更新日:2025/06/13
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Wi-Fiテザリングとは?接続方法やメリット、注意点などを解説

Wi-Fiテザリングとは?接続方法やメリット、注意点などを解説

外出先でパソコンを使いたいときや、Wi-Fi環境がない場所でインターネットに接続したいとき、スマートフォンのテザリング機能が役立ちます。

しかし、テザリングにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や設定方法が異なります。また、便利な機能である一方で、バッテリー消費やデータ通信量の増加など、注意すべき点もあります。

本記事では、特に一般的に使われているWi-Fiテザリングに焦点を当て、基本的な仕組みから設定方法、メリット・デメリット、利用時の注意点まで詳しく解説します。

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目次

Wi-Fiテザリングとは|3種類あるテザリング接続方法のうちの一つ

Wi-Fiテザリングとは|3種類あるテザリング接続方法のうちの一つ

テザリングにはWi-Fi、Bluetooth、USBそれぞれを利用した3種類の接続方法があり、Wi-Fiテザリングはそのうちの一つです。

この章では、まずはそれぞれのテザリングの接続方法を詳しく紹介します。

Wi-Fiテザリング

Wi-Fiテザリングは、スマートフォンをWi-Fiルーターのように利用し、ほかの機器に電波を飛ばしてインターネット通信を共有する方法です。3種類あるテザリング接続方法のなかでもっとも一般的に使われている方法で、単に「テザリング」と呼ばれる場合はWi-Fiテザリングを指していることが多いでしょう。

さまざまなデバイスがWi-Fiに対応しているため、幅広い機器で利用可能です。また、同じ無線接続のBluetoothテザリングと比べると通信速度が速く、より安定した通信を実現できます。

一方で、Bluetoothテザリングよりもスマートフォンのバッテリー消費は激しい傾向にあります。

Bluetoothテザリング

Bluetoothテザリングは、スマートフォンとほかの機器をBluetoothで接続し、インターネット通信を共有する方法です。Wi-Fiテザリングと比較すると通信速度は劣る傾向にあるものの、スマートフォンのバッテリー消費は抑えられます。

USBテザリング

USBテザリングは、USBケーブルでスマートフォンをパソコンなどと有線接続してインターネット通信を共有する方法です。Wi-FiテザリングやBluetoothテザリングといった無線接続に比べると通信の安定性が高く、高速通信を維持しやすいという特徴があります。

テザリング中は、USBケーブルを通じてパソコンからスマートフォンへ給電が可能です。スマートフォンを充電しながらテザリングを利用できるため、長時間テザリングを利用してパソコン作業をするようなシーンに向いています。

ただし、パソコンのバッテリーの減りが早まる点には注意が必要です。

そもそもテザリングとは?

そもそもテザリングとは?

テザリングとは、スマートフォンなどの回線をほかのデバイスに共有し、インターネットに接続する仕組みのことです。「スマートフォンをモバイルルーターのように使用する」というとイメージしやすいかもしれません。

現在販売されているスマートフォンの多くにはテザリング機能が標準搭載されており、iPhoneでは「インターネット共有」とも呼ばれます。

また、テザリング機能を利用するためには、キャリアとの契約内容によっては事前の申込みが必要だったり、オプション料金が発生したりする場合もあります。

「Wi-Fi」と「テザリング」の違い

「Wi-Fi」と「テザリング」の違い

Wi-Fiは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスを無線でローカルエリアネットワークに接続する、無線LANの規格の一つです。一方のテザリングは、データ通信機能を持つスマートフォンを親機として、そこからほかのデバイスに電波を飛ばしてインターネットに接続できるようにする機能です。

つまり、Wi-Fiは「通信規格」の一つであり、テザリングは「インターネット接続方法」の一つで、それぞれ異なるものを指す用語だということです。

Wi-Fiテザリングの接続方法

Wi-Fiテザリングの接続方法

この章では、Wi-Fiテザリングの接続方法を具体的に紹介します。iPhoneとAndroidでは、接続方法に違いがあります。

iPhoneの場合

iPhoneのWi-Fiテザリングの接続方法は、以下のとおりです。

  1. 以下のいずれかの順に選択する
  • 「設定」>「インターネット共有」
  • 「設定」>「モバイル通信」
  • 「モバイルデータ通信」>「インターネット共有」
  1. 「ほかの人の接続を許可」をオンにする

Androidの場合

AndroidのWi-Fiテザリングの接続方法は、以下のとおりです。

  1. 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「アクセス ポイントとテザリング」>「Wi-Fi アクセス ポイント」の順に選択する
  2. 「Wi-Fi アクセス ポイント」をオンにする

ただし、機種によって設定方法の詳細は異なります。

Wi-Fiテザリングのメリット

Wi-Fiテザリングのメリット

Wi-Fiテザリングを活用するメリットは、主に以下の2点です。

  • スマートフォンがあればWi-Fi環境がないところでも通信できる
  • モバイルWi-Fiルーターが不要

それぞれ詳しく解説します。

スマートフォンがあればWi-Fi環境がないところでも通信できる

Wi-Fiテザリングがあれば、Wi-Fi環境がないところでもインターネット通信が可能です。例えば、外出先でパソコン作業をしたいもののWi-Fiがない場合でも、スマートフォンを親機としてパソコンをインターネットに接続できます。

場所を選ばずにパソコン作業ができるようになることで、行動範囲が広がる人も出てくるでしょう。

モバイルWi-Fiルーターが不要

Wi-Fiテザリングを利用すればモバイルWi-Fiルーターを別途契約する必要がなく、契約費用も抑えられます。また、普段持ち歩くスマートフォンがルーター代わりになるため、外出時に余計な荷物が増えることもありません。

手間とコストの両面から、手軽にインターネット環境を持ち運べる点がメリットです。

Wi-Fiテザリングの注意点

Wi-Fiテザリングの注意点

特に出先での活用に強みを持つWi-Fiテザリングですが、以下のような注意点もあります。

  • バッテリー消費が激しい
  • データ通信量が増える
  • オプション料金がかかることがある
  • 通話中は利用が制限される
  • 光回線より通信速度が遅い傾向にある

注意点もしっかりと把握したうえで、活用を検討するようにしましょう。

バッテリー消費が激しい

Wi-Fiテザリングは、無線接続のテザリングのなかでも特にバッテリーを激しく消費する接続方法です。なぜならWi-Fiテザリングでは、スマートフォンが通信を行うために常にWi-Fiの電波を発し続けるためです。

さらに、常にWi-Fiの電波を発しながら長時間利用していると、スマートフォン本体が熱くなることもあります。そのためWi-Fiテザリングの利用時には、バッテリーの残量だけでなく、本体の発熱にも注意を払いながら利用する必要があります。

データ通信量が増える

Wi-Fiテザリングによる通信では、スマートフォンのデータ通信量を消費します。Wi-Fiテザリングの利用によってデータ通信料が増え、契約の上限に達してしまうと、通信制限がかかってインターネットの速度が著しく低下することがあります。

データ容量の大きなプランへの変更や追加購入が必要となるような場合には、結果的に費用がかさんでしまう可能性もあるため注意が必要です。

オプション料金がかかることがある

契約しているキャリアやスマートフォンの料金プランによっては、Wi-Fiテザリングを利用するためにオプション料金が発生することがあります。多くの場合、金額は月額数百円程度ですが、思わぬ追加料金が発生しないよう利用開始前にしっかりと確認しておくことが大切です。

通話中は利用が制限される

Wi-Fiテザリング中に親機としているスマートフォンに電話がかかってきた場合には、通話が優先されます。通話中はWi-Fiテザリングで接続している端末の通信速度が遅くなるか、スマートフォンの機種によってはWi-Fiテザリングが切断される場合もあることは頭においておくようにしましょう。

光回線より通信速度が遅い傾向にある

Wi-Fiテザリングの通信速度は、それほど速いものではありません。場合によっては、ホームルーターやモバイルWi-Fiルーターよりも通信速度が遅くなることがあります。

特に光回線と比較した場合、速度の遅さが気になる人は多いでしょう。高速かつ安定した通信を求める場合には、Wi-Fiテザリングは最適な答えとはいえないのが実状です。

通信上限を気にせずインターネットを利用するなら、自宅では光回線を使うのがおすすめ!

Wi-Fiテザリングは場所を問わずインターネット通信ができる点が主な魅力ですが、スマートフォンのバッテリーやデータ通信量を大きく消費するというデメリットがあります。

外出先では非常に重宝するものの、自宅でインターネットを頻繁に利用する場合には通信上限に達してしまいやすいことから、自宅利用には不向きといわざるを得ません。

自宅でのインターネット利用には、光回線がおすすめです。光回線は高速通信が可能で、テザリングだけでなく、モバイルルーターやホームルーター、CATV(ケーブル回線)などと比べても通信速度が速いのがメリットです。

また、通信の安定性も高く、複数のデバイスを接続しても通信が不安定になりにくいのも特徴です。特に自社で光ファイバー網を敷設・管理する独自回線型の事業者であれば、回線の混雑状況に応じて柔軟な増強が可能で、基本的に通信制限がかかることもありません。

例えば、関西で光回線サービスを展開するeo光は、独自回線型で5ギガコースや10ギガコースなどの超高速コースもご用意する光回線事業者です。高画質の動画視聴やオンラインゲームなどもサクサク快適にお楽しみいただける、安定した高速通信をご提供しています。

外出先ではWi-Fiテザリング、自宅では光回線、と併用すれば、それぞれのメリットを活かしてデメリットを補えるため、より快適にインターネットを利用できるようになるでしょう。

まとめ

Wi-Fiテザリングは、場所を選ばずにインターネット接続を可能にする方法です。出先でのインターネット接続には便利な反面、バッテリー消費やデータ通信量の増加、通信速度の制限といった注意点もあります。

特に、自宅での高速かつ安定したインターネット環境を求めるなら、通信制限を気にせず使える光回線がおすすめです。Wi-Fiテザリングと光回線を併用することで、外出先では手軽に、自宅では快適にインターネットを利用できるでしょう。

eo光ネットは、独自回線で高品質な光回線サービスを提供しており、大容量のデータ通信も快適に行えます。関西エリアで高速で安定したインターネット通信をお求めなら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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