更新日:2023/08/14
光回線

光回線は電話線なしで利用可能!違いや光回線の導入方法を解説

光回線は電話線なしで利用可能!違いや光回線の導入方法を解説

「光回線は電話線がなくても利用できるのだろうか」

「電話線をつかった通信と光回線ではどのような違いがあるのだろうか」

このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

テレワークで自宅からテレビ会議に参加したり、プライベートで動画配信サービスを使って映画やドラマを楽しんだりするなど、今や自宅でのインターネット接続に、安定して速度の速い光回線は欠かせません。

本記事では電話線を使った通信と光回線の違い、光回線を導入するメリットとデメリットなどを解説します。

目次

光回線は電話線がなくても利用できる

電話線がなくても光回線は導入できます。

光回線は「光ファイバー」と呼ばれる繊維状の光の伝送路でできたケーブルを使って通信を行うものです。光ファイバーケーブルを自宅に引き込んでインターネット通信を行うため、電話線は不要です。

光回線が普及し始めるまでの、ダイヤルアップやISDN、ADSLと呼ばれるインターネット接続では電話線を利用していました。

インターネット回線の種類を紹介

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インターネット回線の種類を5つご紹介します。

  1. ダイヤルアップ
  2. ISDN
  3. ADSL
  4. CATV回線
  5. 光回線

1〜3は電話線を使ったインターネット回線です。光回線は光ファイバーケーブルを、CATV回線は専用のケーブルを使ってインターネットに接続します。どのようにインターネットへ接続するのか、各方法の詳細をみてみましょう。

電話線1:ダイヤルアップ(アナログ回線)

電話線を使ってインターネットへ接続する方法の一つ目は、アナログ回線を使ったダイヤルアップ接続です。

アナログ回線は、アナログ信号を電話線の銅線を使って通信するもので、糸電話と同じ原理です。電話線の銅線のことをメタル線と言います。

1990年代の中頃、固定電話回線があれば自宅でインターネットに接続できたため、一般家庭では主流の接続方法でした。

通信速度は低速で、かつ接続すればするほど料金がかかるため、最終的に高額な利用料金を請求される人もいました。

またダイヤルアップ接続中は電話線を占有するので、インターネットに接続している最中は電話が使えないのもデメリットでした。

電話線2:ISDN(デジタル回線)

1990年代後半に入りダイヤルアップに代わって普及し始めたのが、ISDNと呼ばれるデジタル回線です。

ISDN回線は、電話線の銅線を使うのはアナログ回線と同じです。ただし音声データをデジタル変換して送信する接続方法となりました。電話とインターネットが同時に利用できるのが大きな長所です。

しかし通信速度はダイヤルアップとほとんど変わらず、低速のままといったデメリットがありました。

その後にADSLが登場し、インターネットはブロードバンドの時代に移り変わっていきます。

電話線3:ADSL

2000年代に入って急速に普及し始めたのがADSLです。

ADSLでも、これまでの接続方法と同様に電話線を利用します。電話線の中で、音声伝達のために使用しない周波数帯域でデータ通信するため、電話とインターネットの同時利用が可能です。

電話回線と共用するタイプなら、導入時の工事もNTT局内だけで行われるので立ち会う必要がありません。簡単に導入できるのもメリットです。ただし専用線タイプの場合は立ち会いが必要な場合があります。

ダイヤルアップやISDNと比較すると、ADSLは通信速度が速くなりました。そのおかげで一般家庭でも動画視聴ができるようになりました。また料金も定額制になったため、大容量のデータ通信サービスを意味する「ブロードバンド」を普及させるきっかけにもなったのです。

一方で豪雨や雷などの悪天候時や電磁波の影響で通信が途切れることがあります。また収容局からの距離が離れていると通信が不安定になりやすいです。オンラインゲームやテレビ会議などの利用には速度が足りないこともデメリットとして挙げられます。

ADSL以降は、そもそも電話線を使わない「光回線」を導入するケースが増えていきました。今後、設備の老朽化によってADSLは終了する予定となっています。

CATV回線

CATV回線とは、ケーブルテレビに利用する専用回線のことです。CATV回線を活用すると、テレビだけでなくインターネットにも接続できます。ケーブルテレビ局からの同軸ケーブルを使用したり、光回線と同軸ケーブルを組み合わせたりして接続します。

一方CATV回線では提供エリアが異なるため、万が一、光回線が届かない場所でもCATVなら利用可能という場合もあります。

ただし同軸ケーブルでの接続は光回線に比べると速度が遅くなり、通信が安定しないことがあります。インターネットの通信速度や安定性を重視するのであれば、光回線を提供している回線事業者と契約するのがおすすめです。

光回線

光回線とは「光ファイバー」と呼ばれる繊維状の光の伝送路でできたケーブルを利用した通信回線のことです。光ファイバーは石英ガラスやプラスチックといった光を通す繊維でできており、光信号でデータを送受信します。

光回線は電話線よりも高速で安定した通信ができる点が特徴です。また通信速度も速いです。電話線では最大50Mbpsが限界だった通信速度が、光回線では10Gbps・5Gbpsなどの超高速通信も可能になりました。

また光回線により「光電話」と呼ばれる固定電話も利用できます。

電話線より光回線が主流の理由とは?メリットを紹介

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電話線と比べた場合の、光回線のメリットを紹介します。

  • 通信速度が速く安定する
  • データ通信量を気にせず利用できる
  • 光回線があれば光電話が利用できる

順に解説します。

通信速度が速く安定する

光回線の一番のメリットは、通信速度が速くて安定していることです。電話線と光回線の通信速度は、次のようになっています。

  • ADSL:50Mbps程度
  • 光回線(最大1ギガコース):実測200〜500Mbps
  • 光回線(最大10ギガコース):実測2〜7Gbps

※通信速度は環境や利用状況によって変わるので、あくまで目安としてお考えください。

このように、光回線の速度はADSLに比べて圧倒的に速いです。

ADSLは、電話の収容局からの距離や天候で通信速度や通信品質が変わってしまいます。しかし光回線は、距離や建物の有無、電波状況にも左右されにくく安定して通信できます。

データ通信量を気にせず利用できる

光回線では家庭での一般的な利用範囲内であれば、ほぼ無制限で利用できます。

4Gや5Gなどのモバイル回線のみの利用の場合、毎月「ギガの消費量が気になる」という人も多いでしょう。ついつい動画を見すぎてしまって、データ通信に制限がかかってしまったことはありませんか。

自宅に光回線を導入すれば、家族みんなで、それぞれの端末で一日中動画を視聴しても速度が制限されることはありません。光回線の料金プランは定額制なので安心です。

ただし回線業者が不適切な利用と判断した場合、速度制限が実施されることがあります。

参考:月間データ通信量の上限が知りたい|eoユーザーサポート

光回線があれば光電話が利用できる

光回線を導入すると、自宅に電話線を引かなくても「光電話」と呼ばれる固定電話が利用できます。

電話線を使ったアナログ電話に比べると、基本料金が安くなる場合があります。またかける相手によっては、通話料が無料になったり安くなったりすることもあります。

光電話を使うにはアダプターなどの接続機器が必要ですが、光電話サービスを申し込めば回線事業者からレンタルすることができます。

光回線を導入するデメリット

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これまで光回線のメリットを挙げてきましたが、デメリットもあります。光回線を導入するうえで注意すべきデメリットは、次の3つです。

  • 回線を引き込む工事が必要
  • 外出先で利用できない
  • ADSLに比べて料金が高い

ひとつずつ解説します。

回線を引き込む工事が必要

光回線の導入には、光ファイバーケーブルを引き込む工事を実施します。工事の際は立ち会いが必要です。

申し込み後に回線事業者と相談して日程を決めることになりますが、すぐに工事が実施できるとは限りません。申し込みから1カ月後、混雑している時期だと2カ月以上かかることもあります。引き込み工事を行うにあたり、工事費も発生します。

工事が完了しないと光回線は使えませんので、光回線の導入を決めたら早めに申し込むのがおすすめです。

外出先で利用できない

光回線は自宅の外では利用できません。

有線の場合はLANケーブルが届く範囲、無線の場合はWi-Fiの電波が届く範囲でないとインターネットに接続できません。

外出先でもインターネットに接続したい場合は、スマートフォンやモバイルルーターなどを活用しましょう。

ADSLに比べて料金が高い

光回線は、ADSLやISDNなどの電話線を利用したインターネット回線に比べて料金がやや高い傾向にあります。

ADSLの場合、固定電話料金を除いた月額料金は3,000円程度です。光回線は戸建てプランの場合5,000〜6,000円程度かかることがあります。

光回線を契約更新月以外で解約すると違約金を払わなければならない可能性がある点もデメリットです。

光回線をお得に導入するコツ

「光回線を導入したいけど費用が高い」と躊躇している方は、回線事業者が行うキャンペーンや特典を活用すると安く利用できることがあります。

例えば、新規申し込みで工事費が無料になるキャンペーンは多くの回線事業者で実施しています。工事費は数万円かかることもあるので、工事費無料はかなりお得です。

インターネット回線と、固定電話やスマートフォンとの同時利用で適用される「セット割引」特典を実施している回線事業者もあります。光回線の料金が高いと感じたとしても、固定電話やスマートフォンとのセット割を使うと通常より安くなるパターンがあるので必ずチェックしましょう。

特典を利用する場合は「キャンペーンの適用条件」のチェックが必須です。キャッシュバックや月額料金の割引特典を受けたい場合、

  • 新規申し込みのみが対象か
  • オプションの加入が必要ではないか
  • 申し込む時期が限定されていないか
  • 併用できないキャンペーンがあるか

などの適用条件を確認しましょう。

インターネット接続を電話線から光回線に切り替える手順

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「スマートフォンのギガの消費を抑えたい」

「オンラインゲームや動画投稿なども楽しみたい」

このように自宅で大容量のインターネット通信を利用したい方は、光回線の導入をおすすめします。

今まで電話線を使ったインターネット接続しか利用していなかった方も、この機会に光回線への切り替えをご検討ください。光回線に切り替える手順は次のとおりです。

  • 光回線とプロバイダーを決める
  • 提供エリアを確認する
  • 申し込んだあとに工事日を決定する
  • 機器の初期設定を行って利用を開始する

順に解説します。

光回線とプロバイダーを決める

光回線を開通させるには、回線事業者とプロバイダーとの契約が必要になります。

回線事業者はその名のとおり、光回線(光ファイバーケーブル)を提供する事業者です。一方のプロバイダーは、インターネットとつながるように接続サービスを提供している事業者です。

例えば光回線(光ファイバーケーブル)を自宅に設置してもプロバイダーと契約しない場合、インターネットに接続できません。

ただし光回線とプロバイダーをワンセットで提供している事業者もあります。

提供エリアを確認する

光回線は、回線事業者ごとに光ファイバーケーブルを引き込める提供エリアが決まっています。自宅の住所が提供エリア内でないと申し込みできないので、申し込む前に提供エリアを必ず調べましょう。

引越し先が賃貸住宅の場合、光回線が導入されているか事前に確認することも大切です。戸建て住宅の場合も、気になっている光回線のサービス提供エリア内か事前に確認しましょう。

申し込んだあとに工事日を決定する

光回線事業者に新規契約の申し込みをすると、担当者から連絡がありますので、その際に工事日を決定してください。

工事は数時間で終了しますが立ち会いが必要です。工事日には予定を入れないようにしましょう。

工事日は、申し込みから1カ月程度先になることが多いです。ただし引越しが多くなる春先は申し込みが殺到して、工事日が2カ月以上先になることもあります。

機器の初期設定を行って利用を開始する

工事が終了したら、機器の設定を行うと利用が開始できます。

通常、宅内工事では工事担当者が「ONU」と呼ばれる接続機器を設置してくれます。場合によってはルーターやパソコン、スマートフォン、ゲーム機などの設定まで実施してもらえますが、一定の範囲以上は設定料がかかる場合もあります。

光コンセントが設置済みで宅内工事が必要なかった場合は、機器のみが回線事業者から送付されてすべて自分で設定することもあります。

「機器の設定が自分でできるか不安」という場合、eo光ならば無料の設定サポートサービスがあります。ぜひご活用ください。

参考:eo光ネット設定サポート

光回線は電話線がなくても利用できる!ADSL終了前に申し込もう

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光回線は電話線を利用しない、光ファイバーケーブルを使ったインターネットへの接続方法です。光回線は電話線での接続に比べてはるかに速度が速く、通信品質も安定しています。

2024年3月にはADSLがサービスを終了します。そのため、今まで電話線でインターネット接続をしていた方も光回線への申し込みをおすすめします。

光回線の開通には、光ファイバーケーブルを引き込む工事を行います。工事日まで1〜2カ月かかることもあるので、余裕を持って早めに申し込むようにしましょう。

eo光ネットでは、工事費実質無料や他社の解約違約金を合計最大60,000円還元するキャンペーンを行っています。「光回線は高い」と考えていた方も、お得に光回線を導入するチャンスです。ぜひご活用ください。

※「即割」・「eo暮らしスタート割」・「eo光ネット 最大12カ月間900円割引キャンペーン」・「eoの10ギガ大作戦!キャンペーン」の適用が条件です。

※本サイト内に記載のキャンペーンやサービス内容は、記事の掲載・更新時点のものです。

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