更新日:2023/10/06
光回線

ケーブルテレビと光回線を徹底比較|メリット・デメリットも解説

ケーブルテレビと光回線を徹底比較|メリット・デメリットも解説

インターネット環境の見直しを検討している人のなかには、ケーブルテレビと光回線で迷っているケースも多いのではないでしょうか?

本記事では「ケーブルテレビと光回線の違いが知りたい」という人に向けて、ケーブルテレビと光回線の特徴や、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

最後にケーブルテレビと光回線それぞれの「おすすめな人の特徴」もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

目次

ケーブルテレビと光回線の違いとは?

210_01.jpg

ケーブルテレビとは、地上波・CS・BS放送など、さまざまな番組を大型アンテナのある受信施設で受信し、各家庭に配信するサービスのことです。

ケーブルテレビ事業者は、基本的にアンテナで受診した信号をテレビへ送る「同軸ケーブル」と光ファイバーケーブルを組み合わせて、インターネット回線のサービスを提供しています。

一方、光回線とは、光ファイバーケーブルを使用した通信回線のことです。従来のADSLやISDNに代わり、近年はインターネット回線といえば光回線が主流になりつつあります。

ここからは、そんなケーブルテレビのインターネット回線と光回線について、多くの方が気になる「通信速度」と「利用料金」という2つのポイントから解説します。

通信速度

ケーブルテレビのインターネット回線と光回線の大きな違いのひとつに、通信速度があります。

ケーブルテレビと光回線の仕組みの違い

通信速度についてお話しする前に、まずはそれぞれの仕組みを解説しましょう。

上述のとおり、光回線は光ファイバーケーブルを使用してインターネット回線を提供しています。

一方、ケーブルテレビの場合は、放送局から各戸付近の変換器までは光ファイバーケーブル、変換器から宅内までは同軸ケーブルで接続する方式を採用しているケースが一般的です。

なお、ケーブルテレビのなかには、光回線と同じ方式を取り入れている事業者もあります。

210_02.jpg

光回線やケーブルテレビの回線に用いられる光ファイバーとは、透過率の高い石英ガラスや高性能プラスチックなどを使った「光を通す繊維」のことです。

従来のインターネット通信は「電気の変調(電気信号)によって情報を伝える」という仕組みを採用していましたが、光回線は光の点滅(光信号)によってデータを伝えます。電気信号よりも光信号のほうが伝送スピードが速いため、光ファイバーケーブルは高速・大容量通信を実現できるのです。

同軸ケーブルでは従来のインターネット通信と同じく、電気信号によってデータをやり取りします。そのため、光信号でデータのやり取りを行う光ファイバーケーブルと比べると、通信速度が遅くなる傾向があるでしょう。

光回線は高速通信を実現可能

前述の理由から、ケーブルテレビと光回線の通信速度を比較すると、光回線の方が通信速度が速くなりやすいといえます。

ケーブルテレビも各戸付近の変換器までは光ファイバーケーブルを使用していますが、変換器から宅内までは同軸ケーブルを使用していることが多いため、その場合は通信速度が遅くなりやすい傾向があるのです。

一方、光回線なら各ユーザーの宅内まで光ファイバーケーブルを導入しているため高速・大容量の通信を実現可能です。また、最近では10ギガや5ギガなど超高速回線を敷設している光回線サービスも増えてきています。高速インターネットを利用したい場合は、宅内まで光ファイバーケーブルで構築されている光回線サービスの利用がおすすめです。

利用料金

プランにもよりますが、ケーブルテレビと光回線は月額料金に大きな差はありません。

ただし、前述したように通信経路の途中で同軸ケーブルに切り替わっている場合は、宅内まで光ファイバーケーブルで構築されている場合よりも通信速度が遅くなりやすいため、料金だけではなく、設備構成も含めて比較するようにしましょう。

ケーブルテレビのメリット・デメリット

210_03.jpg

ケーブルテレビと光回線には、どちらもメリット・デメリットがあります。

それぞれの特徴を把握し、居住エリアや用途に合わせたサービスを選びましょう。

ケーブルテレビのメリット

ケーブルテレビのメリットは、主に以下の2つです。

  • 光回線の未対応エリアでも利用できる
  • アンテナ不要でさまざまなテレビ番組を楽しめる

光回線の未対応エリアでも利用できる

ケーブルテレビは、もともと電波が届きにくい地域の人たちへテレビ放送を提供するためにはじまったサービスです。そのため、山間部など、光回線の設備が整備されていない地域も提供エリアに含まれている可能性があります。

光回線の事業者から工事を断られてしまった場合は、ケーブルテレビのインターネット回線を検討してみましょう。

アンテナ不要でさまざまなテレビ番組を楽しめる

ケーブルテレビなら、有料のテレビサービスに加入することで多種多様なテレビ番組を視聴できます。提供エリアに特化したローカルチャンネルを放送している事業者も多く、地域の情報番組を視聴したい人におすすめです。

また、ケーブルテレビ回線を利用して番組を配信するため、テレビアンテナの設置が不要です。テレビアンテナは屋外に設置するため、天候の影響を受けやすいのが難点。一方、ケーブルテレビは天候の影響を受けにくく、荒天時でも映像が乱れる心配がありません。

屋根にアンテナを設置する必要がないため、住まいの外観を損なわない点もメリットです。

ただし、光回線事業者がテレビサービスを提供しているケースもあるため、一概に「テレビ番組を楽しみたい場合はケーブルテレビがおすすめ」とは言い切れない面もあります。

ケーブルテレビのデメリット

ケーブルテレビのデメリットは、以下の2つです。

  • 光回線と比べて通信速度が遅い場合がある
  • 居住エリアによっては選択肢が限られる

光回線と比べて通信速度が遅い場合がある

光ファイバーケーブルと同軸ケーブルを併用する方式の場合は、光回線と比べて通信速度が遅くなる傾向があります。

仕事や趣味でインターネットを頻繁に利用する人や、オンラインゲームを楽しみたい人などは、通信速度に不満を感じる場合もあるでしょう。

居住エリアによっては選択肢が限られる

ケーブルテレビには地域メディアとしての役割もあり、特定地域の住民に向けてローカルなサービスを提供している事業者も多くあります。そういった事業者は地域に特化したサービスを展開しており、提供エリアが限定的である場合も少なくないでしょう。

そのため、「気になるケーブルテレビを見つけたが、対応エリアに含まれていなかった」というケースも十分ありえます。

居住エリアによっては選択肢が限られてしまう場合も多いので、事前にしっかり確認しましょう。

光回線のメリット・デメリット

210_04.jpg

次に、光回線のメリット・デメリットをご紹介します。

光回線のメリット

光回線のメリットは、以下の3つです。

  • インターネットを快適に利用できる
  • スマートフォンとのセット割引が多い
  • オプションで光電話や光テレビを利用できる

インターネットを快適に利用できる

光回線の最大のメリットは、通信速度が速いことです。ケーブルテレビと比べて高速通信を実現でき、インターネットの回線速度を改善したい人にぴったり。

また、通信速度が安定しやすいというメリットもあります。一度に複数のデバイスをつないでも通信速度が落ちにくいため、家族みんなで快適にインターネットを利用できるでしょう。

スマートフォンとのセット割引が多い

光回線サービスには、携帯事業者とのセット割引が設けられていることが多くあります。

スマートフォンとセットで契約することで割引が適用される場合があるため、上手に活用すれば毎月の通信料をおさえることが可能です。

ただし、割引が適用されるためには、各携帯事業者が設けた条件を満たす必要があります。割引後の価格で料金を比較する場合は、適用条件をしっかり確認しておきましょう。

オプションで光電話や光テレビを利用できる

光回線のサービスによっては、オプションとして「光電話」や「光テレビ」を利用できることもあります。

光回線・光テレビとは、光回線を用いた電話サービスやテレビサービスのことです。インターネット回線の料金とは別に追加料金は必要ですが、セットで契約すると割引が適用されることもあります。

また、光テレビは光ファイバーケーブルを利用しているため、ケーブルテレビと同じくアンテナの設置が不要です。「天候の影響を受けにくい」「住まいの外観を損なわない」など同様のメリットを得ることができます。

光回線のデメリット

光回線のデメリットは、以下の3つです。

  • 未対応エリアでは利用できない
  • 解約費用が高額になりやすい
  • インターネット回線が開通するまで時間がかかる場合がある

未対応エリアでは利用できない

光回線サービスを利用するためには、光回線に対応しているエリアに居住している必要があります。

現在は日本全国ほとんどのエリアがカバーされていますが、総務省が令和4年に行った調査によると、全世帯の0.7%(39万世帯)は光回線が利用できないエリアにあるといわれています。

また、回線事業者ごとに提供エリアが異なる点にも注意が必要です。地域限定でサービスを提供している回線事業者も少なくないため、提供エリアを事前にしっかり確認しておきましょう。

解約費用が高額になりやすい

光回線のサービスのなかには、2年間や3年間といった契約期間(最低利用期間)が定められているものも少なくありません。契約期間の途中で解約すると、違約金が発生する場合もあります。

最近は、違約金を低めに設定しているサービスが大半ですが、契約時に開通工事を行った場合は工事費の残債に注意しましょう。工事費用を分割で支払う場合、短期間で解約すると残りの金額を一括請求される可能性があります。

インターネット回線が開通するまで時間がかかる場合がある

光回線もケーブルテレビも、契約時には必要に応じて開通工事を行います。

ただし、光回線は申し込みから工事まで1~2カ月程度かかる場合があります。申し込みから開通までの期間が比較的長い傾向があるため、引っ越しを予定している場合は早めに手続きしておくことが大切です。

ケーブルテレビがおすすめな人の特徴

210_05.jpg

  • さまざまなテレビ番組とインターネットを両方楽しみたい
  • ケーブルテレビで地域の情報に触れたい
  • 光回線の未対応エリアに住んでいる
  • 通信速度にはそれほどこだわらない

ケーブルテレビは、多種多様なテレビ番組とインターネットをどちらも楽しみたい人におすすめです。地域に特化したサービスを提供している事業者も多く、地域の情報が満載のローカルチャンネルが放送されていることも少なくありません。自分たちが住んでいる地域のイベント情報やお得な情報に触れられるため、休日のおでかけの参考にもなります。

また、ケーブルテレビは、もともとテレビの電波が届かない地域の人たちのためにはじまったサービスなので、光回線の未対応エリアでも利用できる可能性が高いでしょう。同軸ケーブルを利用したケーブルテレビであれば、光回線と比べて通信速度は遅い傾向がありますが、通信速度にそれほどこだわりがない人であれば問題なく利用できます。

光回線がおすすめな人の特徴

210_06.jpg

  • 高速インターネット通信を楽しみたい
  • 家族が多く、使用するデバイスの数が多い
  • 動画視聴やオンラインゲームを快適に楽しみたい
  • リモートワークなど自宅でパソコンを使う機会が多い
  • 光電話や光テレビも利用したい

光回線は同軸ケーブルを利用しているケーブルテレビと比べて高速通信を実現でき、通信速度も安定しやすい傾向があります。

そのため、「リモートワークでビデオ会議に参加することが多い」「動画視聴やオンラインゲームを快適に楽しみたい」など、通信速度の早さや安定性にこだわりたい人におすすめです。自宅のインターネットの通信速度を改善したい場合は、ぜひ検討してみましょう。複数のデバイスを一度に接続しても通信速度が低下しにくいため、家族みんなで快適にインターネットを利用したいという人にもぴったりです。

また、光回線にはオプションとして、光ファイバーケーブルを使用した電話サービスやテレビサービスが設けられていることもあります。インターネット回線とセットで契約すると割引が適用される場合もあるため、インターネットと電話やテレビサービスを一緒に見直したい人におすすめです。

まとめ

210_07.jpg

ケーブルテレビ事業者のなかには、インターネット回線サービスを提供しているところもあります。同軸ケーブルを利用しているケーブルテレビ回線と光回線の最大の違いは、通信速度です。通信速度の速さや安定性にこだわりたい人は、各事業者が提供している回線の設備構成を確認した上で、宅内まで光ファイバーケーブルで構成されている光回線サービスを選びましょう。

なお、光回線の通信速度は、回線事業者によっても異なる場合があります。

通信速度にトコトンこだわる人におすすめなのが、関西で光回線サービスを展開するeo光です。eo光は10ギガ・5ギガの超高速コースを提供しており、ライフスタイルや用途に合わせて選択できます。

現在は 新規お申し込みであれば最大12カ月間月額料金が大きく割り引かれるキャンペーン「 eo暮らしスタート割(ネット月額割引)」を実施しております。

光回線サービスをお探しの場合はぜひeo光をご検討ください。

※「即割」・「eo暮らしスタート割」・「eo光ネット 最大12カ月間900円割引キャンペーン」・「eoの10ギガ大作戦!キャンペーン」の適用が条件です。

※本サイト内に記載のキャンペーンやサービス内容は、記事の掲載・更新時点のものです。

※キャンペーンやサービス内容は予告なく変更・終了する場合がございます。

RBB TODAYブロードバンドアワード2023

【関西でネット回線をお探しなら】
eo光は17年連続お客さま満足度 No.1!※

※ RBB TODAYブロードバンドアワード2023
キャリア部門 エリア別総合(近畿)第1位(2024年2月発表)
2007年~2023年17年連続受賞

  • facebook
  • twitter
  • line

関連記事