更新日:2023/03/06
光回線

光回線と5Gの違いとは?それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説

光回線と5Gの違いとは?それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説

eo光の10ギガコースはとにかく速くて安定!

光回線も5Gも、インターネットに接続するために必要なものです。しかし、どちらがどのように優れているか正確に答えられる方は少ないでしょう。

ここでは、光回線と5Gの特徴やメリット、デメリットを解説します。また、それぞれどのような人におすすめなのかについてもお伝えしていますので、どちらを契約するか迷っている方は参考にしてみてください。

目次

光回線の仕組み・特徴とは?

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光回線とは、光ファイバー(ケーブル)によってインターネット接続を行う通信回線のことを指します。ここでは光回線の仕組みや歴史、特徴についてご紹介します。

光回線によるインターネット接続の仕組み

光回線は光ファイバーと呼ばれるケーブルを電柱から引き出し、建物の中に引き込んでインターネットに接続する通信回線です。光ファイバーは光の性質を利用して光信号を伝送するもので、建物内に設置された光コンセントにつなげられます。光コンセントには光信号を電気信号に換えるONUを接続し、LANケーブルによってONUとルーター・情報端末をつなぎます。これにより、各デバイスでインターネット接続できるという仕組みになっているのです。

仕組みや他の回線との違いについては、こちらで詳しく解説しているので、気になる方はご覧ください。

光回線の誕生まで

光回線が誕生したのは2003年です。それ以前は、電話回線とモジュラージャックを利用した方法でインターネットに接続していました。通常の電話と同じ回線を使って接続するため、インターネットを利用するたびに電話料金が高額になるのが欠点でした。

1996年には電話回線よりも通信速度が速いISDNが登場したものの、現在と比べると低速であり、加えて電話回線を使用することで高額な料金がかかっていたのです。2003年には光回線が登場し、高速通信が可能なインターネット回線として普及しました。

特徴1.通信速度・安定性に優れている

無線でのインターネット接続に比べて、光回線は通信速度が速く安定しているのが特徴です。

データ通信量が多いオンラインゲームのプレイに必要な通信速度は、約30〜100Mbpsだといわれています。光回線はプランによって通信速度を変えることができます。回線事業者によっては10Gbps、5Gbps、1Gbpsなどプランを選ぶことができる場合もあります。これらの数値は理論値であり、実際に出る速度は様々な環境要因に左右されますが、基本的には数値の大きいコースほどより早い通信速度を出すことができます。

特徴2.実質無制限

光回線では、回線事業者によって「1カ月に2TB以上のデータ通信を行うと通信速度が低下する」などの制限が設けられているものもあります。

しかし、通常のインターネット利用であれば実際に最大通信量に達することはほとんどないため、実質無制限で利用できるといえます。

特徴3.Wi-Fiでスマートフォンもつなげられる

光回線では、光ファイバーケーブルにより自宅からインターネットまで有線で接続されています。ただし自宅では、無線機能のついたルーターを使用すればWi-Fiであらゆるデバイスに無線接続することも可能です。一般的に、光回線は光ファイバーを電柱から建物内に引き込み、光コンセント→ONU→ルーターの順で接続することでインターネットに接続できるようになります。

このとき、ONUに有線LANルーターを接続すれば有線接続、無線LANルーターを接続すればWi-Fiによる無線接続ができるという仕組みです。Wi-Fiを使うことができれば、スマートフォンやタブレット、スマート家電など有線接続では利用できない端末でもインターネット通信ができるようになります。

特徴4.月額費用や工事費用が高め

光回線で費用が高いといわれているのは、毎月の支払料金と工事費です。光回線の月々の費用は5,000〜7,000円ほどであるためもっと安く済ませたい」と感じる方も多いでしょう。

また、光回線の利用には開通工事が必要です。賃貸や中古などの戸建て物件で光ファイバーが残置されていたり、光回線が導入されているマンションでは工事が不要となる場合もありますが、たいていは室内に光ファイバーを引き込んだり、宅内機器を設置するための工事が必要となります。

開通工事の費用は20,000〜40,000円ほどで安くはありません。また、土日に工事を希望すると追加料金がかかる可能性もあります。一度工事すれば快適なインターネット環境を手に入れることができますが、初期費用は少しでも抑えたいところです。

工事費用が実質無料の光回線もある

eo光ネットでは、各種キャンペーンによって工事費用(29,700円)が実質無料になります。契約後2カ月目以降は、月額料金から割引を行うことで計29,700円の還元が受けられるという仕組みです。

また、1Gbps、5Gbps、10Gbpsのコースがあり、必要な通信速度を選ぶことで無駄な費用を抑えることができます。契約後1年間は通常料金よりも割引されたり、乗り換え割引やさまざまな特典が用意されていたりと割引キャンペーンが豊富なので、よりお得に契約したい方におすすめです。

ご自身に合うプランが分からないという方は、ぴったりプラン診断を利用するとよいでしょう。インターネットの使い方によって最適なプランを提案してくれる機能なので、プラン選びの参考にしてみてください。

5Gの仕組み・特徴とは?

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5Gは、超高速大容量のデータ通信を可能とした電波のことを指します。大量のデータ通信を行っても遅延が起きにくい点や、同一エリアで多くのデバイスに同時接続できる点が魅力です。ここからは5Gの仕組みや歴史、特徴について詳しく見ていきましょう。

最新の移動通信システム

5Gとは「5th Generation(第5世代)」の略称で、第5世代移動通信システムのことを指しています。現在では最も新しい移動通信システムであり、4Gと比べてさまざまな点で優れているため、世界中から注目されているのです。

1Gから5Gへの変遷

2023年現在、第5世代移動通信システム「5G」が注目を集めていますが、1G(第1世代移動通信システム)から5Gにいたるまでの進化を少し見ていきましょう。

最初の規格である「1G」は、主に音声通話に利用されていました。「2G」になるとデータ通信サービスも開始されることになり、通話に加えてインターネットを使ったメールの送受信やWebサイトの閲覧などが可能になりました。

その後国際的に技術方式の標準化が進められ、2001年に商用化されたのが「3G」です。3Gでは通信速度が大幅に高速化し、通信規格も世界標準となったことから、海外メーカーの「スマートフォン」が登場し始めます。

スマートフォンの登場により、モバイル端末での動画視聴や音楽再生、ゲームなどインターネット利用の幅が広くなり、高速で大容量通信を行うことへのニーズが高まりました。それに対応するあらたな通信規格として策定されたのが「4G」です。通信速度もさらに高速化し、移動通信システムは生活の中でも欠かせないものへと発展してきました。

そして2020年から日本で商用化された「5G」は、4Gの延長線として超高速通信へ進化しただけではありません。データを送受信する際の遅延が起こりにくい"超低遅延通信"のほか、同時に接続できる端末数が大幅に増えた"多数同時接続"といった新しい機能が備わったシステムとなっています。

特徴1.利用できるデバイスが続々と登場している

5G対応のスマートフォンが発売開始となった当初、種類が少ないことと5G対応エリアが限られていることから普及率は高くありませんでした。しかし、徐々に5G対応のスマートフォンが増加し、普及率も上がっています。5G対応エリアが拡大されれば、さらに5Gの需要が高まるでしょう。

また情報端末や周辺機器も、有線や無線で5Gにつなぐことができるものが登場しています。今後も5Gに関わる情報に注目し、上手に活用していきましょう。

特徴2.工事不要で初期費用が抑えられる

5Gはインターネットに無線接続できる通信システムであるため、利用前に工事をする必要がありません。携帯キャリアの店舗や家電量販店などで契約を行えば、すぐに5Gの利用ができます。

また、5Gに対応しているホームルーターも、契約後に自宅のコンセントに差し込むだけでよいので非常に簡単です。工事の日程に合わせてスケジュール調整を行うのが難しい方や、工事費用を抑えたい方に向いているでしょう。

特徴3.スマートフォンのテザリングで他のデバイスにも接続可能

有線や無線のWi-Fiなどでパソコンやタブレットなどをインターネットにつなぐ手段がなくても、5G対応スマートフォンでテザリングすれば、インターネット接続が可能です。

しかし、通信速度は通常のテザリングと変わらないため、超高速通信に期待することはできません。あくまでも、今持っているデバイスにインターネットを接続し、有効活用できる機能だと考えましょう。

特徴4.無線ならではのデメリットがある

5Gは無線通信のひとつです。そのため、場所によってインターネットに接続できなかったり、障害物によって通信速度が遅くなったりといった影響を受けやすくなっています。安定した通信を求めるなら、モバイル回線での無線接続よりも、光回線による有線接続の方がよいでしょう。

また、プランによってデータ通信量に制限がある場合があり、契約しているデータ通信量を超えると通信速度が遅くなることもデメリットです。オンラインゲームをプレイしたり長時間の動画をダウンロードしたりといった大容量通信を伴う利用を続けていると、通信制限がかかる可能性があります。データ通信量を常に把握して通信制限がかからないように工夫することが大切です。

光回線と5Gの違いとは?4つのポイントを比較!

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光回線と5Gの特徴にはさまざまなものがありますが、比較検討する際に注目したいのが以下の4点です。

  • 通信速度
  • 通信の安定性
  • データ容量
  • 価格

違い1.通信速度

光回線の通信速度はプランによって異なり、100Mbps〜1Gbpsから10Gbpsまでさまざまなプランが存在します。また5Gは下りが最大20Gbps、上りが最大10Gbpsとなっていて、プランに関係なく高速通信が利用できます。

ただし、これらの数値はあくまでも最大通信速度であり、常にそのスピードでデータ通信できるわけではありません。光回線であっても5Gであっても、実測値はさまざまな要因で最大通信速度よりも遅くなります。

違い2.通信の安定性

通信の安定性に関しては光回線の方が優れているといえるでしょう。光回線の場合は、自宅からインターネットまで光ファイバーケーブルで有線接続されているため、外的要因による影響は受けにくく安定して高い速度が出ます。10Gbpsのプランであれば2Gbps~6Gbps程度の実測値が期待できるでしょう。ただし、自宅で利用しているルーターやLANケーブル、接続端末のスペックなどによっては速度が遅くなる場合もありますので注意が必要です。

5Gの場合は基地局との位置関係や障害物の有無などによって、電波の強度に差が出ることがあります。基地局が遠いなどの要因で電波強度が弱くなると通信速度が遅くなり、実際の通信速度を計測してみると、100Mbps~数百Mbps程度であるケースも多いです。

違い3.データ容量

契約しているデータ容量を超えてしまうと速度制限がかかってしまうので、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。5Gでは無制限プランと従量課金制がありますが、無制限プランを選択しても通信制限は設けられているため、一般的に1〜50GBのデータ容量から選んで契約することになります。大量の動画をダウンロード、ストリーミング再生する方や、オンラインゲームをよく利用する方は、より多くのデータ容量が必要なので、データ容量が決まっていると不便に感じることもあるでしょう。

一方、光回線ではデータ容量が実質無制限になっています。どんなに動画を視聴しても速度制限がかからず、ストレスなくインターネットが利用できるのです。なかには1日や1カ月単位で最大データ量を設定しているプロバイダーもありますが、一般家庭で利用する程度であれば問題ありません。

違い4.価格

平均的な月額料金は、光回線なら5,000〜7,000円であるのに対し、自宅で5Gの回線を活用できる5Gホームルーターは4,000~5,000円程度です。また5Gのスマートフォンは、容量制限のあるプランで3,000円前後、無制限プランで8,000〜9,000円となっています。光回線の利用を検討される方は、スマートフォンと自宅での回線をそれぞれ契約する方がほとんどだと思いますが、各々のプランを組み合わせた全体の通信費と、希望するインターネットの快適さのバランスを考慮する必要があります。詳しくは次章で述べていきますのでご一読ください。

自分にはどっちが合ってる?使用例を紹介

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光回線と5Gはそれぞれ異なる特徴を持っています。2つを併用することで、より快適なインターネット環境を整えることも可能です。しかし、通信料金の固定費を抑えたい方や、どちらか一つで十分だと考えている方もいるでしょう。そのような方は、以下の例を参考にし、光回線と5Gをどのように組み合わせて利用するか検討してみてください。

例1:5Gスマートフォン(無制限プラン)でテザリング

光回線を利用しなくても5Gスマートフォンがあれば快適にインターネット利用ができる方には、無制限プランでの契約を行い、パソコンやタブレットなどをテザリングするのがおすすめです。

【こんな方におすすめ】

  • 1人でインターネットを利用する
  • 接続したい端末の台数が少ない
  • 契約の数を増やしたくない

テザリングで接続する場合、ルーターでのWi-Fi接続よりは安定して接続できる端末も少なく、大容量通信にも向きません。インターネットの利用が比較的ライトな方に向いているでしょう。

例2:光回線+Wi-Fi+5Gスマートフォン(低容量プラン)

こちらは光回線で快適なネット環境を構築しつつ、Wi-Fiでスマートフォンの通信量を節約して全体の通信料金を抑えられる組み合わせです。

【こんな方におすすめ】

  • ストレスなくインターネットを利用したい
  • オンラインゲームや動画視聴、オンライン会議・授業などを利用するため、安定して通信速度が出る環境が必要
  • 家族みんなでWi-Fiに端末をつなげても快適にインターネットを利用したい
  • Wi-Fiだけではなく有線接続でも利用したい
  • 通信制限を気にせず利用したい

自宅では光回線のWi-Fiで通信容量を節約しつつ、スマートフォンのプランを低容量に変更すれば、家族全員の通信料金を抑えることができます。光回線は固定回線であるため通信速度が安定しており、データ通信量が多いオンラインゲームや、多人数でのオンライン会議をする場合でもラグを感じにくいのもうれしいポイントです。家族の人数や接続デバイスの台数が多い方でも、通信速度の低下を感じることなく利用できるでしょう。

例3:5Gホームルーター+5Gスマートフォン(低容量プラン)

この組み合わせは、とにかく手軽に・お安く自宅のネット環境を構築したい方に向いています。

【こんな方におすすめ】

  • 工事なしでインターネットを利用したい
  • 費用をできるだけ抑えたい
  • 近々引っ越す予定がある
  • 自宅が光回線のエリア外に建っている
  • 自宅が5Gのエリア内にある
  • 光回線ほどの通信速度を必要としない

5Gホームルーターのメリットは利用開始までの流れが簡単で、気軽に契約しやすい点です。月額料金は光回線よりも安くなり、また工事が不要なので手間や初期費用を最小限に抑えられるのもポイントです。

しかし、5Gホームルーターも無線なのでスマートフォンと同様、速度が出にくい場合があるため注意が必要です。光回線とホームルーターの違いについてはこちらも参考にしてみてください。

まとめ:光回線と5Gを併用して快適なインターネットライフを

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外出先でも利用可能な5Gと、通信制限がないけど持ち運ぶことができない光回線は、それぞれにメリット・デメリットがあります。そのため、お互いのデメリットを補うために自宅では光回線、外出先では5Gの利用をする方も多いです。

また、光回線にも5Gにもさまざまなプランが用意されています。家族のインターネット利用状況を考えて、最適な組み合わせを検討しましょう。

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