光回線の工事の穴あけは必要?必要なケースや代替手段を解説
光回線を導入するには、光ケーブルを宅内に引き込むための工事が必要です。その際に光ケーブルを通す穴をあける必要があると思われている場合が多いですが、実は実際に穴あけが必要となるケースは稀です。
本記事では、光回線工事の穴あけが必要なケースと不要なケースをご紹介します。あわせて穴あけ工事に関する注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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光回線の導入には開通工事が必要
光回線を利用するには、近くの電柱から光回線を屋内に引き込む必要があります。既存の配管など光ケーブルが通る穴がなければ光回線は利用できません。
この工事を行う際、場合によっては穴あけが必要になることがあります。
光回線の工事で穴あけが必要なケース
ほとんどの住宅では電話線などを通すための配管があらかじめ設置されており、そこから光ファイバーケーブルを通すことが可能です。そのため、穴あけ工事を行う必要はありません。
一方で穴あけ工事が必要になった場合は、光ファイバーケーブルを通すための直径1cmほどの穴を住宅の壁に空けることになります。
光回線の工事で穴あけが必要となるケースを紹介するので、自宅が該当するのかを確認してみてください。
住宅に配管が設置されていない場合
光回線を引き込むための工事を実施する際は、まず電話線の配管やエアコンダクトから引き込めるのかを確認します。
まれに配管が設置されていない住宅があり、光回線や固定電話を全く使ったことのない場合は注意が必要です。そのような住宅で光回線を導入するには、光ケーブルを引き込むための穴あけ工事が必要となります。
配管があるものの利用できない場合
たとえ配管があったとしても、その穴が利用できない場合は穴あけ工事が必要になります。
例えば配管の中に光ケーブルを通す余裕がなかったり、配管の出口が壁や荷物で埋まったりしている場合、配管を利用することはできません。
このほか、ハチの巣や土が配管に詰まってしまい、光ケーブルを通すことが不可能なケースもあります。
配管があるからといって、必ずしも穴あけ工事なしで光ファイバーケーブルを通せるわけではないと理解しておきましょう。
穴の大きさや個数は?
光回線工事で穴を開ける際は、光ファイバーケーブルを通す工事と光キャビネットを設置する工事の2種類があり、穴の大きさや個数が異なります。
光ファイバーケーブルを通す工事では直径1cmほどの穴を1つ、光キャビネットを設置する工事では直径3〜4mmほどの穴を3つあけます。
さらに、光ファイバーケーブルを固定するための取付金具や、光テレビのV-ONUなど、必要な機器を外壁に取り付けるためのビス穴も必要です。
穴あけの必要があるかは自分で判断できない
光回線工事で穴あけの必要があるのかは自分で判断できません。
光回線の工事は認可された電気工事業者でなければ実施できないという決まりもあります。
電話線の配管や後で説明する代替手段が利用できれば穴あけの工事は不要ですが、現場で工事を進めながら確認してみないとわからないこともあるため、専門知識なしに判断することは難しいと言えます。
光回線の工事で穴あけ不要なケース
光回線の工事で穴あけが不要なケースについて解説します。
住宅に設置済みの配管から入線できる場合
電話線などを通している配管を経由して屋内に光ケーブルを引き込める場合は、穴あけ工事は不要です。そもそも配管が通っていない物件は少ないので、光回線の工事で穴あけが必要になるケースはそう多くはありません。
光回線の設備が残っている場合
光回線の設備が残っており配線がそのまま利用できる場合、穴あけ工事は不要です。
しかし、導入されている設備の回線とは別の回線を契約する場合は回線の引き込み工事が必要となります。例えば、光コラボレーションの設備が残っているものの、独自回線を契約するケースです。 残っている設備の状況によっては、穴あけ工事が必要となる可能性もあります。
部屋に残っている光回線の設備を工事なしで利用したい場合は、残された設備で利用できる回線を契約しましょう。
転用や事業者変更ができる場合
転用や事業者変更が可能な光回線を利用している場合も、穴あけ工事の必要はありません。
転用とはフレッツ光から光コラボレーションの光回線に乗り換えることであり、事業者変更とは、光コラボレーションから光コラボレーションの光回線に乗り換えることを指しています。
転用も事業者変更も使用しているフレッツ光回線をそのまま利用できるため、工事の必要もないからです。
光回線工事の穴あけの代替手段2つ
光回線の工事で穴あけが必要な場合でも、壁に穴をあけることなく工事を済ませることは可能です。
ここからは光回線工事の穴あけの代替手段を2つご紹介します。光回線を提供する事業者や物件の状況によっては、代替手段を講じられないこともありますが、あくまでも一例として参考程度にご覧ください。
1.エアコンダクトに通す
エアコン用のダクト(エアコンと室外機をつなぐための配管)がある場合は、そこから光ケーブルを通すことができる場合があります。
ダクトとは風を導く管のことで、エアコンと室外機をつなぐための配管のことです。
エアコン用のダクトは、エアコンを設置していれば必ず存在します。そのため、たとえ電話線や光回線の配管のない物件であっても、エアコンさえ設置していればケーブルを通すことができる場合があります。
2.換気扇の隙間や窓から引き込む
電話線の配管やエアコンダクトから光ケーブルを引き込めない場合でも、換気扇の隙間や窓から光ケーブルを引き込める可能性があります。
光ケーブルの太さは2~3mm~1cm程度しかなく、かなり狭い隙間からでも引き込むことが可能です。できる限り穴あけ工事を避けるためにも、換気扇の隙間や窓からの引き込みを提案してみましょう。
これらの代替策がどうしても必要な場合、回線事業者に相談してみましょう。ただし、自分では既存配管がないように見えても、実は設置されていたケースもあります。配管があれば穴あけ工事は不要なので、まずは回線事業者による宅内調査を行った上で判断しましょう。
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穴あけ不要な光回線工事の基本的な流れを紹介!
光回線の開通工事の大まかな流れは、下記の通りです。
- 光回線の申し込み
- 回線事業者による宅内調査
- 光回線の開通工事
- 光回線の利用スタート
光回線工事の穴あけが必要かどうかは、宅内調査で確認します。宅内調査では光ファイバーの引き込みルートを確認したり、宅内機器の設置場所を確保したりするので立ち合いが必要です。
宅内調査後、光回線の開通工事へと進みますが、工事の流れや内容は集合住宅の場合と戸建ての場合で異なります。それぞれの住宅のタイプ別に、穴あけ不要な光回線工事について確認していきましょう。
集合住宅の場合
集合住宅の場合は、すでに電柱から共有部分まで光回線の引き込みが行われていることも少なくありません。こうした光回線導入済みの集合住宅は、共有部分から自室までの開通工事を実施するだけで光回線を利用できます。
さらに自室に光コンセントが設置されている場合は、専用機器を接続するだけで工事完了となります。
お住まいの集合住宅に光回線が導入されているかどうか分からない方や、光コンセントが設置されているか不明な場合は、一度管理会社などに確認してみましょう。
戸建ての場合
戸建ての場合は、最寄りの電柱から光ケーブルを引き込むところから始めます。そして室内に光コンセントを設置し、光回線に接続すれば工事完了です。
工事にかかる時間は1~2時間程度で、契約者本人または家族の立ち合いが必要です。
戸建ての場合の工事の流れをもう少し詳しく見ていきましょう。
1.家の外壁から光ファイバーケーブルを引き込む
最寄りの電柱から最適なルートで光ファイバーケーブルを外壁に固定し、配管を経由して引き込みます。なお引き込みの際にケーブルを固定するための金具や、光テレビを利用する場合はV-ONUを外壁に取り付ける必要があります。
2.自宅内に光ファイバーケーブルを通す
次は、外壁から室内へと光ケーブルを引き込む作業を行います。基本的には壁内の配管を通じて光コンセントまで通します。
3.光コンセントを設置し、機器類に接続する
最後に、光コンセントやONU(回線終端装置)、ルーターなどの機器を設置して工事完了です。
光コンセントの設置場所は、既存の住宅であればすでに決まってしまっている場合があります。今から注文建築などを予定されている場合は、下記を考慮して光コンセントの位置を決めましょう。
- 湿気の少ない場所や密閉されていないところ
- パソコンをよく利用する部屋やリビング
- (無線LANルーターを設置する場合)自宅全体にWi-Fiの電波が届きやすいと思われる場所
- (光電話を契約する場合)電話を設置したい場所
光回線の穴あけ工事に関する注意点
光回線を導入する際の開通工事では、穴あけをはじめいくつかの注意点があります。スムーズに光回線の利用を始めるためにも、あらかじめ注意点を把握しておきたいところです。
ここからは光回線の工事を申し込む前に押さえておきたい注意点を2つご紹介します。工事の日程に関する注意点もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
穴あけが必要な場合は追加で費用はかかる?
穴あけが必要になった場合でも、工事費用に穴あけの料金が含まれている場合がほとんどであるため、追加料金が発生することはほぼありません。
高額な工事費用が不安な方にはeo光がおすすめです。eo光は、戸建てと集合住宅のどちらにも適用させられる、標準工事費が実質無料になるキャンペーンを実施しています。インターネットの乗り換えを検討していて、工事費用が心配な方は、eo光への乗り換えを検討してみてください。
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賃貸の場合は事前に許可を得る必要がある
賃貸物件にお住まいの方は、光回線の工事を始める前に光回線を導入したい旨を管理会社やオーナーに伝えて、工事実施の許可を得る必要があります。
万が一、許可なく穴あけやビス留めを行ってしまうと後々トラブルになる可能性があるので、許可なく工事を行うことはできません。また、穴あけやビス留めをせずに済んだとしても、工事による外観の変化をよく思わないオーナーもいます。回線事業者側も許可のない工事を実施することはできないので、その場合は工事を中断せざるを得ません。
また賃貸物件は、部屋を入居前の状態に戻す「原状回復」を行う必要があります。光回線の導入の許可を得られたとしても、退去時に開通工事であいた穴を埋めたり、光コンセントを撤去したりする必要があることも覚えておきましょう。なお、光回線における原状回復は自分で行うことができないため、回線事業者への依頼が必要で、撤去費用がかかる場合が多いです。
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申し込みから工事までに数カ月かかるケースもある
光回線を導入するにあたって必要な開通工事ですが、申し込みからすぐに工事を実施できるのは稀なケースです。基本的には申し込み日から工事実施までに1~2カ月かかるので、光回線の導入を考えている方はスケジュールに余裕をもって申し込むことをおすすめします。
特に3月・4月のような引越しの繁忙期には、工事の依頼が集中します。そのため、時期によってはさらに待機期間が長くなる可能性があることを把握しておきましょう。
まとめ:光回線の穴あけ工事は回線事業者にお任せでOK
ここまで光回線工事の穴あけについて解説してきましたが、実際には光回線専用の穴を開ける必要のある住宅はほとんどありません。
穴をあける必要があったとしても1cm程度のサイズであり、気になることはほとんどありませんが、どうしても穴あけを避けたい場合は、回線事業者による宅内調査を行った上で相談してみましょう。
関西圏でオプテージが提供するeo光ネットは、光回線の工事を始める前に委託会社による宅内調査を実施します。宅内調査の際に穴あけが必要かどうかを確認し、お客さまと相談させていただきながら工事を進めます。
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