更新日:2024/12/27
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Wi-Fi 6Eとは?特徴と対応デバイス、おすすめルーターを紹介

Wi-Fi 6Eとは?特徴と対応デバイス、おすすめルーターを紹介

Wi-Fi 6Eは、2022年に新しく追加されたWi-Fi規格です。Wi-Fi 6Eでは、これまでの規格とある部分が大きく異なるため、大きな注目を集めました。

本記事では、そんなWi-Fi 6Eの特徴やメリットを解説します。対応デバイスやおすすめルーターも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

Wi-Fi 6Eとは?

Wi-Fi 6Eとは?

まずは、Wi-Fi 6Eの特徴や、従来の規格との違いについて解説します。

Wi-Fi 6Eの特徴

複数のデバイスが同一の周波数を使用することによる混線を避けるため、無線通信の電波にはさまざまな周波数があり、国が用途ごとに使用可能な周波数を割り当てています。

私たちが日常的に使用するWi-Fi(無線LAN)も無線通信の技術の1つであり、使用できる周波数帯は決まっています。従来は2.4GHz帯と5GHz帯が使えるように定められていましたが、Wi-Fiの利用拡大を受け、法改正により2022年9月に追加されたのが第3の周波数帯である6GHz帯です。

そして、この6GHz帯を使用できるのが、Wi-Fiの規格の1つである「Wi-Fi 6E」です。Wi-Fi 6EはWi-Fi 6を拡張した無線通信規格で、Wi-Fi 6EのEには「Extend(拡張)」という意味が込められています。2022年9月2日に総務省が6GHz帯の使用を認可したことで、日本でもWi-Fi 6Eが利用できるようになりました。

Wi-Fi 6との違い 

Wi-Fi 6とWiーFi6Eの最も大きな違いは、対応している周波数帯です。Wi-Fi 6が2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数に対応しているのに対し、Wi-Fi 6Eは2.4GHz帯と5GHz帯に加えて、6GHz(5.925GHz~7.125GHz)帯の3つの周波数帯に対応しています。

このように対応周波数帯が増えるメリットとして、チャンネル数が多くなることが挙げられます。Wi-Fiにおけるチャンネルとは、それぞれの周波数帯をいくつかに分割したうちの1つです。周波数帯をデータが通る道路とするなら、チャンネルは広い道路を分割した車線であり、車線の数が多いほどよりたくさんのデータが重なることなく道路を行き来できます。

2.4GHz帯と5GHz帯ではしばしば使用チャンネルが重複するチャンネル被りが起きており、Wi-Fi 6でも実際の環境下で本来のパフォーマンスを発揮できないというケースが多くありました。

Wi-Fi 6Eでは6GHz帯が利用可能になったことにより、チャンネル数が増えたため、より高速・安定的な通信の実現が期待されています。

Wi-Fi 6Eの最大通信速度はどれくらい?

Wi-Fi 6Eの最大通信速度はどれくらい?

Wi-Fi 6、Wi-Fi 6Eともに、理論上の最大通信速度は9.6Gbpsです。

しかし、実測値は環境によって大きく異なります。Wi-Fi 6の実測値については600Mbps〜1.1Gbpsというデータもありますが、株式会社バッファローによる6GHz帯通信の測定検証では約1.5Gbpsの通信が確認できました。

Wi-Fi 6でも一般的な用途には十分な速度を期待できますが、先述のようにWi-Fi 6Eではチャンネル被りを避けることが可能になったため、より高速で安定的な通信を実現できます。

Wi-Fi 6Eのメリット

Wi-Fi 6Eには、次のようなメリットがあります。

6GHz帯の利用により、混雑や干渉が少ない

6GHz帯の利用により、混雑や干渉が少ない

6GHz帯を使ったWi-Fi通信を行なえるのは、Wi-Fi 6E以降の規格のみ。2.4GHz帯や5GHz帯のように、通信速度の遅いデバイスに通信を占有され、ほかのデバイスまで低速になる恐れがありません。

また、6GHz帯は新たに開放された帯域のため、ほかの周波数帯と比べて空いており、干渉を受けにくく速度も低下しにくいと考えられます。特に、インターネット接続デバイスが多数存在すると考えられるマンションや住宅地では、快適な通信が期待できます。

通信用のチャンネルが増える

通信用のチャンネルが増える

Wi-Fi 6Eでは2.4GHzや5GHz、6GHzの3つの周波数帯を利用でき、周波数帯ごとに用意された複数のチャンネルのなかから、接続するチャンネルを選択できます。

例えば、5GHz帯では160MHz幅の高速通信は2本のチャンネルからしか選択できませんが、6GHz帯では160MHz幅の高速通信を新たに3本のチャンネルから選択可能です。

このように、Wi-Fi 6Eでは干渉が少ないチャンネルを選びやすくなり、より快適な通信が期待できるようになりました。

DFSによる待機時間がない

DFSとは、「Dynamic Frequency Selection(動的周波数選択)」の略称です。

5GHz帯では気象レーダーや航空レーダーなどのレーダー波が利用されており、Wi-Fiルーターがこれを感知した場合は、別のチャンネルに自動で切り替わります。また、移動先にもレーダー波がないことを確認するため、Wi-Fiを停止した状態で60秒間監視されます。この仕組みが、「DFS」と呼ばれるものです。

5GHz帯では、このDFSの働きにより通信が途切れてしまうことがあります。一方、6GHz帯ではレーダー波は利用されていないため、DFSの待機時間による通信切断が発生しません。

Wi-Fi 6Eにもデメリットはある?

Wi-Fi 6Eにはさまざまなメリットがある一方、いくつかデメリットも存在します。代表的なデメリットは、次の2点です。

電波を遠くまで飛ばすのが難しい

Wi-Fi 6Eの電波は、遮蔽物に妨げられやすい傾向があります。そのため、ルーターとデバイスの間に壁や家具などの障害物があると通信が不安定になりやすく、宅内の配置や配線には注意しなければなりません。

しかし実際には、例えば1階にルーターを設置し、2階でパソコンでの通信を行う程度であれば、速度的には問題のないケースが多いでしょう。

回線契約によってはWi-Fi 6Eの性能を活かせないことも

Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eの最大通信速度(理論値)は9.6Gbpsですが、日本ではまだまだ光回線における1Gbps以下の回線も多く利用されています。

こうしたカタログスペック上の通信速度はあくまで理論値であり、実測値はこれをさらに下回ります。そのため、回線契約によってはWi-Fi 6Eの性能を活かしきれないことも少なくないでしょう。

関西を中心に光回線サービスを提供する「eo光」の10ギガコースなら、Wi-Fi 6Eの最大通信速度である9.6Gbpsを活かした高速通信を実現できるため、Wi-Fi 6Eのメリットを最大限引き出せます。

Wi-Fi 6Eの対応端末

Wi-Fi 6Eの対応端末

Wi-Fi 6Eは比較的新しい規格のため、対応しているデバイスはまだそれほど多くありません。

例えば、2024年12月までに発売されたWi-Fi 6E対応端末には、以下のような機種があります。

スマートフォン

メーカー 製品
Apple
  • iPhone 15 Pro
  • iPhone 15 Pro Max
  • iPhone 16(すべてのモデル)以降
SAMSUNG
  • Galaxy S23
  • Galaxy S23 Ultra
Sony
  • Xperia 1 IV
  • Xperia 5 IV
Google
  • Google Pixel 8
  • Google Pixel 8 Pro
  • Google Pixel 7
  • Google Pixel 7 Pro
  • Google Pixel 7a

パソコン

メーカー 製品
VAIO
  • VAIO SX12 : VJS125シリーズ
  • VAIO SX14 : VJS145シリーズ
  • VAIO S15 : VJS155シリーズ
  • VAIO Pro PJ : VJPJ22シリーズ
  • VAIO Pro PK : VJPK22シリーズ
  • VAIO Pro PH : VJPH23シリーズ
NEC
  • LAVIE N15
  • LAVIE Direct N15
  • VersaPro, VersaPro J タイプVD-E
  • VersaPro, VersaPro J タイプVX-E/VL-E
  • VersaPro, VersaPro J タイプVL
Lenovo
  • ThinkBook 13s Gen4
Apple
  • MacBook Air(2024年以降に発売されたモデル)
  • MacBook Pro(2023年以降に発売されたモデル)
  • iMac(2023年以降に発売されたモデル)
  • Mac mini(2023年以降に発売されたモデル)
  • Mac Pro(2023年以降に発売されたモデル)
  • iPad Pro 11インチ(第4世代)、iPad Pro 12.9インチ(第6世代)以降
【タブレット】
  • iPad Air 11インチ(M2)、iPad Air 13インチ(M2)以降
  • iPad mini(A17 Pro)以降

Wi-Fi 6E対応のおすすめルーターは?

Wi-Fi 6Eを使用するためには、パソコンやスマートフォンなどのデバイスだけでなく、ルーターのような接続機器も規格に対応している必要があります。

ここからは、Wi-Fi 6Eに対応しているおすすめルーターを紹介します。

最新規格のルーターは高額!

Wi-Fi 6Eは新しく登場した規格ということもあり、対応しているスマートフォンやIoT機器そのものが少なく、ルーターにおいても金額が高額になりがちです。自分で購入する場合、費用としては1万円以上が相場です。

おすすめはeo光「レンタルホームゲートウェイ」!

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eo光のレンタルルーター「eoホームゲートウェイ」なら、Wi-Fi66Eに対応しています。

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ご自宅のWi-Fi環境を計測し、現在接続されているWi-Fiの電波強度や使用しているチャネルなどを表示する機能を搭載。私たちの目には見えないWi-Fiの電波をルーターが「見える化」することで、Wi-Fiをより快適にお使いいただけるようサポートします。

有線も無線もかんたん接続

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eo光ネットの回線に接続し、本体の電源を入れるだけで自動的にインターネットに接続されます。「ワンプッシュ無線スタート」を使えば、本体の無線設定(WPS)ボタンを押すだけで無線LANもあっという間に設定可能です。※

※無線LANの設定は別途必要です。

※WPSに対応した子機が必要です。

とにかくリーズナブル!

利用機能 月額利用料金
有線ルーター機能 無料
無線ルーター機能 105円
eo光電話アダプター機能 314円

※ eo光電話(1番号サービス)のご利用の場合。
○ eoホームゲートウェイを郵送でお客さまへお送りする場合、事務手数料として2,200円が発生します。

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セキュリティーも万全

通信の暗号化やネットワーク名(SSID)の非表示などにより、セキュリティー対策も万全です。さらに、登録したMACアドレス以外のデバイスからの接続を制限し、不正アクセスを防止します。

まとめ

Wi-Fi 6Eは、日本では2022年に登場した比較的新しいWi-Fi規格です。Wi-Fi 6Eでは従来の周波数帯に加え6GHz帯を使用でき、通信のチャンネルが増えたことによる通信速度の安定化を期待できます。チャンネル被りによる混雑や干渉を受けにくいため、サクサク快適にインターネットを利用しやすくなるでしょう。

Wi-Fi 6E対応デバイスや通信機器はまだそれほど多くありませんが、eo光ネットの「eoホームゲートウェイ」なら Wi-Fi 6E に対応しています。Wi-Fi 6Eの高性能・高機能ルーターを月額105円でレンタルしていただけます。

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