回線速度は速いのに動画が止まる原因は?対処法も解説!
YouTubeなどの動画がプツプツと途切れたり、再生されなくなったりするとき、多くの場合はインターネットの通信速度の低下が原因です。しかし、なかには通信速度に問題がないにもかかわらず、上記のような症状が表れることもあります。
本記事では、通信速度は十分出ているのに動画が止まってしまう原因や、具体的な対処法などを解説します。
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動画を快適に視聴できる通信速度
YouTubeやNetflixのような動画配信サイトは、無料あるいは定額制で動画を視聴できる点が魅力です。しかし、ストリーミング再生の場合はオンラインで動画を視聴するため、インターネットの通信速度によって快適性が左右されてしまう場合があります。
動画視聴に求められる通信速度は画質により異なり、動画の画質が高くなるほど、必要な通信速度も高くなります。
動画を視聴する際に、「SD」や「HD」といった言葉を目にしたことはないでしょうか?これらは、どちらも動画の画質を表す用語です。
SDよりもHDの方が解像度が高く、高画質であることを表します。また、HDには1280×720ピクセル(規格名:720p)と1920×1080ピクセル(規格名:1080p)の2種類の規格があり、720pよりも1080pの方が高画質です。
それよりも上の3840×2160(規格名:2160p)は通称4Kと呼ばれており、1080pよりもさらに高画質で、必要な通信速度も高くなります。
解像度の規格と、必要な通信速度の目安をまとめると以下の通りです。
解像度の規格名・通称 | 必要な通信速度の目安 |
---|---|
4K | 20Mbps |
HD 1080p | 5Mbps |
HD 720p | 2.5Mbps |
SD 480p | 1.1Mbps |
SD 360p | 0.7Mbps |
通信速度の計測方法
自宅のインターネットの通信速度を計測したい場合は、Googleのインターネット速度テストを利用するのがおすすめです。使い方はとても簡単で、Googleの検索ボックスに「インターネット速度テスト」と入力し、検索結果の一番上に出てくる「速度テストを実行」ボタンを押すだけで通信速度を計測できます。
速度テストを実行すると、アップロード速度とダウンロード速度がそれぞれ表示されます。アップロード速度はデータを送信する速度であり、メールを送信するときや、動画を投稿するときなどの通信速度のことです。
一方、ダウンロード速度とはデータを受信する速度のことで、メールを受信するときや、動画を視聴するときなどの通信速度です。つまり、「動画が止まるので通信速度を調べたい」という場合は、このダウンロード速度の数値を確認すればよいことになります。
回線速度は速いのに動画が止まる原因とは?
速度テストで十分な通信速度がでているにもかかわらず、動画が止まる場合には、次のような原因が考えられるでしょう。
- 動画配信サイトの問題
- デバイスの問題
- アプリやブラウザの問題
それぞれ、以下で詳しく解説します。
動画配信サイトの問題
通信速度は問題ないのに動画が止まる場合は、YouTubeなど動画配信サイトのサーバーになんらかの問題が起こっている可能性が考えられます。例えばアクセス集中によりサーバーに高い負荷がかかった場合などは、動画を快適に視聴できなくなってしまうことがあるでしょう。
動画配信サイト側の問題であれば、SNSで公式アカウントやユーザーが何か情報を発信している可能性があるので、チェックしてみるとよいでしょう。
デバイスの問題
パソコンやスマートフォン、タブレットなど、動画を再生しているデバイス側の問題で、動画を快適に視聴できないこともあります。具体的には、デバイスのスペック不足や経年劣化などが考えられます。
動画が止まってしまう場合は、同じ動画をほかのデバイスでも視聴してみてください。ほかのパソコンやスマートフォンなどでは問題なく視聴できるという場合、もともとのデバイスに問題が生じている可能性が高まります。
また、ファイアウォールによって動画がブロックされてしまっている可能性も考えられます。本来は不正アクセスや情報漏えいなどを防ぐ仕組みですが、しばしば問題のないものを外部からの攻撃とみなし、誤ってブロックしてしまうことがあるのです。
この場合は、ファイアウォールの設定を無効にすることで問題が解消する可能性があります。ただし、ファイアウォールを無効にすると外部からの攻撃も防げなくなり、セキュリティー上のリスクが高まってしまうので注意が必要です。
アプリやブラウザの問題
動画視聴アプリやブラウザのバージョンが古いと、動画がスムーズに再生されないことがあります。なかには、特定のブラウザで視聴したときのみ、動画が止まってしまうというケースもあるでしょう。
また、動画視聴アプリとそのほかのアプリを同時に起動していることが原因の可能性もあります。たとえば、YouTubeのバックグラウンド再生を利用して、動画を視聴しながらSNSやWebサイトを閲覧する場合などに起こりやすい問題です。
そのほかには、フィルタリング機能や広告ブロック機能などにより、動画が正常に再生できなくなるケースもあります。思い当たる節がある場合は、それらのブラウザ拡張機能やアプリを停止してみましょう。
回線速度は速いのに動画が止まるときの対処法
通信速度には問題がないのに動画が止まってしまったときは、まず少し様子を見てみましょう。一時的な不具合であれば、そのまま待っていれば動画が再生されることもあります。
しかし、「いつまで待っても再生されない」「再生されたけどまたすぐに止まる」という場合は、以下のような対処法を試してみましょう。
動画の画質を落とす
高画質の動画にはそれだけ高速な通信速度が求められるため、動画の画質を落とすことでスムーズに再生されるようになる可能性があります。例えばYouTubeの場合は、次の手順で画質を調整することが可能です。
- 動画の再生画面で歯車のボタンを押す
- 「画質」から、現在よりも低い画質を選択する
ただし、画質を下げすぎると動画が荒くなってしまうので、視聴に問題のない範囲内で調整しましょう。
動画の再生速度を下げる
倍速機能を利用すると、動画の読み込みが再生速度に追いつかず、途中で動画が止まってしまうことがあります。
動画を1.25倍速や1.5倍速などにしている場合は、等倍に戻して視聴してみましょう。
動画視聴以外のアプリやブラウザを閉じる
動画視聴以外のアプリやブラウザを立ち上げている場合は、それらを閉じることで状況が改善する可能性があります。
動画をバックグラウンド再生している場合も一度ストップして、動画再生アプリのみを起動した状態で動画を視聴してみましょう。
デバイスやルーター、アプリなどを再起動する
一時的な不具合であれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイス本体やルーターなどの接続機器、動画視聴アプリを再起動することで解消する場合もあります。
動画視聴アプリやブラウザを更新する
アプリやブラウザが最新バージョンになっているか確認することも重要です。古いバージョンのものを使い続けていると、動画が正常に再生されなくなる場合があります。
アプリの更新は、App StoreやGoogle Playストアから行えます。それぞれ、ストアにアクセスしたら検索窓にアプリ名(YouTubeなら「YouTube」)を入力し、アプリのページから「更新」を選択しましょう。
なお、ブラウザの更新はブラウザによってやり方が異なるので、詳しくはブラウザの公式ヘルプページをご確認ください。
キャッシュを削除する
キャッシュとは、一度閲覧したWebページのテキストや画像などの情報をブラウザに保存する仕組みのことです。これによりWebページにアクセスする度にイチから読み込む必要がなく、ページがスムーズに表示されます。
このように基本的には便利な機能ですが、キャッシュが溜まりすぎるとブラウザやアプリの動作が重くなる原因になることもあります。
キャッシュの削除方法はブラウザやデバイスにより異なるので、詳しくは公式ヘルプページでご確認ください。
デバイスのデータを整理する
ストレージ使用量が上限に近づくと、デバイスの動作が重くなり、動画が止まる原因になります。不要な画像や音楽などのデータが溜まっている場合は、一度整理するとよいでしょう。
大切なデータを削除したくない場合は、クラウドサービスの利用も検討してみてください。データをクラウド上に移行すれば、大切な写真や書類などを削除することなく、デバイス本体のストレージに余裕を持たせることができます。
速いプランを契約しているのに通信速度が低下する原因
なかには、通信速度が速いプランを契約しているはずなのに、なぜか通信速度が低下し動画が止まってしまうという方もいるでしょう。
速いプランを契約しているのに通信速度が低下する原因としては、以下のようなものが考えられます。
ルーターの問題
ルーターの性能が低いと、本来の通信速度を発揮できない場合があります。また、電子レンジなどの家電製品との電波干渉により、通信が不安定になるケースもあるでしょう。
また、ルーターには接続台数に上限があるので注意が必要です。接続しているデバイスが多すぎると、通信速度が低下することがあります。
回線・プロバイダーの問題
平日夜間や休日など、インターネットの利用者数が多い時間帯は回線が混雑しがちです。こうした回線混雑は通信速度の低下を招く場合があります。特定の時間帯のみ動画の再生が不安定になる場合は、この可能性が高いでしょう。
また、プロバイダーが工事やメンテナンスを行っているのが原因で、通信が不安定になることもあります。その場合は、プロバイダーからのお知らせがあるはずなので、公式サイトやSNSなどをチェックしてみましょう。
通信制限がかかっている
データ容量に上限のあるモバイル回線を利用している場合は、上限に達したことで通信制限がかかっている可能性もあります。たとえば、モバイルルーターやホームルーターを使用している場合などが該当します。
通信制限がかかっているかどうかは、契約先からのお知らせのメッセージや、ユーザーページなどで確認可能です。
まとめ
通信速度には問題がないのに動画が止まってしまう場合は、動画配信サイト側に問題が起きている可能性も考えられます。動画をうまく再生できない場合は、SNSで公式アカウントやほかのユーザーの投稿をチェックしてみるとよいでしょう。
公式アカウントやほかのユーザーからの報告が見つからない場合は、動画を視聴しているデバイスやブラウザ、アプリなどに問題が起きている可能性が考えられます。
まずは動画の画質や再生速度を下げてみて、それでも状況が変わらなければ「デバイスやアプリを再起動する」「デバイスのデータを削除する」といった方法を試してみるのがおすすめです。
今回紹介したような方法を試しても状況が改善しない場合や、速いプランを契約しているのに通信速度が低下する場合は、回線の見直しも視野に入れましょう。とくに、現在光回線をお使いではない方には、高速・安定した通信が可能な光回線がおすすめです。
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