更新日:2025/03/28
回線速度

光回線の「VDSL方式」とは?速度が遅い時の改善方法と接続方式の違いも解説

光回線の「VDSL方式」とは?速度が遅い時の改善方法と接続方式の違いも解説

お住まいの集合住宅が光回線の「VDSL方式」を採用しているとわかった方の中には「VDSL方式ってそもそもどんな方式なの?」「通信速度が遅いからどうにかして改善したい」といった疑問や悩みを抱いている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、VDSL方式の基本情報や他の接続方式との違い、VDSL方式の通信速度を改善する方法などを解説します。

インターネットの接続方式ごとの特徴を知りたい方やVDSL方式の通信速度に不満がある方などは、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

VDSL方式とは?

VDSL方式とは?

VDSL方式とは、集合住宅の共用スペースまでは光ファイバーケーブルを使用し、共用スペースから各部屋までは電話回線を使用している接続方式です。

VDSL方式はADSLと同様のDSL技術を基盤としているため、電話用のアナログ回線を活用すれば大掛かりな工事を行わなくてもインターネット環境を構築できます。

一方で、集合住宅の入居者全員で1本の光回線を利用しているため、他の接続方式と比較すると通信速度が落ちやすい点が難点です。とくに回線の利用者が多くなる時間帯は、回線が混み合うことで通信速度が不安定になる傾向にあります。

さらに共用スペースから各部屋までのあいだで使用している電話回線には、電磁波(ノイズ)の影響を受けやすいという特徴もあります。この点も、通信速度の不安定さを招く要因の一つです。

VDSL方式の最大通信速度は下り100Mbps、上り50〜100Mbps程度で、ADSLに比べると高速であるものの、光配線方式には及びません。

また、築年数の古いマンションでは、光ファイバーケーブルの敷設が困難なことを理由にVDSL方式が採用されているケースが多く見られます。

光配線方式、LAN配線方式との違い

VDSL方式以外の光回線の接続方式

VDSL方式以外の光回線の接続方式には、次の2つがあります。

  • 光配線方式
  • LAN方式

それぞれの違いを下表に簡単にまとめました。

光配線方式 LAN方式
使用する回線 光ファイバーケーブル 共用スペースまで:光ファイバーケーブル
共用スペースから各部屋まで:LANケーブル
回線速度 1Gbps~10Gbps 100Mbps~1Gbps

ここからは、上記2つの接続方式について、順番に詳しく解説します。

光配線方式

VDSL方式は、共用スペースまでは光ファイバーケーブル、各部屋までは電話回線を使用していますが、光配線方式は共用スペースから各部屋まで光ファイバーケーブルを使用しています。

光ファイバーケーブルは電磁波の影響を受けないような仕組みが採用されており、VDSL方式よりも通信速度が速く安定しています。プランにもよりますが、光配線方式の通信速度は1Gbpsを超えることもあり、他の接続方式と比較しても最も速い接続方式です。

しかし、どんなときも速度が不安定にならないわけではありません。1本の光ファイバーケーブルを入居者全員で利用する箇所もあることから、回線が混み合う時間帯は通信速度が低下する可能性もあります。

LAN方式

LAN方式は、マンションの共用スペースまでは光ファイバーケーブルを使用し、共用スペースから各部屋まではLANケーブルを使用している接続方式です。

集合住宅で利用されている接続方式の1つではありますが、他の接続方式と比較すると実際にLAN方式が利用されている集合住宅の数は少ないでしょう。

LAN方式の通信速度は一般的には100Mbps程度ですが、使用する機器やLANケーブルの種類によっては、それ以上の速度を実現することも可能です。

ただし、VDSL方式と同様に集合住宅の入居者全員で1本の光回線を利用しているため、回線の利用者が多くなる時間帯は回線が混み合って通信速度が不安定になることもあります。

VDSL方式の通信速度が遅い理由

ここで、改めてVDSL方式が光配線方式に比べて遅い理由を確認しておきましょう。具体的には、以下の3点が挙げられます。

  • 電話回線を使用しているため
  • マンション内の使用者で回線を分け合うため
  • ノイズの影響を受けやすいため

それぞれ詳しく解説します。

電話回線を使用しているため

VDSL方式では、光ファイバーケーブルが使用されているマンションの共用スペースまでは高速な通信が可能ですが、電話回線が使用されている共用スペースから各部屋までは、最大でも100Mbps程度の通信速度になってしまいます。

つまり、VDSL方式では共用スペースまでの高速通信が活かされないということです。

マンション内の使用者で回線を分け合うため

VDSL方式では、建物までは1本の光ファイバーケーブルで引き込まれた回線を、電話回線に切り替えてマンション内の各部屋でシェアします。この仕組みゆえに、多くの住人が同時にインターネットを利用する時間帯には、どうしても回線が混雑しやすくなります。

その結果、通信速度が低下し、インターネットの利用に影響が出てしまうことがあるのです。

ノイズの影響を受けやすいため

光配線方式では、光信号を使って通信を行うため、電磁波の影響をほとんど受けません。しかし電話回線を使って通信を行うVDSL方式は、通信の際に電磁波によるノイズの影響を受けることがあります。

そのためVDSL方式では、電子レンジやテレビなど電波を発する家電製品が近くにあると通信速度が低下することがあるのです。

VDSL方式の実測値を改善する方法

VDSL方式の実測値を改善する方法

住んでいるマンションにVDSL方式のみ導入されている場合、その接続方式を変更するには大規模な工事が必要であり現実的ではありません。

そこで、通信速度を改善するための手軽な方法を紹介します。

有線接続で通信する

Wi-Fiに接続してデバイスを利用している場合は、有線接続に切り替えてみてください。

Wi-Fiルーターの電波が届きにくい、Wi-Fiルーターと家電が電波干渉している、などの原因で通信速度が不安定になっている場合は、有線接続によって電波干渉の問題を解決することで、速度が安定する可能性があります。

Wi-Fiルーターの設置場所を変更する

Wi-Fiルーターの設置場所を変更するだけでも、通信速度を改善できる可能性があります。

Wi-Fiルーターは360度に電波を発しているため、できるだけ周りに障害物がない場所に設置することで、効率的に電波を飛ばすことができます。

具体的には、金属やコンクリート、木材などがWi-Fiルーターの電波の邪魔をするとされているため、Wi-Fiルーターの周りには設置しないようにしましょう。

反対に、布やプラスチックなどは電波に影響を及ぼしにくいため、気にする必要はありません。

Wi-Fiルーターを買い替える

古いWi-Fiルーターを使っている場合は、Wi-Fiルーターを買い替えることで通信速度を改善できる場合もあります。

Wi-Fiルーターによって対応しているWi-Fi規格が異なり、どのWi-Fi規格に対応しているのかによって最大通信速度が異なります。

Wi-Fi 4に対応していないWi-Fiルーターは、最大でも54Mbpsの速度でしか通信できないため、最低でもWi-Fi 4に対応しているWi-Fiルーターを購入しましょう。

対応しているWi-Fi規格は、Wi-Fiルーターのパッケージや商品ページで確認できます。

接続するWi-Fiルーターの周波数帯を変更する

Wi-Fiの電波の周波数帯には主に2.4GHzと5GHzの2つがあり、通信する環境次第ではどちらの周波数帯を利用するのかによって速度が変動します。

まずは、それぞれの周波数帯の特徴を確認してみましょう。

2.4GHz ・障害物に強く遠くまで電波が届きやすい
・電波干渉が起こりやすい
5GHz ・電波の干渉が起こりにくい
・障害物に弱い

どちらにもメリットとデメリットがあるため、通信する環境によって最適な周波数帯は異なります。

例えば、これまで2.4Ghz帯で通信していたものの速度が遅いと感じていた場合は、家電やBluetoothなどの電波を発する機器とWi-Fiルーターの電波が干渉していたことが理由の一つとして推測できます。

電波干渉が原因で通信が安定していない場合は、電波干渉が起こりにくい5GHz帯に切り替えることで、安定した速度で通信できる可能性が高いです。

自身が通信する環境を加味して、どちらの周波数帯を利用するべきなのかを考えてみてください。

契約するインターネット事業者を選び直すのも有効

住んでいるマンションで複数のインターネット事業者がサービスを提供している場合、再度契約先を選びなおすのも通信速度を改善する1つの方法です。

各事業者が提供している方式を確認して検討しましょう。

同じ接続方式で複数の事業者がサービス提供している場合は、独自回線を提供している事業者を探してみましょう。独自回線とは自社で光ファイバーを敷設していることを指します。回線の混雑具合によって柔軟に回線を増強でき、安定した通信を保っているため、根本的な速度が改善する可能性があります。

さまざまな回線事業者が独自回線を提供していますが、なかでもおすすめなのはeo光です。

集合住宅でeo光に乗り換える場合、他社サービスの違約金が発生しても最大1万5,000円の補填金を受け取れます。

また、標準工事費が無料になるキャンペーンも実施されており、乗り換えにかかる負担を大きく抑えられるため、ぜひご検討ください。

VDSL方式から光配線方式への乗り換え方

マンションのような集合住宅でVDSL方式から光配線方式へ移行するためには、いくつかクリアしなければならない条件があります。事前にすべきことを把握しておくことで、スムーズな乗り換えを実現しましょう。

回線事業者の条件を満たしているか確認する

マンションで光配線方式を導入するためには、回線事業者が定める条件を満たさなければなりません。多くの場合、事業者側は「建物全体で一定数以上の契約が必要」といった条件を設定しているため、他の住人が光配線方式への変更に積極的でない場合は交渉や調整が必要となります。

光配線方式への乗り換えを検討する際には、まずマンションの住人に対して意向調査を行うとよいでしょう。この調査結果をもとに、回線事業者や管理会社との交渉を進めます。

オーナーからの許可を得る

光配線方式への乗り換えを希望する住人が一定数集まったら、次にすべきはマンションのオーナーからの許可を得ることです。オーナーの許可がなければ、工事を実施できません。

光配線方式への変更には建物全体に及ぶ大規模な工事が必要となるため、オーナーにはマンションの住人だけでなく、周辺住人などへの影響も考慮する責任があります。

光回線はVDSL方式ではなく光配線方式をおすすめする理由

VDSL方式ではなく光配線方式をおすすめする理由

VDSL方式よりも光配線方式をおすすめする理由は、次のとおりです。

  • VDSL方式よりも光配線方式の方が通信速度が速い
  • 電磁波(ノイズ)の影響を受けにくい
  • Ping値が低くラグを抑えられる

順番に解説します。

VDSL方式よりも光配線方式の方が通信速度が速い

光配線方式は光ケーブル、VDSL方式は電話回線に使用される銅線ケーブルで通信しており、光ケーブルの方が約10倍もの速い速度で通信できるため光配線方式がおすすめです。

VDSL方式の最大速度は100Mbpsですが、光配線方式の最大速度は1Gbps(1,000Mbps)以上と、その差は歴然です。光ファイバーケーブルを使用する光配線方式と、電話回線を通じて提供されるVDSL方式とでは、どうしても通信品質に大きな差が生じてしまいます。

光配線方式はVDSL方式と同様に、利用者が多い時間帯に速度が低下する場合がありますが、光配線方式の方が最大通信速度が速いことから、速度が低下してもVDSL方式よりは速い速度で通信できる可能性が高いです。

電磁波(ノイズ)の影響を受けにくい

光配線方式は、各部屋まで光ファイバーケーブルを使用して接続するため、電磁波(ノイズ)の影響による速度低下が起こりにくい傾向にあります。

一方、VDSL方式は共用部分から各部屋まで電話回線を使用しているため、電磁波(ノイズ)の影響による速度低下が起こりやすいと言えます。

Ping値が低くラグを抑えられる

光配線方式の方がPing値が低くラグを抑えられる点も、おすすめできる理由の1つです。

Ping値とはインターネットの応答速度のことであり、デバイスとサーバー間をどれほどの速さでデータが往復するのかを数値化したものです。

Ping値が低いほど応答速度が速いとされており、VDSL方式よりも光配線方式の方がPing値が低い傾向にあります。

とくに、反応速度が重要になるオンラインゲームを頻繁に楽しむ方には、Ping値が低い光配線方式がおすすめです。

まとめ

VDSL方式は、インターネットの接続方式の1つであり、マンションの共用スペースまでは光ファイバーケーブルを使用し、共用スペースから各部屋までは電話回線を使用しています。

現在VDSL方式をご利用中で、通信速度が遅く感じる場合は、まずは有線接続やWi-Fiルーターの設置場所の変更、Wi-Fiルーターの買い替えなど、手軽に試せる通信速度の改善方法を試してみてください。場合によっては、契約事業者の変更を検討してみましょう。

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