Wi-Fiの「a」と「g」の違いを解説!接続先はどちらにするべき?
Wi-Fiのネットワーク名(SSID)を見てみると、末尾に「a」や「g」などの文字が付いていることがあります。それ以外は同じ文字列のことが多いため、どのような違いがあるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、Wi-Fiにおける「a」と「g」の違いを詳しく解説します。それぞれがおすすめのケースも紹介するので、どちらに接続するか迷っている人もぜひ参考にしてください。
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Wi-Fiの「a」と「g」の違い
Wi-Fiに接続する際に選択するネットワーク名(SSID)には、「a」や「g」などの文字が付くことがあります。例えば以下のように、同じ文字列の末尾に「a(A)」、「g(G)」と記載されることが多いでしょう。
- XXXX-YYY-a
- XXXX-YYY-g
これらの文字は、一般的にWi-Fiの周波数帯を示すものです。多くの場合、以下を意味します。
- 「a」が付く場合:5GHz帯
- 「g」が付く場合:2.4GHz帯
近年のWi-Fiルーターは、複数の周波数帯を利用できる場合が大半です。そのため、周波数帯を一目で区別できるよう、ネットワーク名に「a」や「g」といった文字が記載されることがあるのです。
なお、Wi-Fiルーターによっては、上記の5GHz帯や2.4GHz帯のほかに6GHz帯にも対応している場合があります。
使用できる周波数帯は、Wi-Fiルーターが対応しているWi-Fiの規格によって異なります。
| 世代 | 呼称 | 周波数 |
|---|---|---|
| 第7世代 | Wi-Fi 7 | 2.4GHz帯/
5GHz帯/ 6GHz帯 |
| 第6世代 | Wi-Fi 6E | 2.4GHz帯/
5GHz帯/ 6GHz帯 |
| Wi-Fi 6 | 2.4GHz帯/
5GHz帯 |
|
| 第5世代 | Wi-Fi 5 | 5GHz帯 |
| 第4世代 | Wi-Fi 4 | 2.4GHz帯/
5GHz帯 |
| 第3世代 | - | 2.4GHz帯 |
| 第2世代 | - | 5GHz帯 |
| 2.4GHz帯 | ||
| 第1世代 | - | 2.4GHz帯 |
Wi-Fiの「a」と「g」はどちらがおすすめ?
Wi-Fiの「a」と「g」は、5GHz帯と2.4GHz帯を区別する目印のようなものです。それぞれメリット・デメリットがあるので、シーンに合わせて接続先を切り替えると、利便性が高まる場合があります。
2つの周波数帯の違いを簡潔にまとめると、以下の通りです。
| 通信速度 | 電波干渉 | 障害物の影響 | |
|---|---|---|---|
| 5GHz帯 | ◎ | 受けにくい | 受けやすい |
| 2.4GHz帯 | ◯ | 受けやすい | 受けにくい |
基本的には通信速度の速い5GHz帯(a)がおすすめですが、接続が安定しない場合や利用環境によっては、2.4GHz帯(g)の方が適している場合もあります。
それぞれがおすすめのケースについて、以下で詳しく解説します。
a(5GHz帯)がおすすめの場合
5GHz帯は、以下のような場合におすすめです。
- 家電の近くでWi-Fiを使用したい
- 通信速度にこだわりたい
- 家族みんなでWi-Fiを使用したい
電子レンジやBluetooth機器など、私たちの身近には電波を使用する機器が数多くあります。それらの機器が発する電波と、Wi-Fiの電波の周波数帯が重複していると、電波干渉を起こして通信が不安定になる可能性があります。
5GHz帯はWi-Fi専用に用意された周波数帯とされており、ほかの家電の影響を受けにくく、家電が近くにあっても通信が安定しやすいのがメリットです。「部屋のレイアウト的に、パソコンの設置場所が家電の近くになってしまう」「Bluetoothイヤホンを使用することが多い」など、電波干渉が起こりやすい機器の近くでWi-Fiを利用することが多い人は、5GHz帯を選択するとよいでしょう。
また、基本的な通信速度は、2.4GHz帯よりも5GHz帯の方が速くなります。オンラインゲームや大容量の動画視聴などを楽しむことが多く、通信速度にこだわりたい人は5GHz帯を選ぶとよいでしょう。
さらに、使える帯域が広いため、多くの端末をWi-Fiに同時接続しても通信速度が下がりにくいというメリットもあります。家族みんなでWi-Fiを利用する場合や、スマート家電を導入している場合などにもおすすめです。
一方、5GHz帯は壁や天井などの障害物に弱いので、ルーターとは別の部屋でWi-Fiを使用する場合は、通信が不安定になったり、通信速度が低下したりする可能性があります。
g(2.4GHz帯)がおすすめの場合
2.4GHz帯は、以下のような場合におすすめです。
- Wi-Fiルーターから離れた場所でインターネットを利用したい
- Wi-Fiルーターや端末が5GHz帯に対応していない
2.4GHz帯は障害物に強く、電波が広範囲に届きやすいという特徴があります。そのため、Wi-Fiルーターとは別の部屋や、離れた場所でWi-Fiを利用しても、通信が不安定になりにくいのがメリットです。
例えば、ルーターが1階のリビングにあり、2階の寝室でWi-Fiを利用する場合などは、2.4GHz帯を使用すると通信が安定しやすいでしょう。
また、Wi-Fiルーターや端末の規格が古く、5GHz帯に対応していない場合も、2.4GHz帯を使用します。
ただし、2.4GHz帯は電波干渉が起こりやすく、家電の近くで利用するのは不向きです。
Wi-Fiの「a」と「g」の切り替え方
Wi-Fiの「a」と「g」は、パソコンやスマートフォンなどのWi-Fi設定画面から、接続中のものとは別のネットワーク名(SSID)を選択することで切り替えられます。
例えば、iPhoneの手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「Wi-Fi」を選択する
- 接続するSSIDを選ぶ
Android端末やパソコンも、基本的な手順は同じです。
Wi-Fiの「a」と「g」に接続できない場合の対処法
ここからは、Wi-Fiの「a」または「g」を選んで接続しようとしたときに、うまくつながらない場合の対処法を解説します。
まず試したいのが、Wi-Fiルーターや端末の再起動です。一時的な不具合であれば、多くの場合は再起動で解消されます。
再起動をしても接続できない場合は、以下のような方法を試してみましょう。
aに接続できない場合
Wi-Fiの「a(5GHz帯)」は、「g(2.4GHz帯)」に比べて電波の届く範囲が狭いのが特徴です。
そのため、Wi-Fiの「a」への接続がうまくいかない場合は、可能であれば端末をWi-Fiルーターの近くに移動させるとよいでしょう。例えば、スマートフォンやタブレットを「a」のSSIDに接続したいなら、なるべくルーターの近くでインターネットを楽しむようにすると、つながりやすくなる可能性があります。
デスクトップパソコンなどで、端末を移動させられない場合は、Wi-Fiルーターの設置場所を見直すことも検討しましょう。
gに接続できない場合
Wi-Fiの「g(2.4GHz帯)」は電波干渉が起こりやすいため、可能であれば家電から離れたところで端末を使用するのがおすすめです。
また、Wi-Fiルーターの設置場所を見直すことも大切です。部屋の中央や、高い場所にルーターを設置すると、電波が行き届きやすくなります。
Wi-Fiがつながらない場合は「中継機」や「メッシュWi-Fi」の導入もおすすめ
ここまで紹介した方法を試してもつながらない場合は、中継機やメッシュWi-Fiの導入もおすすめです。
中継機とは、Wi-Fiの電波を中継して、電波が届く範囲を広げるための機器のことです。Wi-Fiルーターから発信された電波をキャッチして再発信することで、ルーターから離れた場所にもWi-Fiの電波を届けてくれます。
一方、メッシュWi-Fiとは、親機となるルーターと、複数の子機を組み合わせて、Wi-Fiのネットワークを網目状に張り巡らせる通信形態です。家中に電波を行き届かせ、Wi-Fiの死角を減らすことができます。また、中継機とは異なり、接続先を親機から子機へその都度切り替える必要がなく、Wi-Fiにつながったまま家の中を移動できるのもメリットです。
中継機やメッシュWi-Fiを導入すれば、電波が届く範囲が広がることにより、Wi-Fiにつながりやすくなります。いずれも壁や天井などの障害物対策に効果的なので、特に「a」につながりにくい場合に有用です。
まとめ
Wi-Fiの「a」と「g」は、Wi-Fiの周波数帯を区別するための文字です。一般的に、「a」は5GHz帯を、「g」は2.4GHz帯を表します。
5GHz帯と2.4GHz帯にはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあるため、利用シーンに合わせて接続先を選択するとよいでしょう。
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