一軒家でルーターは2台必要?複数台設置の方法や有線での活用術・注意点を解説
一軒家やマンションでWi-Fiの電波が届きにくい部屋がある場合、「Wi-Fiルーターを複数台置けば改善するのでは?」と考える方もいるでしょう。
結論から言うと、家の中にWi-Fiルーターを複数台設置することは可能です。ただし、一般的な家庭内ネットワークでは、複数の機器をすべて「ルーター」として動作させるのではなく、ルーター機能を担う機器は基本的に1台とし、2台目以降は用途に応じてAP(アクセスポイント)モードなどで利用します。
2台ともルーターモードのまま接続すると「二重ルーター(二重NAT)」となり、オンラインゲームやポート開放など、一部の通信に影響する場合があるため注意が必要です。(参照:Googleヘルプ)
余っているWi-Fiルーターがある場合は、2台目をAPモード(ブリッジモード)に設定し、有線LANで接続することでWi-Fiが届く範囲を広げられます。LANケーブルの配線が難しい場合は、Wi-Fi中継機やメッシュWi-Fiを利用する方法もあります。
この記事では、Wi-Fiルーターを複数台置く場合の正しい使い方や注意点、一軒家で2台目のルーターを有線接続する方法などを解説します。中継機やメッシュWi-Fiとの違いも紹介するので、ご自宅に合った方法を選ぶ際の参考にしてください。
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家の中にWi-Fiルーターを複数台置くことは可能?
結論として、家の中にWi-Fiルーターを複数台設置することは可能です。
ただし、「Wi-Fiルーターを複数台置くこと」と「複数台をすべてルーターモードで動作させること」は別です。
Wi-Fiが届く範囲を広げる目的で2台目を設置するのであれば、一般的には1台目をルーターとして使用し、2台目以降はルーター機能をオフにしてAP(アクセスポイント)として利用します。
結論:複数台設置は可能!ただし「設定」に注意
一般的な家庭内ネットワークでは、インターネットと家庭内LANをつなぐ「ルーター」として動作する機器は、基本的に1台にします。
すでにルーターが設置されていて、単純にWi-Fiが届く範囲を広げたい場合は、2台目のWi-FiルーターをAPモード(ブリッジモード)に設定する方法があります。
APモードにすると、2台目はルーターとして経路制御やNATを行うのではなく、主に有線LANとWi-Fiをつなぐアクセスポイントとして動作します。
なお、APモードと「中継機モード」は同じものではありません。メーカーによって名称は異なりますが、バッファローでもAP(ブリッジ)モードとWB(中継機)モードは別の動作モードとして案内されています。
結論:あえて「ルーター」として複数台設置したい場合は?
仕事用とプライベート用など、ネットワーク自体を分ける目的で2台のルーターを利用したいケースもあるでしょう。
1つの回線で2台のルーター機能を有効にすると、接続方法によっては「二重ルーター(二重NAT)」になります。
二重NATになっていても、Webサイトの閲覧や動画視聴など通常の利用では大きな問題が発生しない場合があります。一方で、オンラインゲームやポート開放、UPnPを利用する機器などでは通信に支障が出ることがあります。
また、2台のルーターがそれぞれ別のネットワークを作ると、異なるネットワークにつながったパソコンやプリンター、スマート家電などが互いに通信できない場合もあります。
そのため、明確な目的がない場合は二重ルーターにせず、2台目をAPモードで利用するのが分かりやすい方法です。
なお、仕事用・来客用などで端末を分けたいだけであれば、利用しているルーターに「ゲストWi-Fi」などの機能がないか確認する方法もあります。
マンションで複数台設置する場合の注意点
マンションでも、間取りや建物の構造によっては「リビングでは問題なくWi-Fiにつながるのに、寝室では電波が弱い」といったことがあります。
特に、Wi-Fiルーターと利用場所の間に壁や扉などの障害物が多い場合は、電波が弱くなることがあります。鉄筋コンクリート造など、電波を通しにくい構造の住宅ではさらに影響を受けることもあります。
マンションで余っているWi-Fiルーターを活用する場合も、2台目をAPモードにして有線LANで接続する方法があります。
一方、LANケーブルを配線するのが難しい場合や、部屋を移動しながら同じWi-Fiを快適に使いたい場合は、中継機やメッシュWi-Fiも選択肢となります。
メッシュWi-Fiでは複数の機器が連携してWi-Fiエリアを構成するため、広い住宅や部屋数の多い住宅でも利用しやすいのが特徴です。eoメッシュWi-Fiでも、複数の機器が連携して接続先を切り替える仕組みが採用されています。
一軒家で無線LANルーターの2台設置が検討される理由
すでにルーターを設置しているのに、さらにルーターを増やそうと考える人は少なくありません。その理由は主に下記のとおりです。
- 一軒家でWi-Fiの電波が届かない部屋がある
- 多くの端末を接続していて、Wi-Fiの通信環境を改善したい
- ルーターが余っている
一軒家でWi-Fiの電波が届かない部屋がある
特に、一軒家に住んでいるご家庭では、無線LANルーターの増設を検討することも少なくないようです。
Wi-Fiの電波は障害物に弱いため、同じ住宅の中でも部屋や場所によって電波の強さが異なる場合があります。無線LANルーターを設置している部屋と壁を挟んだ別の部屋には電波が届きにくい場合があるため、無線LANルーターの増設を検討する人が多いと考えられます。
Wi-Fiに接続する台数が多く、通信環境を改善したい
スマートフォンやパソコンだけでなく、テレビ、ゲーム機、スマートスピーカー、ロボット掃除機など、家庭内でWi-Fiにつながる機器は増えています。
利用しているWi-Fiルーターの性能や接続台数、通信状況によっては、多数の端末を同時に利用した際に通信が混雑することがあります。
ただし、Wi-Fiルーターを1台追加したからといって、インターネット回線そのものの最大速度が速くなるわけではありません。
速度が遅い原因が回線側にある場合や、現在利用しているルーター自体の処理性能が不足している場合は、2台目を追加しても十分な改善が得られないことがあります。
まずは「Wi-Fiの電波が弱いのか」「接続台数が多いのか」「回線そのものが混雑しているのか」など、原因を確認することが大切です。
ルーターが余っている
ルーターや有線LANケーブルが余っていて、それらを有効活用するために増設を検討する人もいます。こうしたさまざまな理由から、意外と多くの人が複数のルーターを設置したいと考え始めるのです。
ただし、すべての機種がAPモードに対応しているとは限りません。また、古いWi-Fi規格にしか対応していないルーターでは、かえって通信速度が低下する可能性があります。
利用する前に、製品の仕様や取扱説明書を確認しましょう。
一軒家に無線LANルーターを複数設置するデメリット
無線LANルーターを2台設置すると、「二重ルーター」という状態になる時があります。二重ルーターとは、ひとつのネットワークに対し、ルーター機能がついている機器を2台以上接続していることです。ただ、二重ルーターはさまざまな不具合を生じさせる可能性があるため注意が必要です。
無線LANルーターを複数設置することで生じるデメリットをご紹介します。インターネット環境に違和感がある場合は、二重ルーターになっていないか確認してみてください。
2台ともルーターモードにすると「二重ルーター」になる場合がある
1つ目のルーターの下に、ルーターモードのまま2台目を接続すると、二重ルーター(二重NAT)になる場合があります。
二重NATでも通常のWeb閲覧や動画視聴などができるケースはありますが、一部のオンラインゲームやポート転送、UPnPを利用する通信などでは問題になることがあります。(参照:Googleヘルプ)
Wi-Fiエリアを広げることだけが目的であれば、2台目をAPモードにすることを検討しましょう。
電波干渉により接続が不安定になる可能性がある
複数のアクセスポイントを近い場所に設置すると、利用している周波数帯やWi-Fiチャンネル、周囲のWi-Fi環境によっては、電波干渉が発生する可能性があります。
ここで注意したいのは、「二重ルーターだから電波干渉する」のではないという点です。
APモードに変更すれば二重NATは避けられますが、Wi-Fiの電波自体は2台目からも発信されます。そのため、設置場所やチャンネルによっては電波が重なり、通信に影響することがあります。
2.4GHz帯は壁などがあっても比較的届きやすい一方、Wi-Fi以外の機器も利用する周波数帯のため干渉を受けやすい特徴があります。5GHz帯は比較的高速で干渉を受けにくい一方、壁や床などの影響を受けやすい傾向があります。(参照:TP-Link)
利用環境に合わせて設置場所や周波数帯を調整しましょう。
オンラインゲームなど一部の通信に影響することがある
二重ルーターになると、データが2段階のNATを通過することになります。
一般的なインターネット利用では問題が表面化しない場合もありますが、オンラインゲームやボイスチャット、ポート開放、UPnPなどを利用する場合は、接続しにくくなったり一部の機能を利用できなくなったりすることがあります。(参照:Googleヘルプ)
2台目のWi-Fiルーターを設置してから特定のサービスだけ利用できなくなった場合は、二重ルーターになっていないか確認してみましょう。
スマート家電など機器同士の通信に影響する場合がある
2台のルーターがそれぞれ別のネットワークを作っていると、接続するルーターによって端末が所属するネットワークが分かれます。
例えば、スマートフォンとプリンター、パソコンとNASなどが異なるネットワークにつながっていると、機器同士を検出できない場合があります。Googleも、二重NAT環境では異なるプライベートネットワーク上の機器同士が通信しにくくなるケースを案内しています。(参照:Googleヘルプ)
スマート家電やネットワーク機器を利用している場合も、明確な目的がなければ家庭内ネットワークを1つにまとめるほうが管理しやすいでしょう。
余っている無線LANルーターがある場合はAP(ブリッジ)モードで接続しよう
すでにWi-Fiルーターを複数台所有している場合は、2台目をAPモード(ブリッジモード)で利用する方法があります。APモードではルーター機能を停止し、2台目をWi-Fiのアクセスポイントとして利用できます。
1台目と2台目をLANケーブルで接続するため、2台の間を無線でつなぐ一般的なWi-Fi中継機とは仕組みが異なります。
有線LANを利用できる環境であれば、2台目まで安定した通信経路を確保しながら、Wi-Fiが届く範囲を広げられるのがメリットです。
無線LANルーターをAPモードで設置する方法
1. 2台目のルーターがAPモードに対応しているか確認する
まず、余っているWi-Fiルーターの取扱説明書やメーカーサイトを確認し、APモード・ブリッジモードに対応しているか確認します。
メーカーによって「AP」「BR」「ブリッジ」など名称や設定方法が異なります。
2. 無線LANルーター同士をLANケーブルでつなぐ
1台目のルーターと2台目のWi-FiルーターをLANケーブルで接続します。
ただし、どのLANポート・INTERNETポートに接続するかは製品によって異なります。利用している製品の取扱説明書に従って接続しましょう。
3. 2台目をAPモードに切り替える
LANケーブルを接続したら、2台目のWi-FiルーターをAPモード(ブリッジモード)に設定します。
本体のスイッチで切り替える製品もあれば、設定画面から変更する製品もあります。
APモードにすると2台目のルーター機能が停止するため、1台目が家庭内ネットワーク全体のルーターとして動作します。
4. Wi-FiのSSIDや周波数帯を設定する
必要に応じて、2台目のSSIDやパスワードなどを設定します。
2.4GHzと5GHzの両方に対応した製品であれば、通常は両方の周波数帯を利用できます。
2.4GHzは遠くまで届きやすく、5GHzは比較的高速で電波干渉を受けにくいという違いがあるため、利用場所や接続する機器に応じて使い分けましょう。
なお、2.4GHzと5GHzの特徴を下記の表にまとめました。違いがわからない方は、ぜひWi-Fi利用の際の参考にしてみてください。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 2.4GHz | 障害物があっても電波が届きやすい | 電子機器の発する電波によってWi-Fiの電波が弱まる可能性がある |
| 5GHz | 家電の電波干渉を受けにくい | 障害物があると電波が弱まる可能性がある |
余っている無線LANルーターがない場合の解決方法
マンションやアパートのような集合住宅では、住宅ごとに無線LANルーターを置かなければインターネットに接続できませんが、一般的な一軒家の場合は、1台の無線LANルーターでインターネット環境が維持できるとされています。
そのため、仮に無線LANルーターを複数持っていない場合でも、電波の届く範囲を広げたり通信速度を改善することは可能です。
- ハイスペックな無線LANルーターに買い替える
- 中継機を導入する
- メッシュWi-Fiを導入する
それぞれ向いているケースや特徴が異なります。まずは以下を参考に、自宅のWi-Fi環境に合った方法を確認してみましょう。
| 方法 | 向いているケース | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| ハイスペックなルーターへ買い替え | 現在のルーターの性能が低い場合 | ルーター1台で改善できる可能性がある一方、住宅環境によっては離れた部屋まで電波が届かない場合がある |
| 中継機を導入 | 親ルーターから離れた場所まで電波を届けたい場合 | 比較的導入しやすい一方、移動時に接続先を手動で切り替える場合がある |
| メッシュWi-Fiを導入 | 一戸建てなど、広い範囲で安定してWi-Fiを利用したい場合 | 複数機器で通信し、強い電波へ自動で切り替えられるため、広い住宅や複数端末の利用に向いている |
それぞれの特徴について、以下で詳しく解説します。
1. ハイスペックな無線LANルーターに買い替える
現在使っている無線LANルーターのスペックを確認し、ロースペックである場合はハイスペックの無線LANルーターに買い替えれば改善する可能性があります。
しかし一般的にハイスペックな無線LANルーターは価格が高く、また住宅の広さや家電の設置位置などの環境によっては、結局一番遠い部屋には電波が届かないということもありえます。
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2. 中継機を使う
中継機は弱い電波を増幅し、パソコンやスマートフォンなどに電波を中継する機器なので、親の無線LANルーターから離れた場所でインターネット接続したい場合に活用できます。
中継機はルーターより安い価格で購入可能なので、コストを抑えてインターネット環境を改善したい場合に向いています。
3. メッシュWi-Fiを使う
メッシュWi-Fiは、複数のWi-Fi機器が連携し、家の中に広いWi-Fiエリアを構築する仕組みです。
一軒家や部屋数が多い住宅など、1台のWi-Fiルーターだけでは電波が届きにくい環境に向いています。
一般的な中継機と比べ、複数の機器をまとめて管理しやすく、住宅内を移動した際にも接続先を意識せず利用しやすいのがメリットです。
- 一戸建てのWi-Fi環境を改善したい方
- すでにeo光をご利用中の方
家の中でWi-Fiが届きにくい場合は、eoメッシュWi-Fiを追加できます。
- 現在他社回線をご利用中の方
ルーターや中継機だけでなく、現在利用している回線・プランも含めて通信環境を見直したい場合は、eo光の戸建て向けプランで今よりもお得になる場合があります。
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メッシュWi-Fiと中継機の違い
メッシュWi-Fiと中継機はどちらも似たような機能を持っていますが、それぞれ特徴が異なります。
まず、中継機は無線LANルーターが発する電波を中継する機能を持っている機器です。一軒家や障害物の多いご家庭では、無線LANルーターの電波が届きにくい場所があることも珍しくありません。しかし、電波の弱い場所に中継機を設置すれば、Wi-Fiにつながりやすくなります。
ただし、自動で強い電波に切り替える機能は持っていないため、ご自宅の中を移動する際は手動で切り替える必要があります。
メッシュWi-Fiの場合は、中継機のデメリットを解消した機能を持っており、強い電波に自動で切り替えてくれるのが特徴です。最適な電波への切り替えができるほか、複数の機器をWi-Fiに接続しても快適に利用できるため、部屋数が多いご家庭や一戸建てにお住まいの方におすすめです。
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まとめ:ルーターを複数台置くなら目的に合った接続方法を選ぼう
家の中にWi-Fiルーターを複数台設置することは可能です。
ただし、Wi-Fiの電波が届く範囲を広げたいだけであれば、2台ともルーターモードにする必要はありません。余っているWi-Fiルーターがある場合は、2台目をAPモードに設定して有線LANで接続する方法があります。
一方、有線LANの配線が難しい場合は中継機、広い一軒家などで複数の部屋をカバーしたい場合はメッシュWi-Fiなど、住宅環境や目的に応じて適した方法は異なります。
また、「通信速度が遅い」という理由で2台目のルーターを検討している場合は、増設する前に、Wi-Fiの電波状況や現在使用しているルーターの性能、回線状況なども確認しましょう。
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現在、無線ルーター機能は月額105円、中継機は月額100円、メッシュWi-Fiは2台で月額550円です。自宅のWi-Fi環境に合わせて利用を検討してみてください。
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