ひろしとアカリのセキュリティー事情 [2016/08/12]
ネット広告の表示でウイルス感染!?
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ネットの広告が表示されただけでウイルスに感染!?
ユーザが全く気づかぬうちにパソコンがウイルス感染してしまう被害が増加しています。原因のひとつが不正広告です。不正広告とは、ネット広告を経由してユーザに攻撃を仕掛けウイルスを感染させたり、詐欺サイトなどに誘導したりするネット広告の仕組みを悪用した攻撃のことです。
この手口の怖いところは、広告をクリックしたり、ダウンロードされたファイルを開いたりすることなく、いつも見ているWebサイトにたまたま不正広告が表示されただけでウイルスに感染してしまう可能性があることです。表示される広告も、怪しいものではなく正規の広告画像を悪用する場合があり、サイトに表示された内容では危険に全く気づけない点もやっかいです。
OSやソフトの脆弱性を悪用しネットバンキングを狙うウイルスや身代金要求ウイルスを送り込む不正広告がすでに多数確認されています。つまり脆弱性が残ったままのパソコンで普通にネットを見ていただけで、ネットバンキングの不正取引やパソコン上の重要なデータを暗号化してしまう深刻なウイルスにいつの間にか感染してしまうことがあるのです。
有効な対策は、OSやソフトを常に最新の状態に保つことです。脆弱性対策が行われていれば、不正広告による脆弱性攻撃が無効なため、ウイルスに感染することはありません。OSやソフトの開発元から更新プログラムが提供されたらすばやく適用し、脆弱性を修正しましょう。脆弱性攻撃やウイルス感染からパソコンを保護してくれるセキュリティーソフトを入れ、常に最新の状態で使用することも重要です。
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