更新日:2024/12/20
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ルーターを再起動する方法は?再起動の効果や注意点も解説

ルーターを再起動する方法は?再起動の効果や注意点も解説

インターネット通信の調子が悪いときは、ルーターを再起動すると症状が改善する場合があります。実際に、不調の解消方法としてルーターの再起動を勧めている記事は多くありますが、どうすれば再起動できるのかわからない方も少なくないでしょう。

そこで本記事では、ルーターの正しい再起動方法をご紹介します。ルーターの再起動による3つの効果についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

ルーターの再起動とリセットの違い

ルーターの再起動とリセットの違い

ルーターの再起動と類似する操作として、「リセット」があります。

リセットとは、ルーターを初期化することです。パソコンやスマートフォンを初期化する際と同じように、ルーター本体を工場出荷時の状態に戻します。

一方、再起動とはあくまでルーターの電源を入れ直すことであり、本体の初期化はされません。

ルーターをリセットすると本体の設定が初期化され、出荷時の状態となります。リセット後に再度ルーターを使用する場合は、また初期設定が必要です。

そのため、ルーターに不具合が起きたときは、まずはリセットではなく再起動から試しましょう。本体のボタンで再起動やリセットができる場合は、押すボタンを間違えないよう注意が必要です。

ルーターを再起動する3つの効果

ルーターを再起動する3つの効果

パソコンやルーターのような精密機器は、長時間起動しているとなんらかの不具合が起こる場合があります。そういうときは、本体を一度再起動すると不具合が解消するケースが多いものです。

ルーターの再起動により、インターネット接続における不具合が解消される理由としては、主に次の3つが考えられます。

  • アクセスログの削除
  • チャネルの修正
  • ルーターの放熱

※不具合が解消する理由はさまざまであり、必ずしもこれらの効果によるものとは限りません。

アクセスログの削除

アクセスログとは、ユーザーがインターネットに接続した履歴のことです。保存されるログの範囲は製品により異なりますが、Webサイトの閲覧や動画視聴などでインターネットを使えば使うほど、ルーター本体にアクセスログが蓄積されていきます。

アクセスログがたくさん溜まると、インターネット接続において不具合が発生しやすくなるため、定期的な削除が推奨されています。

アクセスログは、ルーターの電源を切ると削除することが可能です。本体を再起動した場合も、同様に削除されます。

チャネルの修正

チャネルとは、情報やデータ、信号などの通り道のことです。

1台のルーターに複数のデバイスをつなぐとチャネルが重複し、インターネット接続において不具合が発生する場合があります。同じ道路を走る車の台数が多いと、道が混雑してスムーズに走行できなくなるようなイメージです。

例えば家族みんながそれぞれパソコンやスマートフォンを使用したり、家中でIoT家電を使用したりと、インターネットを積極的に活用している家庭では、ルーターのチャネルが重複しやすいでしょう。

ルーターを再起動すると、全ての通信が一度切断され、再起動後に接続し直されます。これによりチャネルの修正ができ、インターネット接続における不具合が解消する可能性があります。

ルーターの放熱

ルーターの電源を一度落として、しばらく放置してから起動させると、本体にこもった熱が放出されます。ルーターのような電子機器は熱に弱く、本体に熱がこもることで不具合が起こるケースは少なくありません。

とくに、一般的にルーターは起動したままの状態にするケースが多いため、本体に熱がこもりやすいと考えられます。

通信状況が悪い場合は、一度ルーターの電源を落として本体の熱を放出すると、不具合を解消できる可能性があります。

ルーターを再起動する方法

ルーターを再起動する方法

ルーター本体を再起動する方法には、次の3つの方法があります。

  • コンセントを差し込み直す
  • 設定ツールを用いる
  • 本体の再起動ボタンを押す

それぞれの方法について、以下で詳しく解説します。

コンセントを差し込み直す

ルーターを再起動する方法といえば、ルーター本体のコンセントを抜き、差し込み直す方法が一般的です。コンセントを差し込み直すだけの手軽な方法ですが、通信機器の設置状況によってはやり方が微妙に異なるので注意しましょう。

回線終端装置(ONU)につながっている場合

「回線終端装置(ONU)」とは光信号とデジタル信号の変換機器のことです。光回線を契約している場合に設置されることがありますが、近年はルーターと一体型のタイプも増えています。

回線終端装置は光コンセント(光回線専用のさし込み口)からケーブルでつながっており、箱状・板状の形状をしています。ルーターと非常によく似ており、見た目だけでは区別がつきにくいため、どれが回線終端装置か分からない場合は本体の側面や底面にあるラベルの型番から判断しましょう。インターネットで型番で検索するか、製品の取扱説明書に記載されている型番と突き合わせることで、その装置がルーターなのか回線終端装置なのかを判別できます。

ルーターが回線終端装置につながっている場合の再起動のやり方は、以下の通りです。

  • ルーター→回線終端装置の順にコンセントを抜く
  • 30秒程度放置する(放熱したい場合は5分程度放置する)
  • 回線終端装置のコンセントを差し、ランプが落ち着くまで待つ
  • ランプが正常に点灯したら、ルーターのコンセントを差す

壁のLANポートにつながっている場合

回線終端装置がなく、壁のLANポートに直接ルーターがつながっている場合は、以下のやり方で再起動しましょう。

  • ルーターのコンセントを抜く
  • 30秒程度放置する(放熱したい場合は5分程度放置する)
  • コンセントを差し直す

なお、その際、LANポートに接続されているケーブルは差したままにします。

設定ツールを用いる

ルーターによっては、スマートフォンやパソコンから設定ツールを用いて再起動できる場合があります。

ただし、設定ツールを用いる場合は、ルーターの電源が切れたあとただちに再起動されます。再起動までの放置時間が取れず、ルーターにこもった熱が放出されにくいため、放熱を目的とする場合はおすすめできません。

本体の再起動ボタンを押す

ルーターによっては、本体に再起動ボタンがついているタイプもあります。

例えば、関西圏で光回線を提供するeo光の「10ギガ対応eo光多機能ルーター」は、本体の背面に再起動ボタンがあります。本体のボタンを押して再起動する方法は、以下の通りです。

※本体背面にはリセットボタンもあるので、誤ったボタンを押さないようご注意ください。

  1. 本体背面の再起動ボタンを5〜6秒押す
  2. 本体前面の全ランプが橙点滅に変化したら、再起動ボタンから指を離す
  3. 橙点滅から一旦消灯したのち、再起動が始まるまでしばらく待つ

※具体的な手順は製品により異なります。

また、この方法も電源が切れたあとただちに再起動されるため、放熱を目的とする場合はおすすめできません。

ルーターはどれくらいの頻度で再起動するべき?

ルーターはどれくらいの頻度で再起動するべき?

基本的には、「通信速度が遅い」「通信が途切れる」などの不具合が起こったときに再起動すれば問題ありません。

どのくらいの頻度で不具合が起こるのかは、ルーターの性能や環境などにより異なります。

そのため、このくらいの頻度で再起動すべきと一概に言い切ることはできませんが、不具合をなるべく未然に防ぎたい場合は、半年に1回程度のペースで再起動するのがおすすめです。

なお、あまりにルーターの不具合が起こる頻度が高い場合は、ルーターをレンタルしているなら貸し出し元のプロバイダー、自前で用意したものならルーターの製造元に問い合わせましょう。

ルーターを再起動する際の注意点

ルーターを再起動する際の注意点

ルーターを再起動する際は、次のポイントに注意しましょう。

抜き差しやオン・オフの順番を守る

ルーターと回線終端装置が別々に設置されている場合は、ルーターを再起動する際、コンセント・ケーブルの抜き差しや電源のオンオフの順番を守りましょう。

ポイントは、必ず回線終端装置が先に電源が入っている状態にすることです。つまり、電源を落とすときはルーターが先、電源を入れるときは回線終端装置が先となります。

この順序を守らないと、ルーターの故障や電流の逆流を招く恐れがあるため、十分注意しましょう。

ファームウェア更新中の再起動は避ける

ファームウェアとは、ハードウェアを制御するためのソフトウェアのことです。ルーターにも搭載されており、ファームウェアをアップデートすることで不具合が解消されたり、新しい機能が追加されたりします。

ルーターのファームウェアは、定期的に自動更新される場合があります。更新中に本体を再起動すると、故障の原因になるため避けるようにしましょう。

ファームウェアが更新中かどうかは、ルーター本体のランプの点灯などで確認できる場合があります。確認方法は機器により異なるので、詳しくは公式サイトや取扱説明書で確認しましょう。

放熱を目的とする場合は放置時間を十分にとる

ルーターの放熱を目的とする場合は、コンセントを抜いたあと、再び差し込んで再起動させるまでに5分程度の時間をとりましょう。

電源をオンにするまでの時間が短すぎると、ルーターに負担がかかる原因になります。

ルーターを再起動してもトラブルが解消されない場合の対処法

ルーターを再起動してもトラブルが解消されない場合の対処法

インターネット接続における不具合は、ルーターを再起動することで解消されるケースが多くあります。

しかし、インターネット通信が不安定になる原因はさまざまです。ルーターを再起動しても症状が改善されない場合は、次のような方法を試してみましょう。

デバイスや、ほかの通信機器などの状態をチェック

インターネットの通信状況が不安定な場合は、パソコンやスマートフォンなどのデバイスや、回線終端装置やLANケーブルなどに不具合が起きている可能性も考えられます。

ルーターを再起動しても状況が変わらなければ、それらのデバイスや通信機器の状態をチェックしてみましょう。

ルーターの設置場所を見直す

Wi-Fiのような無線接続の場合、壁や家具などの障害物や、家電製品が発する電波の影響を受けて通信が不安定になることがあります。

ルーターの近くに背の高い壁や家具、家電や水槽などがある場合は、設置場所を見直してみましょう。

接続台数を減らす

ルーターには、製品ごとにデバイスの最大接続台数が設定されています。

1台のルーターに接続しているデバイスの数があまりに多いと、不具合の原因になるため注意しましょう。家族みんなのパソコンやスマートフォンのほか、IoT家電を多用している場合は、接続台数を見直すのも手段の一つです。

周波数帯を変更する

Wi-Fiには2.4GHzと5GHzの2種類の周波数帯があります。(新しい規格のWi-Fiなら6GHzも利用可能)

周波数帯を切り替えるだけで、不具合が解消されることもあるので、通信が不安定な場合は試してみましょう。接続する周波数帯の切り替えは、パソコンやスマートフォンなどのデバイス側で行います。

詳しいやり方は機種によっても異なりますが、多くの場合は設定アプリからWi-Fiの接続設定を選択し、接続先を選び直すことで切り替えできます。

ルーターを初期化する

ルーターを初期化すると設定がリセットされてしまうので、あくまで最終手段です。

初期化の方法は機種によって異なるので、公式サイトや取扱説明書で確認しましょう。

まとめ

ルーターは長時間起動したままにすることが多く、インターネット接続における不具合の原因になることがあります。通信速度が遅かったり、通信が途切れたりする場合は、ルーターを再起動してみるのがおすすめです。

ルーターを再起動する方法としてはコンセントの抜き差しが一般的ですが、製品によっては設定ツールや本体のボタンで再起動できる場合もあります。今回紹介した注意点に気をつけつつ、適切な方法でルーターを再起動しましょう。

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