更新日:2023/09/15
光回線

光回線とADSLの簡単な見分け方は?両者の違いやおすすめの乗り換え先も解説

光回線とADSLの簡単な見分け方は?両者の違いやおすすめの乗り換え先も解説

インターネット回線の乗り換えを検討していて、自分の契約している回線が光回線とADSLのどちらかわからなくなっていないでしょうか。もしADSLを契約しているとしたら、提供終了日が迫っているので、早めに乗り換えるべきです。

本記事では、光回線とADSLの見分け方について詳しく解説します。両インターネット回線を見分けるのは難しくありませんので、焦らずに確認しましょう。

また、光回線とADSLの違いやおすすめの乗り換え先の紹介もありますので、ぜひ参考にしてください。

目次

光回線とADSLの見分け方

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光回線とADSLの見分け方は、主に次の3つです。

  • 契約書類を確認する
  • 設置されている機器で判断する
  • 事業者に直接連絡して確認する

契約書類だけでなく、設置されている機器でも判別できます。よく分からなければ、事業者に直接確認するのが確実です。

契約書類を確認する

最も簡単な光回線とADSLの見分け方は、契約書類を確認することです。契約書類内に、「光」もしくは「ADSL」と記載されていて判別できます。

もし契約書類が見当たらなければ、回線事業者からの請求書などをチェックしてみましょう。

請求書内に契約しているインターネット回線のプランやコース名の記載があれば、そこから判断できます。また、契約している回線事業者がわかれば、契約者向けのサイトにログインすることで現在の契約内容を確認することができるでしょう。

設置されている機器で判断する

光回線とADSLは、設置されている機器で判別することも可能です。

光回線もADSLも導入時には「回線終端装置」と呼ばれる機器を設置します。その機器に「ONU」や「VDSL」といった記載があれば、光回線を利用していると考えられます。

「ADSL」と記載されていれば、利用しているのはADSLとなります。また、ADSLの場合はADSL用の終端装置と電話機が接続できるようになっている「スプリッター」という箱型の機器も設置されています。

ただし、回線終端装置本体に明記されていない場合もあります。またマンションなどの集合住宅では、各戸内に回線終端装置が設置されていないこともあります。集合住宅の場合は、契約できる回線が限られていることがほとんどなので、管理会社やオーナーに確認すればすぐにわかるでしょう。

事業者に直接連絡して確認する

契約書や設置機器を見ても光回線かADSLかの判断ができなかったり、判断できる自信がない時は、事業者に直接連絡して確認しましょう。

問い合わせ時には契約者であるかの確認をされることが多いので、契約書や開通案内といった書類を手元に用意しておくとスムーズに進められます。

ADSLと光回線の違い

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ADSLと光回線は、主に次の4つに違いがあります。

  • 利用している回線の種類
  • 通信速度
  • 通信の安定性
  • 月額料金

大きく異なる点が多いので、詳しく解説します。

利用している回線の種類

ADSLと光回線では利用している回線(伝送路)の種類が異なります。ADSLでは電話線(メタルケーブル)、光回線では光ファイバーケーブルを用いたインターネット回線となっています。

ADSLで利用している電話回線は、従来固定電話のために利用されてきた回線をインターネットに活用したものです。メタルケーブル(銅線)を利用しており、電気信号でのやりとりを行います。

一方光回線で利用している光ファイバーケーブルは、石英ガラスやプラスチックで形成された繊維状の光ファイバーを束ねて作られたケーブルです。光の反射や屈折を利用して光信号でのやりとりを行い長距離間の通信でも短時間で大容量のデータ通信が可能です。光ファイバーについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

通信速度

ADSLと光回線では通信速度にも大きな差があります。一般的にADSLよりも光回線の方が速くなっています。

実際に両者の通信速度の目安は以下のとおりで、その差は一目瞭然でしょう。

項目 ADSL 光回線
最大通信速度(理論値) 50Mbps前後 1~10Gbps
実際の通信速度(実測値)の目安 5~20Mbps 最大1Gbpsの場合:200~500Mbps
最大10Gbpsの場合:2~7Gbps

光回線では光ファイバーケーブルを通じて、光の点滅による光信号で情報を伝達しています。一方のADSLは、電話線を通じて電気の変調による電気信号で情報を伝達する仕組みとなっています。

電気の変調よりも光の点滅の方がスピードが速く、1秒間に送受信できる信号の容量も大きくなります。

また、光ファイバーケーブルは、石英ガラスや高性能プラスチックなどでできた光ファイバーと呼ばれる繊維を束ねて作られたものです。外部からの影響を受けにくく遠くまで安定して光信号の送受信を行うことができる構造となっています。

このような仕組みの違いによって、ADSLより光回線の方が通信速度が速いのです。ただし、利用場所や宅内の環境によっては、光回線の通信速度の方が必ず速くなるとは言い切れません。

通信の安定性

通信の安定性においても、ADSLと光回線では違いがあります。

ADSLで使用する電話線(メタリックケーブル)は、周辺にある電話線などが発するノイズによる影響を受けやすい性質を持っています。同時に、利用場所から収容局の距離が遠くなるほど電気信号の伝達が困難・不安定になる傾向もあります。

これに対して、光ファイバーケーブルは外部からのノイズによる影響を受けにくく、光による信号をより遠くまで届けることが可能な構造になっています。そのため、光回線では長距離間でも安定して通信できるのです。

月額料金

月額料金もADSLと光回線では大きな差があり、光回線の方が高額な傾向があります。

月額料金の目安は、ADSLでは2,000円~3,000円前後であるのに対して、光回線は3,800円~7,000円前後となっています。

回線の種類 光回線 ADSL
タイプ 戸建て マンション
月額料金相場 約4,000~7,000円 約3,800~5,000円 約2,000〜3,000円

回線事業者によっては割引やキャッシュバックキャンペーンなどが行われており、それらを活用することでADSLより光回線の方が月額料金が安くなる場合もあります。

ADSLは提供終了日が間近!早めに乗り換え先を検討するべき

実はADSLは、サービス提供終了日が間近に迫っています。提供終了日以降は、インターネット接続ができなくなってしまうのです。

すでに多くのADSLではサービス提供が終了しているので、今は使えていたとしても、近いうちに使えなくなってしまうかもしれません。早めに乗り換え先を検討し、手続きを進めておくことをおすすめします。

おすすめの乗り換え先は光回線

ADSLからの乗り換え先としては、光回線をおすすめします。

月額料金が高くなる印象が強いかも知れませんが、インターネット利用時の快適さも考えるのであれば光回線を選ぶ方が良いでしょう。

月額料金の安さだけを基準として乗り換え先を選んでしまうと、利用時に通信速度の遅さが気になったり、頻繁に通信制限が発生してしまったりと不便を感じる機会が多くなるかもしれません。

月額料金も重視したい項目ではありますが、回線速度や通信の安定性といった通信品質も考慮して乗り換え先の回線を選ぶことが大事です。

ADSLから光回線に乗り換えた場合、WebページやSNSの閲覧・動画視聴といった大容量のデータ受信がスムーズになったり、オンライン会議やオンラインゲームで画面が止まってしまうといったストレスを感じない、快適な通信環境が整えられる可能性が高くなります。

自分に合った光回線の選び方

自分に合った光回線の選び方は、次のとおりです。

  • 提供エリア内かどうか
  • 月額料金が安いか
  • 自分の利用状況に合う通信速度か
  • 乗り換え費用を補填できるキャンペーンがあるか

上記を確認しておかないと、初期費用や毎月の通信費が高くなってしまったり、通信速度が遅くなって不便に感じてしまったりする可能性があります。

提供エリア内かどうか

もし気になる光回線があれば、自宅がサービス提供エリア内か確認しましょう。提供エリア外だと、そもそも契約ができません。

サービスの提供エリアについては、回線事業者の公式サイトで確認することができます。もし、確認できるページがわからない時は、電話やメールで直接問い合わせてみても良いでしょう。

月額料金が安いか

月額料金の安さも光回線を選ぶうえでは重要となるでしょう。月々の支払い時には気にならない額だったとしても、利用期間が長くなると総合計金額は大きなものになってしまいます。

もし利用期間の目安があれば、その期間の総額でお得になる回線を選択するのがおすすめです。

回線事業者によっては、利用開始から一定期間内は月額料金が割引されたり、オプションサービスの利用料が無料になったりするキャンペーンなどが実施されています。

利用中に発生する料金や割引される料金も含めて比較して、ご自身の予算に合う光回線を選びましょう

自分の利用状況に合う通信速度か

自分のインターネットの利用状況に合わせて、快適な通信速度が出せる光回線を選びましょう。通信速度が遅いと、思う通りにインターネットが使えず非常に不便です。

用途別の通信速度の目安は次のとおりとなっています。

利用用途 必要な速度
メールやチャット、SNSの受信 約500Kbps~1Mbps
サイト閲覧 約1Mbps~10Mbps
動画視聴 約3Mbps~25Mbps
Web会議 約10Mbps~30Mbps
オンラインゲーム 約30Mbps~100Mbps

動画視聴やサイト閲覧さえできればいいなら、25Mbps程度あれば十分です。しかし、Web会議やオンラインゲームなどもするなら、30Mbps以上は必要となります。また、家族で複数の機器を同時に使用する可能性がある場合は、さらに速い通信速度が出る光回線を選びましょう。

検討している光回線で、必要な速度が出るかあらかじめ確認してください。

乗り換え費用を補填できるキャンペーンがあるか

乗り換え費用を補填できるキャンペーンがある光回線を選ぶと、お得にADSLから乗り換えられます。ADSLからの乗り換え時に、解約違約金がかかる場合があるからです。

例えば、eo光では乗り換えキャンペーンとして、解約金・撤去費用を最大6万円まで補填してくれるキャンペーンがあります。
※eo光ネット【ホームタイプ】【メゾンタイプ】お申し込みの場合。

【キャンペーン実施中!】
他社違約金補填 | 光回線のeo光 [イオ] 公式サイト

なお、乗り換え費用を補填できるキャンペーンを利用するためには、所定のお手続きが必要となります。忘れずにお手続きして、ADSLから光回線へお得に乗り換えてください。

ADSLから光回線へ乗り換えるときの注意点

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ADSLから光回線へ乗り換えるときは、次の5つに注意してください。

  • 工事費が発生する場合がある
  • 開通までに1カ月以上かかる場合がある
  • ルーターの購入が必要な可能性がある
  • 固定電話の番号が使えなくなる場合がある
  • 賃貸物件の場合は注意が必要

光回線を利用するには、基本的に開通工事を行うので、契約から利用開始までに時間がかかったり費用が発生します。また、快適な通信環境のために、ルーターの購入が必要となるかもしれません。

他にも注意点はありますが、光回線に乗り換えれば高速で安定した通信環境が手に入る可能性が高いです。あらかじめ注意点を確認して、スムーズに乗り換えを進めてください。

工事費が発生する場合がある

光回線へ乗り換える際、工事費が発生して導入費用が高くなってしまう場合があります。建物に光回線の設備がなければ、工事をしなければいけないためです。

具体的な工事費は工事内容や工事日などによって変わりますが、1万円を超える場合があります。月額料金とは別に、工事費がいくらかかるのかあらかじめ確認しておきましょう。

開通までに1カ月以上かかる場合がある

通常、光回線は申し込みから工事まで約1カ月かかります。また、繁忙期であれば、数カ月以上かかる場合があるのです。

申し込んでからすぐに使えるようになるわけではないと、あらかじめ認識しておきましょう。

ルーターの購入が必要な可能性がある

光回線を利用して、複数の端末でインターネットを使ったり、Wi-Fiを使ったりしたいなら、自分でルーターの購入が必要な場合があるので注意してください。

なお、回線事業者によっては、Wi-Fiルーターを有料でレンタルしてくれる場合があります。また、キャンペーンで無料レンタルを実施している回線事業者もあるので、ルーターの費用をかけたくない人はキャンペーン内容を確認しましょう。

実際eo光では、eoホームゲートウェイもしくはeo光多機能ルーターの無線ルーター機能を12カ月無料でレンタルできます。詳しくは以下のサービスページをご覧ください。

できるだけルーター費用を抑えて、光回線を使い始めましょう。

固定電話の番号が使えなくなる場合がある

ADSLから光回線に乗り換えると、固定電話の番号が使えなくなることがあります。

もしADSL専用型プランの契約でプロバイダーから払い出された電話番号の場合、光回線に乗り換えると、同じ電話番号を引き継げません。別途、固定電話を利用する契約をして新たな電話番号を取得する必要があります。

なお、電話共有型プランであれば、問題なく同じ番号を引き継げるので安心してください。

賃貸物件の場合は注意が必要

賃貸物件に光回線を導入する際は、注意が必要です。

例えば、賃貸マンションの場合、基本的にすでに建物に導入されている回線設備を使用するので、好きな回線を選ぶことはできません。

戸建てで新たに光回線を利用するには、開通工事が必要となります。この工事の際に、光ファイバーケーブルの配線用に壁に穴を開けたり、ビス留めしたりする可能性があります。物件に傷をつけてしまう恐れがあるため、賃貸の戸建て物件の場合は、オーナーや管理会社から事前に許可を得て工事しないと、トラブルにつながります。また、退去時に原状回復が必要なことがあるため、退去費用が高額になる可能性があるので注意してください。

賃貸物件に新たに光回線を導入する際は、上記を事前に確認しておきましょう。

関西エリアでおすすめの光回線はeo光

関西エリアでおすすめの光回線は、eo光です。関西2府4県と福井県の一部の地域でサービス提供している光回線で、次のようなメリットがあります。

  • ピーク時でも通信速度が安定する
  • 他社の解約違約金を最大6万円まで補填できる
  • 標準工事費2万9,700円が実質無料

au・UQ mobile・mineoとのセット割引がお得

特に解約違約金や標準工事費に対するキャンペーンが魅力的で、金銭負担を最低限にしてADSLから乗り換えられます。

eo光についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

光回線とADSLの見分け方は簡単!ADSL利用者なら早めに乗り換えを検討しよう

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光回線とADSLの見分け方は簡単で、契約書類や設置されている機器を見ればすぐに分かります。分からなければ、回線事業者に直接連絡して確認しましょう。

もしADSLだった場合、サービス提供終了日が間近に迫っているので、早めに乗り換えを検討しましょう。乗り換え先に迷ったら、通信速度が速くて安定している光回線がおすすめです。

また、関西エリアにお住まいであれば、eo光は魅力的な光回線といえます。

eo光なら、解約違約金を最大6万円まで補填できたり、Wi-Fiルーターを12カ月間無料レンタルできたりと、金銭負担を少なくしてADSLから乗り換えできるのです。さらに、独自回線を利用しているため、ピーク時でも通信速度が安定しやすく、乗り換え後に通信品質の向上が期待できます。

eo光について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

※「即割」・「eo暮らしスタート割」・「eo光ネット 最大12カ月間900円割引キャンペーン」・「eoの10ギガ大作戦!キャンペーン」の適用が条件です。

※本サイト内に記載のキャンペーンやサービス内容は、記事の掲載・更新時点のものです。

※キャンペーンやサービス内容は予告なく変更・終了する場合がございます。

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