更新日:2023/09/26
光回線

光回線とホームルーターの違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説

光回線とホームルーターの違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説

「光回線とホームルーターはどちらがおすすめなの?」「光回線とホームルーターの違いが知りたい」という方に向けて、光回線とホームルーターの違いを5つのポイントで徹底比較!

それぞれのメリット・デメリットやおすすめな人の特徴も解説しているので、どちらを選ぶか迷っている方はぜひ参考にしてください。

目次

光回線とホームルーターの違いとは?5つのポイントで比較

光回線とは、光ファイバーを利用した通信回線のことです。固定回線の一種でもあり、同じ固定回線のADSLと比べて、高速通信を実現できるという特徴があります。2023年1月にはNTT東日本・西日本のADSLサービスが終了し、現在は固定回線といえば光回線が主流です。

一方、ホームルーターとは、モバイル回線を利用してインターネット通信を行う据え置き型のWi-Fiルーターのことです。開通工事が不要で、自宅に製品を置くだけでインターネットを利用できます。

今回は光回線とホームルーターを、「通信速度」「速度制限」「月額料金」「導入の手軽さ」「初期設定の難易度」の5つのポイントで比較します。

光回線とホームルーターの比較表

下図のとおり比較表を作成しましたので、まずはチェックしてみましょう。

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通信速度

光回線の最大の特徴は、高速通信が可能なことです。同じ固定回線のADSLや、ホームルーターのモバイル回線と比べて高速なインターネットを楽しむことができます。

通信速度は環境やプランによっても左右されますが、光回線の場合、1ギガコースなら実測200~500Mbps程度、10ギガのコースなら実測2~7Gbps程度を実現可能です。一方、モバイル回線(ホームルーター)の場合は、実測値が上り7~8Mbps、下り40~200Mbs程度となります。自宅で動画やオンラインゲームをサクサク楽しみたい方には、光回線がおすすめです。

また、ホームルーターのモバイル回線には、ほかの電波や障害物の影響を受けやすいというデメリットもあります。

モバイル回線は、電信柱の上などにあるアンテナ(基地局)から無線の電波を発し、自宅に設置したホームルーターで受信するという仕組みを採用しています。無線の電波は電波干渉やコンクリート壁などの影響を受けやすく、どうしても電波が不安定になってしまうときがあるでしょう。

一方、光回線の場合は、光ファイバーケーブルを宅内まで直接引き込み、収容局と自宅を有線でつなぎます。インターネット回線を物理的につないでいるので、通信速度が安定しやすいのです。

※通信速度は宅内の環境や時間帯によっても左右される場合があります

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速度制限の有無

光回線は回線事業者ごとのプランによって月間データ利用量が設定されているものの、通常のインターネット利用であれば速度制限を受けることはほぼありません。

一方、ホームルーターは一定期間内のデータ利用量が比較的厳しく制限されています。また利用時間帯によってはアクセスの混雑による速度制限がかかることがたびたびあり、インターネットを利用する時間が長い方は不便に感じてしまう場合もあるでしょう。速度制限の条件は回線事業者ごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。

月額料金

プランの内容によりますが、光回線とホームルーターの月額料金を比較すると、光回線の方が若干高く設定されている場合が多いです。

ただしマンションのような集合住宅の場合は、光回線の料金がややリーズナブルになるため、ホームルーターと差がない場合が多いでしょう。すでに建物内に光回線が引き込まれているマンションなら、共有の回線を各部屋に引き込むだけでインターネットを利用できるため、戸建てタイプと比べて料金が低く設定されているのです。

また、キャンペーンやキャッシュバックなどを利用すれば、さらに料金を抑えることもできます。

導入の手軽さ

基本的に、光回線を利用するためには開通工事が必要です。それにともない、業者とのスケジュール調整や立ち会いも必要となり、別途工事費用も発生するなど、なにかとコストがかかります。また、申し込みから工事完了までには1~2カ月の期間がかかるため、引っ越しまであまり余裕がないような場合には開通工事が間に合わないかもしれません。なお、マンションなどですでに居室まで利用予定の光回線が導入されており、光コンセントなどが設置されている場合は、訪問工事が不要となる可能性があります。

一方、ホームルーターは、本体をコンセントに差すだけで手軽に利用できます。コンセントの近くであればどこでも設置でき、複雑な配線も必要ありません。申し込み後、ホームルーター本体が家に到着すれば、すぐにインターネットを利用できるようになります。

初期設定の難易度

ルーターの機種やパソコンのOSによっても異なりますが、ホームルーターは初期設定が比較的簡単な傾向があります。端末のWi-Fi設定をオンにして、ホームルーターのネットワークを選択後、製品本体の裏側に記載されているパスワードを入力するだけでOKなので、不慣れな方も安心です。

一方、光回線の場合は、ONUなど周辺機器をセッティングすることも考慮すると、ホームルーターと比べて複雑です。たいていは開通工事の際に事業者側で設定を終えてもらえますが、一部対象外となるケースもありますので、自分でできるか不安な場合は、初期設定のサポートサービスが充実している事業者を選ぶとよいでしょう。

光回線のメリット・デメリット

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ここからは、光回線のメリット・デメリットを解説します。

光回線のメリット

光回線のメリットは、主に次の3つです。

  • 安定的で快適なインターネット環境が手に入る
  • 複数のデバイスを同時接続してもストレスなく利用できる
  • オプションで光電話も利用できる

安定的で快適なインターネット環境が手に入る

ここまでご説明してきたとおり、光回線はそのほかの回線方式と比べて高速通信を実現できます。適切な環境下であれば通信速度に悩まされることはほとんどなく、快適にインターネットを利用できるでしょう。

また、光回線は速度が安定しやすいため、オンラインゲームや動画再生、大容量ファイルのダウンロード・アップロードもスムーズに行えます。自宅のインターネット環境を利用してリモートワークをしたり、趣味を楽しんだりしている方に向いているでしょう。

複数のデバイスを同時接続してもストレスなく利用できる

光回線には、複数のデバイスを接続しても通信速度が落ちにくいというメリットもあります。

パソコンやスマートフォン、ゲーム機器など、家族それぞれが異なるデバイスでインターネットに接続しても、ストレスなく利用できるでしょう。

オプションで光電話も利用できる

光回線のサービスによっては、オプションとして「光電話」を利用できることもあります。

光電話とは、光回線を用いた電話サービスのことです。インターネットを利用して通話を行う「IP電話」の一種で、インターネットと光回線をセットで契約することで利用料金の割引を受けられる場合もあります。

光回線のデメリット

光回線のデメリットは、主に以下の2つです。

  • 開通工事が必要な場合が多い
  • 未対応エリアでは利用できない

開通工事が必要な場合が多い

基本的に、光回線を利用するためには開通工事が必要です。

すでに宅内に光ファイバーケーブルが引き込まれていれば工事は不要ですが、必ず利用予定のサービスの光ファイバーケーブルであることを確認しましょう。光ファイバーケーブルは、回線事業者ごとに固有のものを使用しています。たとえば、マンションにA社の光設備が導入されていても、B社のサービスに申し込む場合は別途B社の回線工事が必要です。

マンションの物件情報に「光回線導入済み」と記載されていても、必ずどこの光回線事業者を導入しているのか確認してからサービスに申し込みましょう。

未対応エリアでは利用できない

光回線は、光回線に対応しているエリアでのみ利用できるサービスです。総務省が令和4年に行った調査によると光回線が利用可能な世帯は全世帯の99.3%と、ほとんどのエリアをカバーしているものの、残りの0.7%(39万世帯)は光回線を利用できません。

また、サービスの提供エリアは回線事業者によっても異なります。事前に回線事業者の公式サイトをチェックし、お住まいの地域が提供エリアに含まれていることを確認してから契約を申し込みましょう。

ホームルーターのメリット・デメリット

ここからは、ホームルーターのメリット・デメリットを解説します。

ホームルーターのメリット

ホームルーターのメリットは、主に以下の3つです。

  • 申し込みから数日で利用できる
  • 設置場所の自由度が高い
  • 引っ越し時の手続きが簡単

申し込みから数日で利用できる

ホームルーターは工事不要で利用できるため、申し込みから数日でインターネットを利用できる場合も多くあります。引っ越しまであまり時間がない場合など、すぐにインターネット環境が必要な方におすすめです。

設置場所の自由度が高い

ホームルーターは、近くにコンセントさえあれば家中どこでも設置できます。

ホームルーターとデバイスを無線で接続する場合なら、ホームルーターをコンセントにつなぐ電源ケーブル1本でインターネットを利用でき、配線まわりもスッキリ。お部屋のインテリアにこだわりたい方にもおすすめです。

引っ越し時の手続きが簡単

ホームルーターは開通工事が不要なので、引っ越し時の手続きも簡単です。

新しい住まいで引き続き利用する場合も、各サービスのマイページなどから登録住所を変更するだけでOK。引越し後にホームルーターを設置すれば、すぐにインターネットを利用できます。

ホームルーターのデメリット

ホームルーターのデメリットは、主に以下の3つです。

  • 大容量通信には不向き
  • 速度制限がかかる場合がある
  • 端末の購入費用がかかる

大容量通信には不向き

ホームルーターは光回線と比べて通信速度が遅いため、容量の大きいファイルをアップロードしたり、クラウド共有したりすると時間がかかってしまう場合が多いでしょう。

オンラインゲームや動画再生、リモートワークなど大容量通信を行う機会が多い場合は、光回線が向いています。

速度制限がかかる場合がある

ホームルーター(モバイル回線)は光回線と比べて帯域の細いモバイル回線を複数人で共有するため、時間帯によって速度制限がかかることがあります。

また、サービスによっては、直近数日間のデータ通信量によって速度制限がかかる場合もあるでしょう。

端末の購入費用がかかる

ホームルーターを利用するためには、月額利用料とは別にホームルーター本体の購入費用がかかります。本体価格は20,000円台から50,000円台までと幅広く、「予想外の出費」とならないよう事前にしっかり確認しておきましょう。

なかには月額料金を割引することで「本体代金は実質無料」としているサービスもあります。ただし、一定期間(2年・3年など)を過ぎる前に解約すると完全無料とはならず、残りの代金を支払わなければなりません。

たとえば、端末代金36,000円を3年間(36ヵ月)で実質無料とするサービスの場合、月々の割引額は1,000円。もしも契約から2年(24ヵ月)で解約した場合は、残り1年分の本体代12,000円を支払う必要があります。

光回線がおすすめな人

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  • 高速インターネットが必要
  • 動画視聴やオンラインゲームを快適に楽しみたい
  • リモートワークなど、自宅でも仕事をする機会が多い
  • 家族のパソコンやスマートフォンなど、接続する端末の台数が多い
  • インターネットだけでなく電話サービスも検討中

光回線は、インターネットの回線速度にこだわる方に向いています。高速通信が可能な光回線なら、動画視聴やオンラインゲームも快適に楽しめるでしょう。リモートワークで容量の大きなデータをアップロードしたり、クラウド共有したりする場合も安心です。

また、複数の端末を接続しても通信が不安定になりにくいため、家族みんなでインターネットを利用する場合にも適しています。サービスによってはオプションで「光電話」も利用できるため、電話サービスを検討中の方にもおすすめです。

ホームルーターがおすすめな人

  • 工事不要ですぐにインターネットを利用したい
  • 引っ越しまであまり時間がない
  • 複雑な設定なしで、手軽に利用したい
  • 引っ越しが多く、毎回の手続きにかかる負担を軽減したい

ホームルーターの最大のメリットは、工事不要で手軽にインターネットを利用できる点です。

ホームルーター本体をコンセントに差し込むだけでよいので、面倒な設定も必要ありません。また、近くにコンセントさえあれば、リビングや寝室、子ども部屋など家中どこにでも設置できます。

引っ越し時も登録住所を変更するだけでよいので、インターネット回線の導入や手続きにかかる手間を軽減したい方に向いています。

まとめ

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光回線とホームルーターの最も大きな違いは、インターネットの通信速度です。仕事や趣味でインターネットを利用する機会が多い方や、通信速度を改善したいと考えている方には光回線が向いているでしょう。

一方、ホームルーターは光回線と比べて通信速度は劣るものの、本体をコンセントに差し込むだけという簡便さが魅力です。それぞれのメリットだけでなくデメリットをおさえて、自分にとって最適なサービスを選択しましょう。

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