ルーターはレンタルと購入どっちがお得?光回線ユーザー向け選び方ガイド
「光回線のルーターは、レンタルするのと購入するのではどっちがお得なの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
その答えは、利用期間や求めるサポート内容などによって異なります。
そこで本記事では、レンタルと購入の違いを4つの軸でわかりやすく比較し、使い方やご希望にマッチする選択を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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そもそも、光回線で使う「ルーター」とは?
光回線で使う「ルーター」とは、光ファイバーを通じて届いたインターネットの信号を家庭内の複数端末へ分配するための機器であり、自宅で安定した通信環境を整えるために欠かせない存在です。
この章では、光回線におけるルーターの基本的な役割と、ホームルーターとの違いについてわかりやすく紹介します。
光回線におけるルーターの役割
光回線におけるルーターの役割は、「複数の機器をインターネットへ同時に接続すること」にあります。
光回線を自宅で使う際は、光ファイバーで送られた信号をまずONU(光回線終端装置)がデジタル信号へ変換し、その後、ルーターがWi-Fiまたは有線接続で各端末へと分配します。
つまり、ルーターがあることで家庭内にあるパソコンやスマホ、タブレット、ゲーム機などが同時にインターネットに接続できるようになるのです。ルーターがない場合、1台の機器しかインターネットにつながらず、Wi-Fiも利用できません。
無線LAN機能付きのルーターを選べば、ケーブルを使わずに自宅内の機器をインターネットに接続可能です。
さらに、多くのルーターにはファイアウォール機能が搭載されており、外部からの不正アクセスや攻撃を防ぎながら、パソコンやスマホ、IoT機器などを安全に利用できます。
なお、光回線で使うルーターは主に「レンタル」か「購入」のいずれかで入手するのが一般的です。
光回線用ルーターとホームルーターの違い
光回線用ルーターは、ONUと接続してインターネットにつながる環境を構築する機器です。一方のホームルーターは、4Gや5Gなどのモバイル回線を利用してインターネットに接続する据え置き型の無線ルーターのことを指します。
光回線は開通工事が必要ですが、ホームルーターは工事不要で電源を入れるだけで使えるのが特徴です。
通信面では、光回線は高速で安定した通信が期待できるうえ、データ容量に実質的な制限がありません。これに対して、ホームルーターは利用場所や時間帯によって速度や安定性が変動しやすく、プランによっては容量制限や速度制限がかかる場合があります。
また、光回線はレイテンシ(遅延時間)が非常に小さく、オンラインゲームやライブ配信、Web会議などリアルタイム性が求められる用途に強い点も大きな特徴です。モバイル回線を使うホームルーターは、基地局との距離や混雑状況によって遅延が発生しやすい側面があります。
レイテンシとインターネット回線との関係性について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
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双方の特徴を考慮すると、安定した通信を重視する場合には光回線が、工事ができない環境や手軽さを重視する場合にはホームルーターが向いているでしょう。
光回線用ルーターはレンタルと購入どっちがお得?4つの比較軸で徹底比較
では、光回線用ルーターをレンタルする場合と購入する場合では、どちらがお得なのでしょうか。ここでは、以下の4つの軸で比較します。
- 導入コストの違い
- 総額コストの違い
- 故障・不具合時のサポート体制の違い
- 回線の解約・乗り換え時の違い
ルーター選びで重視したいポイントがどこかを考えながら確認してみてください。
①導入コストの違い
| レンタル | 購入 | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 安い・ほぼ不要 | 本体代金が必要 (価格相場: 5,000〜20,000円前後) |
| 支払い方法 | 月額料金制が中心 | 一括購入が中心 |
レンタルは初期費用が安い、もしくはほとんどかからないケースが主流です。
一方、購入する場合は本体代金を最初に支払うことが多いため、初期費用が高くなる傾向にあります。市販ルーターの価格相場は5,000〜20,000円前後で、Wi-Fi 6対応機器は1万円前後、メッシュ機能搭載機器は2万円程度が一般的です。
②総額コストの違い
| レンタル | 購入 | |
|---|---|---|
| 総額コスト | 期間により変動 | 買い替えなければ固定 |
| 支払いが必要な期間 | 利用中は毎月 | 基本初回のみ |
| 向いている利用期間 | 短期~長期利用 | 特に長期利用 |
総額コストは、短期利用ならレンタル、長期利用なら購入が有利になりやすいです。
比較する際は、利用期間を基準にすると最終的な負担額の差がわかりやすいでしょう。
レンタルは月額料金が発生し続けるため、利用期間が長くなるほど総額が高くなりやすい特徴があります。購入は初期費用が必要ですが、月額料金がかからないため、長期間使う場合は総費用を抑えやすくなります。
③故障・不具合時のサポート体制の違い
| レンタル | 購入 | |
|---|---|---|
| 故障時の対応 | 提供元へ連絡すれば交換対応してもらえることが多い | 自身でメーカー窓口へ問い合わせ・自己負担での買い替えの可能性もある |
| 交換・修理費 | 基本的に提供元負担 | 保証内容によって負担が変動 |
サポート体制を重視する場合は、レンタルの方が安心感があるでしょう。
なぜなら、レンタルルーターは、故障や不具合が起きたときに提供元へ連絡すれば交換対応を受けられるケースが多く、手続きや費用の負担が少ないためです。
一方、購入したルーターは不具合が起きた際の問い合わせ先がメーカー窓口となり、サポート手続きは自身で進めなければなりません。修理や交換にかかる費用は、保証の有無や内容によってメーカー負担になる場合と自己負担になる場合があります。
さらに購入したルーターでは、保証外などで修理費が高額になるような場合は、新しいルーターへの買い替えが必要になるケースもあります。
メーカー対応は保証期間など条件によって変わるため、購入機器では保証期間や保証内容の事前確認が欠かせません。サポート対応の手軽さを優先するなら、レンタルの方が適した選択だといえます。
④回線の解約・乗り換え時の違い
| レンタル | 購入 | |
|---|---|---|
| 回線解約時の対応 | 回線とは別途で解約手続きなどが求められることがある | 手続き不要 |
| 乗り換え時の扱い | プロバイダーごとに確認が必要 | 継続利用が可能 |
レンタルルーターは、回線契約を解約するとレンタル契約も同時に終了するため、基本的には機器の返却が必要です。ただし、なかには異なるプロバイダーへ移ってもルーターのみをレンタルし続けられる場合もあります。
一方、購入したルーターは解約後も手元に残るため、そのまま次のインターネット回線で利用するか、保管・処分するかを自身で選べます。
【光回線のルーター選び】迷ったらまずはレンタルがおすすめ
光回線用ルーターをレンタルするか、購入するかで迷っている場合は、まずレンタルを選ぶのがおすすめです。
購入は初期費用が一括で必要となるため、導入に負担を感じやすいでしょう。しかしレンタルであれば、利用期間や設置環境がまだ確定していない場合でも、初期費用を抑えて導入可能です。
さらにルーターのレンタルは月額数百円程度から利用できるケースが多いうえ、機器を自分で購入・設定する手間が省けるため、試してみるには有効な選択だといえます。
また、インターネット回線と同じ窓口でサポートを受けられるため、設定に自信がない方や初心者の方にとっても安心感が高い選択肢です。
【購入・レンタル共通】ルーター選びで押さえておきたいポイント
最後に、購入・レンタルいずれの場合にも共通する、光回線用ルーターを選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。
主なポイントは、以下の2つです。
- 同時接続は何台まで可能か
- 自宅の広さをカバーできるか
それぞれ詳しく解説します。
同時接続は何台まで可能か
ルーターを選ぶ際は、同時接続できる台数を必ず確認しておきましょう。最大接続台数は機種によって異なり、「最大◯台」などと公式サイトに記載されています。
家庭内でパソコンやスマホ、タブレット、スマート家電、ゲーム機など複数台の端末を同時にインターネットに接続する場合、同時接続数が少ないモデルでは通信が混雑して速度が低下する恐れがあります。
また、今後の利用台数の増加も想定し、将来を見越して余裕のある接続台数のモデルを選んでおくのがおすすめです。
自宅の広さをカバーできるか
自宅の広さをカバーできるかどうかも、ルーター選びの重要なポイントです。十分なカバー範囲を確保できるルーターを選ぶためには、スペックに記載された対応面積を確認するようにしましょう。
ただし、複数フロアにまたがる場合や離れがある場合などでは、ルーターの対応面積はクリアしていても単体では家全体をカバーしきれないケースがあります。さらに、壁や床、階段などの構造上の障壁の有無も影響します。
ルーターの設置場所によってもカバー範囲が変わるため、家の中心部や床から1~2メートル程度の高さに設置するなどの工夫が必要です。
また、広い住宅や電波の死角が気になる場合は、メッシュWi-Fiや中継機を組み合わせることで、家全体を安定してカバーする方法もあります。eo光では、メッシュWi-Fiのレンタルサービスもご用意しておりますので、詳しく知りたい方は以下よりご確認ください。
まとめ
光回線用ルーターをレンタルするか購入するかの判断は、初期費用や総額コスト、サポート体制、回線解約時の取り扱いなどのうち、なにを重視するかで異なります。導入費用を抑えたい場合やサポートを重視する場合はレンタルがおすすめです。
また、同時接続台数や自宅の広さに合ったカバー範囲など、利用環境に合わせたルーター選びも重要です。特に、複数端末を利用する場合や広い住まいでは、性能に余裕を持ったモデルを選ぶことが安定した通信につながります。
eo光の1ギガコースで利用できる「多機能ルーターレンタルサービス」では、有線ルーター機能は無料で使え、無線ルーター機能は月額105円で追加可能です。また、5ギガ・10ギガコースでは「ホームゲートウェイ」が提供され、接続して電源を入れるだけで、初期設定不要で利用を開始できます。
eo光が提供するルーターであれば、自前のルーターと比べてeo光の回線との相性や接続の安定性といった点に不安が少なく、快適な通信環境を整えやすい点も大きな魅力です。ぜひこの機会に、eo光ネットとの併用をご検討ください。
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