PPPoEとIPoEの違いは?IPv6とIPv4の特徴やおすすめ光回線も紹介
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インターネット接続について調べていると、PPPoEやIPoEといったワードが出てきます。これらはインターネットの接続方式のことですが、それぞれどのようなサービスなのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
本記事では、PPPoEとIPoEの違いやそれぞれの特徴を解説します。あわせてIPv6とIPv4の特徴やおすすめの光回線も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
PPPoE・IPoEとはインターネットの接続方式のこと
「PPPoE(ピーピーピーオーイー)」と「IPoE(アイピーオーイー)」は、どちらもインターネットの接続方式のことです。
PPPoEとIPoEそれぞれに特徴や違いがあるのか、以下で詳しく見ていきましょう。
PPPoEの特徴
接続方式のひとつ「Point-to-Point Protocol over Ethernet」の略称が「PPPoE」です。これは、PPPという通信のルールを、現在最も普及している有線LANの規格であるEthernet(イーサネット)上で利用できるようにしたものを指しています。
PPPという通信規格は、ダイヤルアップ接続やISDNなど電話回線を利用してインターネットに接続していた1990年ごろに普及しました。そして、PPPoEはEthernet上でPPPを用いてユーザーの認証やIPアドレスの割り当てを行うために、修正や拡張を加えた規格となります。
また、PPPoEは分割したデータ(パケット)をカプセル化して通信を行っているため「トンネル方式」とも呼ばれています。インターネット上で送受信を行う2点間が直結されたような状態になるため、「トンネル」という表現が用いられています。
IPoEの特徴
IPoEは「Internet Protocol over Ethernet」の略称であり、PPPoEと同様に接続方式のひとつを指しています。インターネット通信における基本的なルールであるIPに則って、Ethernetを利用して直接インターネットに接続する方式のことです。
PPPoEと異なる点は、最初からEthernetを通信に使う前提で開発されたこと。アクセスしてきた回線に対する回線認証でインターネットに接続できる仕組みとなっており、PPPoEと比べると接続がシンプルです。
PPPoEが遅いのは本当?
IPoEは次世代型の接続方式と呼ばれており、従来のPPPoEよりも高速通信が可能だと謳われています。しかし実際には、PPPoEだからといって通信速度が遅いということはありません。
PPPoEが遅いといわれがちなのは、インターネット利用者のLAN環境から、通信事業者網を経由してプロバイダー事業者網へとつなげる際に通過する装置の混雑が原因のひとつとして考えられます。利用者が集中し、データ転送量が多くなる時間帯になると、それぞれをつなぐ装置の処理が混み合うために遅くなっているように感じるのです。
ただし、PPPoE・IPoEに関わらず、事業者が利用者の増加に応じ、回線や通信設備を適切に改善・増強していれば、十分な速度と安定性を保つことができます。
インターネット接続に利用されるIPv6・IPv4って何?
インターネット回線を契約する際には、PPPoEとIPoEだけでなく、「IPv4(アイピーブイフォー)」や「IPv6(アイピーブイシックス)」についても理解しておきたいところです。
IPv4とIPv6のIPとはインターネットプロトコルの略で、プロトコルとはインターネット通信をおこなうための手順や約束事を指します。IPv4とIPv6には、どのような違いがあるのでしょうか?
この章では、IPv6とIPv4の特徴や違いを解説します。通信速度に関する噂も解説しているので、さっそくチェックしてみましょう。
IPv4とは
IPv4とは、インターネット通信における基本的なルールであるIP(インターネットプロトコル)の第4版です。1990年代後半から広く普及し、現在でも多く使用されている通信規格であり、全部で約43億通りのIPアドレスを生成できます。
IPv4アドレスは4つのブロックで成り立ち、「0.0.0.0」から「255.255.255.255」までそれぞれ0〜255までの256個の数字を割り振ることで構成されます。つまり約43億個の機器をインターネットに接続させることを可能にしたのがIPv4という通信規格です。
このIPv4は、PPPoE方式において主流となっている接続方式です。なお、現在流通しているパソコンやルーターをはじめとする機器、広く普及しているWebサイトやWebサービスのなかには、IPv4でしか利用できないものも多数存在します。
IPv6とは
IPv6とは、IP(インターネットプロトコル)の第6版を指しており、インターネットの普及に伴うアドレス数の不足を解消するために生まれた次世代の通信規格です。生成できるIPアドレスが約43億個と制限があるIPv4に対して、IPv6は事実上無制限とされる約340潤(かん)のIPアドレスを生成できることから注目を集めています。
このIPv6は、PPPoE方式とIPoE方式のどちらにも対応しています。また、先ほどパソコンやルーターなどの機器、WebサイトやWebサービスのなかにはIPv4でしか利用できないものがあると述べましたが、逆にIPv6接続が優先される機器やWebサイトおよびWebサービスも存在します。
IPv4が遅いのは本当?
インターネットの通信速度に関して、IPv4よりあとに登場したIPv6のほうが速いと思われがちです。しかし、あくまでもIPv6とはIPのバージョンのことであり、IPv4からIPv6に変えたからといって、速くなるわけではありません。
IPv6=速いと思われがちなのは、IPoE方式とセットで利用することでPPPoE方式の混雑を回避できているから。前述のとおり、事業者により適切な回線増強が行われていれば、PPPoEであってもIPv4であっても、安定的にインターネットを利用することができます。
IPv6・IPv4は共存が必要
IPv4がIPv6より通信速度が遅いというわけではありませんが、端末やWebサイトによってはIPv6アドレスへのアクセスが優先される設定になっている場合があります。一方でIPv4でしか接続できないものも多数ありまため、IPv6とIPv4は共存が必要です。
IPv6とIPv4の共存方法はいくつかありますが、ここでは2種類をご紹介します。
【デュアルスタック】
デュアルスタックとは、IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を持っている機器を指します。必要に応じてIPv6とIPv4の切り替えができます。そのため、IPv4でしか接続できないWebサイト・Webサービスを利用できるうえに、IPv6を優先するWebサイト・Webサービスを快適に楽しむことが可能です。
【トンネリング】
トンネリングとは、ルーター間の通信をサポートする仕組みです。トンネリングは「カプセル化」とも呼ばれ、「IPv6 over IPv4」と「IPv4 over IPv6」の2種類があります。
IPv6 over IPv4は、IPv4のネットワークを経由してIPv6の通信をおこなう技術のこと。そしてIPv4 over IPv6は、IPv6環境で通信をおこないながらIPv4アドレスでも通信できるようにする技術です。
高速で安定した光回線を利用するならどの事業者を選ぶべき?
本記事をご覧の方の中には光回線の導入・乗り換えを検討されている方も多いと思います。
ひとくちに光回線といっても数多くの回線事業者があるため、ここでは回線事業者選びの際に役立つポイントをご紹介します。
独自の回線網と通信設備を所有する事業者なら、常に改善・増強ができる
ここまで、回線の改善・増強を適切に行っている事業者を見つける必要があると紹介してきましたが、一体どのような事業者が該当するのでしょうか。
例えば、関西一円でオプテージが提供しているeo光はPPPoE方式を採用していますが、その回線網と通信設備はすべて自社で所有しています。そのため、回線の利用状況を日々確認しつつ、すみやかに回線を改善・増強することが可能です。
eo光はIPv4/IPv6デュアルスタック方式
適切な回線増強により高品質なサービスを提供しているeo光では、IPv4とIPv6の共存方法のひとつである「デュアルスタック方式」を採用しています。
IPv4・IPv6を自動で切り替えて利用できるので、インターネット接続に詳しくない方でも簡単かつ快適にインターネットを利用できます。
まとめ:高速かつ安定した光回線を求める人はeo光がおすすめ!
PPPoEとIPoEはどちらもインターネットの接続方式のことで、従来型のPPPoEに対して、IPoEは比較的新しい接続方式です。とはいえ、通信速度に関してIPoEよりPPPoEのほうが遅いという事実はなく、回線事業者が所有する通信設備が適切に改善・増強されていれば、PPPoEでも高速かつ安定した通信が可能です。
また、IPv4とIPv6はインターネット通信をおこなうための手順や約束事のことであり、通信速度に関してIPv4とIPv6に差はありません。
高速で安定した光回線を利用するには、PPPoEとIPoE、IPv4とIPv6のどれを選ぶかではなく、適切に通信設備を改善・増強している回線事業者を選ぶことが重要です。
オプテージが提供しているeo光は、独自の回線網と通信設備を所有する回線・プロバイダー一体型の光回線です。適切な回線増強により高速かつ安定した通信を実現しています。
また、さらに速さを求める方へは10ギガ/5ギガコースといった超高速コースも展開しています。ぜひ一度公式サイトをご覧ください。
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