードをオンにしてしまった可能性もあるので、設定を確認してみましょう。
セキュリティーソフトとの相性の問題
セキュリティーソフトによって正常な通信がブロックされてしまい、インターネットに接続できなくなっている場合もあります。
セキュリティーソフトは本来、悪意ある攻撃からパソコンやスマートフォンなどを守ってくれる存在ですが、誤って正常な通信まで遮断してしまうことがあるのです。また、セキュリティーソフトの稼働により動作が重くなり、通信が不安定になっているケースもあります。
セキュリティーソフトがあやしい場合は、警戒レベルを下げるか、ソフトを一時的に停止して様子を見てみましょう。ただし、そうすると不正アクセスやウイルス感染のリスクが高まってしまうので、インターネットの接続を試す場合は、必ず信用できるサイトにアクセスしてください。
セキュリティーソフトが原因の場合は、再インストールにより症状が改善する可能性があります。
回線の問題
回線障害が起きている場合や、事業者がメンテナンスを行っている可能性も考えられます。
回線障害やメンテナンスの情報は、回線事業者の公式サイトやSNSなどで確認できます。この場合、利用者側でできることは特にないため、復旧作業やメンテナンスが終わるまで待機しましょう。
また、回線自体の安定性に問題があり、インターネットが途切れやすくなっている場合もあります。その場合は、回線自体の乗り換えを検討するのも手段のひとつです。
まとめ
光回線に使用される光ファイバーケーブルは、自然災害やケーブルへの圧迫・衝撃などにより断線してしまう場合があります。断線が疑われる場合は、回線事業者に相談してみましょう。
ただし、インターネットに接続できなくなる原因はさまざまあり、断線が原因ではないケースがほとんどです。ネットワーク機器やデバイスの状態も確認し、落ち着いて原因を特定しましょう。
断線ではなく回線の安定性が問題の場合は、光回線の乗り換えも手段のひとつです。
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