更新日:2023/04/14
回線速度

Mbps(Gbps)とは?速度の目安や計測方法、遅いときの改善策を解説

Mbps(Gbps)とは?速度の目安や計測方法、遅いときの改善策を解説

インターネット回線の通信速度を表す単位には「Mbps(メガ・ビーピーエス)」や「Gbps(ギガ・ビーピーエス)」があります。

聞いたことはあるかもしれませんが、

  • 正しい意味がわからない
  • 現在使用中のインターネット回線の実測値を調べたい
  • 快適なネットライフに必要な速度の目安を知りたい

といった方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では「Mbps」や「Gbps」の意味や必要な通信速度、計測方法などを詳しく解説します。

通信速度を改善する方法もご紹介するので、つながりが遅い・接続が切れやすいと感じる場合はぜひ参考にしてください。

目次

Mbps(Gbps)とは1秒間で送受信できるデータ量

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MbpsとGbpsとは、通信速度を表す単位で1秒間に送受信できるデータ量のことです。

1秒間にアップロード・ダウンロードできる最小単位の「1ビット(コンピューターが認識できる最小単位)」を送受信できる速度を「1 bps」といいます。

送受信できるデータ容量が増えていくと、次のように通信速度の単位が変わってきます。

  • 1,000bpsであれば「1Kbps」
  • 1,000Kbpsであれば「1Mbps」
  • 1,000Mbpsであれば「1Gbps」

つまり、1秒間で送受信できるデータ量が多ければ多いほど通信速度が速くなります。

例えば、最大通信速度が1Gbpsと2Gbpsの光回線のサービスプランを比較すると、2Gbpsのほうが1Gbpsよりも2倍多くのデータ量の送受信が可能です。

ただし、最大速度が速いほうがより快適なネット環境を期待できますが、理論値通りの最大速度が出ることはまずありません。

MB・GBとMbps・Gbpsの違い

MB・GBとMbps・Gbpsはそれぞれ異なる意味を持つ単位ですが、いずれも省略されて「メガ」「ギガ」と読まれることもあり混同されやすいです。

以下では、それぞれの意味を整理していきます。

「MB」「GB」とは

「MB」と「GB」は、それぞれメガバイトとギガバイトの略称で、情報量を表す単位です。 パソコンやスマートフォンなどのデバイスに保存できるデータ容量を表すほか、スマートフォンの「〇GBプラン」といった形で、一定期間の通信量を表す場合に使われる場合もあります。

「MB」「GB」と「Mbps」「Gbps」の違い

情報量を表す場合は「byte」、通信速度を表す場合は「bps」が省略されています。MB・GBとMbps・Gbpsは省略して「メガ」「ギガ」と読まれることもあります。

そのため、インターネットサービスに関する記述で「メガ」「ギガ」といった言葉が出てきた場合は、文脈から「byte」「bps」のどちらが隠されているかを考えましょう。

送受信にかかる時間の計算方法

「Mbps」「Gbps」の単位を理解できたら、実際に送受信にかかる時間を計算しましょう。

ここでは、最大通信速度が1Gbpsの光回線サービスを例にして考えてみます。

前述しましたが、以下のデータ量を送受信できることを表しています。

  • 1Gbpsは1秒間に1,000Mbps
  • 1Mbpsは1秒間に1,000,000bit
  • 1Gbpsは1秒間に1,000,000,000bit

ただし、コンピューターの世界では1bit=0.125byte(バイト)と定義されているため、8bit=1byte(バイト)です。

そのため「1,000,000,000bit÷8bit/byte=125,000,000byte」となるため、1Gbpsは1秒間に125MB(メガバイト)のやり取りが可能です。

同じ環境で1GB(ギガバイト)のデータをダウンロードする場合は、1,000MB÷125MB/s=8秒かかります。

通信速度(Mbps/Gbps)の上下の意味について

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通信速度には「アップロード」と「ダウンロード」の2つの観点からチェックする必要があります。

速度を計測するときに、アップロードとダウンロードの実測が表示されますが、どのような意味があるのか確認していきましょう。

上りはアップロード

アップロードとは、端末からサーバー上にデータを送信する作業、もしくはそのときの通信速度です。

メールやチャットの送信、SNSの投稿、動画配信などに利用します。この数値が大きければ、データ送信がスムーズに完了します。

また、アップロードは後述するダウンロードよりも利用頻度が少ないため、速度が低く設定されている場合がほとんどです。

下りはダウンロード

ダウンロードとは、サーバーから端末にデータを受信する作業、もしくはそのときの通信速度です。

メールやチャットの受信やサイト閲覧、動画視聴などに使用します。この数値が大きいほどデータ受信が高速に済むため、ストレスになりません。

一般的にインターネット回線の速さは、このダウンロードのほうを意味します。

上下に必要な通信速度(Mbps/Gbps)の目安は?

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アップロードとダウンロードの概要を理解できたら、次は使い道によって必要な速度を確認しましょう。

上り速度の場合

アップロードに関しては10Mbps~30Mbpsです。特にビデオ通話や大容量データを送信するときには、10Mbps以上はあったほうが快適に作業が進みます。

ただし、メールやチャットへの送信やSNS投稿などの内容であれば1Mbpsもあれば十分です。

下り速度の場合

ダウンロードの場合は、用途によって必要な速度が異なります。それぞれに応じた速度をまとめたのが下記の表です。

利用用途 必要な速度
メールやチャット、SNSの受信 約500Kbps~1Mbps
サイト閲覧 約1Mbps~10Mbps
動画視聴 約3Mbps~25Mbps
Web会議 約10Mbps~30Mbps
オンラインゲーム 約30Mbps~100Mbps

特にオンラインゲームをしなければ、下り速度は30Mbpsあれば十分ですが、近年インターネットに接続して使用する機器は増加しています。

複数の機器を家族で同時に使用する事を考えると、インターネットの回線速度は最大速度が速いサービスを選ぶのがおすすめです。

通信速度を改善する方法↓

通信速度(Mbps/Gbps)を計測する方法

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検索サイトで「スピードテスト」「通信速度測定」などで調べると、通信速度を測定できます。

下記のインターネット速度テストであれば、「速度テストを実行」を押下すれば、ものの数秒で計測可能です。

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計測後、ダウンロードとアップロードの速度が以下のようにわかります。特に費用もかからないため、気軽に利用できます(レイテンシに関しては後述します)。

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通信速度(Mbps/Gbps)はping値も重要

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通信速度がフォーカスされやすいですが、快適にインターネット回線を使うにはping値も大切です。

ping値とは、データの送受信にかかる往復時間を「㎳(ミリセカンド)」で表した値で、数値が低ければレスポンスが速いことを意味します。

一例になりますが、インターネット検索や動画視聴では100ms以下、オンラインゲームの利用では50ms以下が理想です。

速度を計測するサイトで一緒に取得できる場合があります。

オンラインゲームでは特に大切

オンラインゲームを頻繁にプレイする方は通信速度だけでなく、ping値も要チェックです。50ms以下でないと快適にプレイができず、100msを超えるとタイムラグを体感するようになります。

ping値が高いと次のような現象が発生します。

  • キャラクターが瞬間的にワープしているように見える
  • 画面がカクついているように感じる
  • 対戦ゲームで相手に攻撃したのにダメージを与えられていない

これらはすべてタイムラグを受けている状態であり、オンラインゲームをするうえでかなりストレスに感じるでしょう。

そのため、次章の「通信速度(Mbps/Gbps)を改善するには?」を確認して対策をする必要があります。

ping値とレイテンシはほぼ同じ

ping値と紛らわしい概念としてレイテンシがありますが、どちらも応答時間を意味します。

ping値がサーバー間の往復時間に対して、レイテンシは片道時間を表します。厳密に言うと意味が異なりますが、通信速度を測定するサイトでは同じ値を計測している場合があります。

そのため、ping値もレイテンシも同じと考えても基本的にOKです。

通信速度(Mbps/Gbps)を改善するには?

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通信速度を改善するには、以下の対策をする必要があります。

  • Wi-Fiの周波数帯を変更する
  • 端末やWi-Fiルーター、LANケーブルの規格を確認する
  • インターネット回線を利用する時間帯を変更する
  • 有線接続をする
  • コース・プランを変更する
  • インターネット回線を乗り換える

それぞれ見ていきましょう。

周波数帯を変更する

Wi-Fiを利用する場合、周波数帯を変更することで速度が改善される場合があります。

周波数帯としては2.4Ghzと5Ghzの主に2種類があり、それぞれの特徴を確認し、利用場所によって接続を切り替えましょう。

周波数帯 特徴
2.4Ghz 壁などの障害物があっても電波が届きやすいが、ほかの家電製品などの電波と干渉しやすい。
5Ghz ほかの家電製品などの電波とは干渉しにくいが、壁などの障害物に弱い。2.4Ghzに比べて速度は速い

無線ルーターがある部屋でWi-Fiを利用する場合は、5Ghzに切り替えると通信速度が改善されます。反対に、無線ルーターから離れた部屋にいる場合は、2.4Ghzを使用すると電波が入りやすくなります。

それぞれの周波数帯を試して、接続しやすいほうを使用してみてください。

また、2.4Ghz帯を使用する場合は、ほかの家電製品との電波干渉が起きにくい場所に無線ルーターを設置するのがおすすめです。5Ghzを使用する場合は、無線ルーターとの距離が近いほど接続が安定します。

端末やWi-Fiルーター、LANケーブルの規格を確認する

高速なインターネット回線を利用するには、端末やWi-Fiルーター、LANケーブルの規格にも注目が必要です。

まずは、上記それぞれの規格を確認してください。たとえば、下り1Gbpsの光回線を利用する場合、パソコンやWi-Fiルーター、LANケーブルは以下の規格が望ましいです。

  • パソコン ⇒ IEEE 802.11ac以降のWi-Fi規格
  • Wi-Fiルーター ⇒ IEEE 802.11ac以降のWi-Fi規格
  • LANケーブル ⇒ CAT6以降の規格

CAT5eの場合でも1Gbpsの通信速度に対応していますが、より高速なデータ転送ができるCAT6以降の規格がより向いています。

最新の規格に対応した機器やケーブルに買い替えることで、最大限の通信速度とセキュリティーを確保することが可能です。

同じ機器を5年以上など長期に使っている場合、規格が古くなっている可能性があります。確認のうえ、買い替えを検討してください。

インターネット回線を利用する時間帯を変更する

平日の夜や土日はインターネット回線の利用者が多くなりやすいため、利用する時間帯を平日昼間や早朝に変更するとつながりやすくなります。

仕事や生活リズムなどの影響がなければ、利用する時間帯を変更するのは有効な方法です。

また、複数台のデバイスを同時に接続しているのであれば、接続台数を減らすだけでも改善する場合があるため、合わせて検討してください。

有線接続をする

Wi-Fi接続が改善されない場合、有線接続に切り替えましょう。障害物やほかの家電製品との電波干渉の影響を受けることがないため、安定した通信ができるからです。

ルーターとLANケーブルがつながる距離で利用する必要は出てきますが、有線で接続するだけで簡単に接続できます。

コース・プランを変更する

最大通信速度をアップしたプランに変更するのも、おすすめの方法です。光回線は以前下り1Gbpsが主流でしたが、最近では5Gbpsや10Gbpsの高速プランも登場しています。

光回線を利用中であれば手数料不要で変更できる場合があるため、一度確認してみるとよいでしょう。

eo光では、上り下り最大概ね10Gbps/5Gbpsに対応した高速プランも用意しています。申し込み時は1ギガコースであっても、途中から10ギガ/5ギガコースに変更可能です。

変更事務手数料3,300円(税込)と変更工事費5,500円(税込)がかかりますが、キャンペーンを利用すれば、変更工事費はかかりません。

インターネット回線を乗り換える

最もおすすめしたいのが、最大通信速度が速い光回線事業者に乗り換える方法です。

立ち合いの工事は必要となりますが、入会特典・キャンペーンが適用されるため、お得に加入できます。

eo光では、1年間の月額料金割引、工事費実質無料、他社違約金補填など、魅力的なキャンペーンを多数取り扱っています。

「今のサービスは解約金がかかる」「どうせ乗り換えるならお得に乗り換えたい」といった方にはピッタリです。

まとめ:用途によって必要な速度(Mbps/Gbps)は異なる

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「Mbps」「Gbps」はインターネット回線の通信速度を示す単位です。数値が大きいほど高速に回線を利用できることを意味しますが、オンラインゲームをされる際などはping値もあわせてチェックしてください。

また「MB」や「GB」のデバイス容量や通信容量と混同しないように気をつけましょう。

通信速度がイマイチなときは、以下の改善策が有効です。

  • Wi-Fiの周波数帯を変更する
  • 端末やWi-Fiルーター、LANケーブルの規格を確認する
  • インターネット回線を利用する時間帯を変更する
  • 有線接続をする
  • コース・プランを変更する
  • インターネット回線を乗り換える

中でもeo光では、上り下り最大概ね10Gbps/5Gbpsに対応した高速プランを用意しています。

最大12カ月間月額料金が安くなる「eo暮らしスタート割(ネット月額割引)」、標準工事費実質無料となる「eo暮らしスタート割(標準工事費割引)」などのキャンペーンもあるため、加入しやすいでしょう

関西で快適なインターネットライフを希望するなら、ぜひeo光をご検討ください。

※「即割」・「eo暮らしスタート割」・「eo光ネット 最大12カ月間900円割引キャンペーン」・「eoの10ギガ大作戦!キャンペーン」の適用が条件です。

※本サイト内に記載のキャンペーンやサービス内容は、記事の掲載・更新時点のものです。

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