光回線が工事済みかを確認する方法｜賃貸・マンションで使えるかチェック！

賃貸物件で光回線が工事済みかどうかを確認する方法としては、①不動産会社や管理会社への問い合わせ、②物件情報の設備欄のチェック、③光回線事業者のサイトでの検索が有効です。工事不要ですぐ使えるかどうかを見極めることができます。
入居後は、室内の光コンセントやLANポートの有無を確認しましょう。光回線の配線方式は、光配線（高速・安定）、VDSL（電話回線経由で速度が劣る）、イーサーネット（LANケーブル接続）の3種類があり、快適な通信環境のために事前確認が重要です。

賃貸物件で光回線が使えるかどうか確認して、使えることがわかれば、快適にリモートワークやオンラインゲームができる環境を手に入れられます。

入居前に光回線が利用できるか確認する4つの方法

入居前に、マンションなどの賃貸物件に光回線が導入されているかどうか確認する方法を紹介します。引越しを検討している場合には、事前の確認がおすすめです。

• 不動産会社や管理会社に確認する
• 物件の設備を確認する
• 光回線事業者のサイトで確認する
• 部屋の中に光コンセントがあるか確認する

それぞれの確認方法について、詳しく説明します。

不動産会社や管理会社に確認する

物件の契約前であれば、先に不動産会社や管理会社に光回線が使えるかどうか確認してみるのもよいでしょう。

問い合わせれば、利用できるサービスも含めて教えてもらえる可能性が高いので、ぜひ問い合わせをして確認してみてください。

物件の設備を確認する

物件情報を確認して、どのような記載がされているか確認しましょう。記載内容によって、インターネットに対応しているかどうかがわかります。表記の目安は以下のようになります。
※必ずしも表にある記載がされているわけではありません。

インターネット完備	すぐにインターネットが利用できる状態
インターネット対応	共用部分までの回線工事が済んでいる状態 部屋への回線の引き込みやプロバイダー契約は自分でおこなう必要あり
物件情報にインターネットに関する記載がない	建物内に回線が通っていない可能性がある 回線工事をしたい場合は大家や管理会社に相談する

「インターネット完備」と記載されている場合は、工事がすでに完了しており、入居後すぐにインターネットを使える可能性が高い状態です。つまり、追加工事が不要な"工事済み物件"であると判断できます。
ただし、物件情報にインターネット対応やインターネットに関する記載がない場合は、すぐには利用できない可能性が高いので注意しましょう。

「光回線」「光ファイバー」といった記載もあれば、その物件に導入されているのは光回線だと限定できます。

インターネットに関する記載がない場合は、単に記載されていないだけの可能性もあるので、気になる物件であれば問い合わせ時に確認しましょう。

光回線事業者のサイトで確認する

光回線事業者のサイトで、導入されているかどうか確認できる場合があります。

住所やマンション名から検索でき、契約できるプランや電話・テレビなど同時に契約できるサービスも確認できます。

オンライン上で手軽に確認できるので、時間がない人にもおすすめのチェック方法です。

なおeo光の導入済みマンションについては下記のページから確認できますので、確認してみてください。

部屋の中に光コンセントがあるか確認する

部屋の中に光コンセントがあれば、光回線が導入されている可能性が高いため、賃貸物件の紹介サイトに掲載されている室内の写真や内見で確認してみましょう。

光コンセントは、物件近くの電柱から部屋まで引き込んだ光ケーブルとONUを接続するためのコンセントであり、一体型タイプと分離型タイプがあります。

一体型タイプは光コンセント単独ではなく、電化製品を利用するための電源コンセントも一体になっている光コンセントであり、新築物件に設置されている場合が多いようです。

分離型タイプは、電源コンセントと一体ではなく光コンセントとして独立したタイプを指しており、築年数が経っている物件に多くみられます。

光コンセントが設置されている場合、光回線の工事が完了している可能性が高いですが、以前の入居者が撤去工事をしていたり、配線が切れていたりするケースもあるため、確実に"工事済み"とは言い切れません。

あくまでも「光コンセントが設置されている場合は光回線が導入されている可能性がある」程度に捉えておきましょう。

入居後に光回線が利用できるか確認する4つの方法

入居後に、マンションなどの賃貸物件で光回線が利用できるかどうか確認する方法についても紹介します。

確認する方法は、室内にあるインターネット用のコンセントの形状です。これらについて詳しく説明します。

光コンセントがある場合

光コンセントは、光ファイバーケーブルとONUを接続する接続口です。これは、光回線を利用するときに必要なものとなります。

「光コンセント」や「光コンセントSC」と記されたコンセントがあれば、光配線方式で光回線に接続できる状態です。

ただし、光コンセントがあっても共用部分から各部屋までケーブルが届いていない場合もあるので、不動産会社や管理会社に確認するのがおすすめです。

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電話線用モジュラージャックがある場合

宅内に電話線用のモジュラージャックだけがある場合は、VDSL方式の光回線を利用できるかも知れません。

マンションなどの集合住宅には電話用の施設が基本的に備わっているため、VDSL方式であればインターネット用の配線工事を大規模におこなう必要がありません。そのため、築年数が古いマンションであればVDSL方式が採用されている可能性が高くなります。

ただし、固定電話用に用意されているケースもあるので、不動産会社や管理会社へも確認する方が良いでしょう。

LANケーブルの差し込み口がある場合

「LAN」や「INTERNET」と記載されたLANケーブル用の差し込み口がある情報コンセントの場合は、イーサーネット方式で光回線を利用できる可能性があります。

多くの場合、イーサーネット方式では宅内工事は不要とされています。インターネット利用開始日になれば、LAN差し込み口とルーターやパソコンなどをLANケーブルで接続することで、インターネットを利用できるようになります。

インターネット完備、入居後すぐにインターネットが使える、といった紹介がされているマンションであればイーサーネット方式で光回線が導入されていることが多くあります。

どうしても分からない場合は管理会社・物件オーナーに確認する

光回線が利用できるか、光回線方式なのかVDSL方式もしくはイーサーネット方式なのか確実に確認するなら、不動産の管理会社もしくはオーナーに確認するのがおすすめです。

特にLANケーブルの差し込み口のみある場合、イーサーネット方式なのか光配線方式なのか、客観的に見分けるのが難しいです。

引っ越し前・引っ越し後どちらの場合でも、管理会社もしくはオーナーに確認することが、光回線の利用状況を確認する最も確実な方法といえます。

光回線が使えないマンションでインターネットを利用する方法

引っ越し後に「このマンションでは光回線が使えません」と言われて困ってしまうケースも少なくありません。近年では、テレワークや動画配信サービスの普及により、自宅のインターネット環境の重要性が高まっています。

しかし、建物の構造や管理方針によっては、光回線の導入が難しい物件もあります。ここでは、光回線が使えないマンションでインターネットを利用するための主な方法を紹介します。

モバイルWi-Fi（ポケットWi-Fi）を使う

すぐにインターネットを使いたい場合には、モバイルWi-Fi（ポケットWi-Fi）の利用が便利です。小型のWi-Fiルーターを持ち運ぶことで、自宅だけでなく外出先でもインターネットが利用できます。

月額料金は比較的安く、回線工事も不要なので、申し込み後すぐに使える点が特徴です。ただし、通信速度や安定性は光回線に比べて劣る場合があるため、用途によっては物足りなさを感じることもあるかもしれません。

動画のストリーミング視聴やSNSの利用など、日常的な使い方であれば問題ありませんが、オンラインゲームやビデオ会議など、より高速で安定した通信を必要とする場合は注意が必要です。

ホームルーターを導入する（工事不要）

自宅に据え置きで使えるWi-Fi環境を整えたい場合には、ホームルーターの導入も選択肢のひとつです。コンセントに挿すだけでWi-Fiが使えるため、こちらも工事は不要で、届いたその日から使い始めることができます。

近年では5G対応のモデルも増えており、通信速度や安定性の面でも大きく進化しています。ポケットWi-Fiに比べて電波の受信感度が高く、広い部屋でも安定して接続しやすいという特徴もあります。

ただし、モバイル回線を利用しているため利用エリアや建物の構造によって通信品質が左右される場合があります。申し込み前に提供エリアの確認や速度の口コミを参考にすると安心です。

光回線の導入可否を管理会社に交渉する

今は使えない状態でも、将来的に光回線を導入できる可能性がある場合もあります。そういった場合は、まずは管理会社や大家さんに相談してみることをおすすめします。

特にマンションの場合、共用部分の工事が必要になるため、個人の判断だけでは導入できないケースが多いです。ただ、管理会社側が前向きに検討してくれることもあり、他の住人のニーズが高ければ、マンション全体として導入される可能性もあります。

光回線が使える他の物件を検討する

もし、どうしても光回線を使いたいという希望がある場合には、光回線対応の物件に引っ越すことも視野に入れてみても良いかもしれません。

最近では、賃貸物件検索サイトでも「インターネット無料」や「光ファイバー対応」といった条件で絞り込みが可能になっており、ネット環境を重視して物件を選ぶ人も増えています。

ただし、「インターネット対応」や「インターネット無料」と記載されていても、実際にはVDSL方式のように速度が制限されているケースもあるため、気になる物件があれば、具体的な回線の種類や通信速度などを事前に確認しておくと安心です。

光回線が使えない場合でも、モバイルWi-Fiやホームルーターといった代替手段をうまく活用すれば、ある程度快適なインターネット環境を整えることができます。また、管理会社との交渉や引っ越し先の選定時にしっかり確認しておくことで、後悔を防ぐことも可能です。

事前の確認と情報収集を行い、自分のライフスタイルに合った方法で快適なネット環境を手に入れましょう。

マンションの光回線の配線方式

マンションにおける光回線の配線方式は、下記の表のとおり3種類あります。配線方式によって通信速度に違いがあるので、チェックしておくのがおすすめです。

光配線方式	共用部分から各部屋まで光ファイバーケーブルで接続 最も通信速度が速いとされる配線方式
VDSL方式	共用部分まで光ファイバーケーブル、共用部分から各部屋までは電話回線でつなぐ 電話回線用のモジュラージャックを経由してモデムにつなぐ
イーサーネット方式	共用部分までは光ファイバーケーブル、共用部分から各部屋までLANケーブルでつなぐ 光配線方式と比べるとやや回線速度が遅くなる

それぞれの配線方式について、詳しく紹介します。

光配線方式

光配線方式では、まず共用部分まで光ファイバーケーブルがつながっています。そこから各部屋へも同様に光ファイバーケーブルでつないでいるものが「光配線方式」と呼ばれています。

VDSL方式やイーサーネット方式と比べ、各部屋まで光ファイバーケーブルでつながっているので、インターネット速度は安定しています。

比較的新しいマンションで導入されているケースが多く、古いマンションだと導入されていないケースが多くなっています。

これからインターネットが完備された集合住宅を選ぶのであれば、光配線方式を採用しているマンションがおすすめです。3種類のなかでも、一番安定した速度でインターネットを利用できます。

VDSL方式

VDSL方式は、共用部分までは光ファイバーケーブルでつながっています。共用部分から各部屋までは電話回線を利用して接続します。

電話回線を利用しているので、速度があまり出ないのがデメリットです。

古いマンションでは、もともとすべての部屋に電話回線がつながっていることが多いので、新たに工事をせずに導入できる点はメリットです。

イーサーネット方式

イーサーネット方式では、電柱から共用部分までは光ファイバーケーブルでつながっています。共用部分から各部屋まではLANケーブルを利用して接続します。

LANケーブルでの接続になるため、VDSL方式の電話回線と比べると速度は速いです。

まとめ：賃貸物件に入居するなら光回線が使えるか確認しよう

光回線が工事済みの状態で導入されているかどうかは、入居前に不動産会社や管理会社に確認しておくことが大切です。工事不要ですぐ使えるかどうかを知ることで、契約や引っ越しのスムーズさが大きく変わります。

リモートワークやオンラインゲームなどインターネットを利用する機会が多い方にとっては、賃貸物件へ入居する際に光回線が使えるかどうかも大切なチェックポイントとなります。eo光では、マンション向けのサービス・料金のページから導入済みマンションの検索も可能です。

新規で光回線を契約するなら、回線もプロバイダーも自社管理で安定品質のeo光をおすすめします。eo光では、一軒家とマンションのどちらのタイプの賃貸物件でも契約可能です。

ぜひ、ご検討中のマンションがeo光導入済みマンションなのか、一軒家の場合は提供エリア内なのかを確認してみてください。