更新日:2024/01/19
光回線

光回線の工事時間はどれくらいかかる?所要時間の目安を解説

光回線の工事時間はどれくらいかかる?所要時間の目安を解説

自宅で光回線を利用するためには、開通工事を必要とする場合があります。

回線事業者から派遣されたスタッフが自宅内で作業する場合もあるため、工事にどの程度の時間がかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか?そこで本記事では、光回線の工事にかかるおおまかな所要時間について解説します。

工事時間が長引きやすいケースや、工事が不要になるケースも紹介するので、これから光回線を利用しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

光回線の工事時間はどれくらい?

光回線の工事時間はどれくらい?

光回線の工事には、派遣工事と無派遣工事の2種類があります。派遣工事とは、回線事業者から派遣されたスタッフが自宅を訪問し、状況に応じて住宅内や屋外で工事を行うことです。一方、無派遣工事の場合は現地での作業が必要なく、回線事業者側の工事のみで光回線を利用できるようになります。

派遣工事となるか、無派遣工事となるかはケースバイケースなので、回線事業者に契約申し込みをした際に確認するのが確実です。

派遣工事となる場合、工事の所要時間は1~2時間程度が目安です。ただし、回線事業者や宅内の状況によってはさらに時間がかかることもあり、逆に30分程度で工事が完了することもあります。このように、光回線工事の所要時間は変動する可能性があるので、当日はスケジュールに余裕を持っておくとよいでしょう。万が一、大幅に長引いたときに備えて、工事の直後は予定を入れないほうがおすすめです。

工事時間が長引きやすいケース

以下のいずれかのケースに当てはまる場合は、通常よりも工事時間が長引く可能性があります。

  • 光ファイバーケーブルを引き込む際に、予定していたルートが使えない場合
  • 作業効率が悪い場所に光ファイバーケーブルを取り付ける必要がある場合
  • 壁に穴開けする場合

使用予定の配管が途中で壊れているなど、なんらかの理由で光ファイバーケーブルを引き込めない場合は、ほかの引き込みルートを探す必要があるため工事時間が長引く可能性があります。

また、屋根の上など作業効率が悪い場所に光ファイバーケーブルを取り付けなくてはならない場合も、作業車による作業ができないなどの理由から、通常よりも時間がかかってしまうでしょう。

電柱から宅内に光ファイバーケーブルを引き込む際、壁に穴を開ける必要がある場合も同様です。他に適切な引き込みルートがない場合、まれに住宅の壁に直接穴を空けてケーブルを引き込むことがありますが、その場合穴開けの作業が加わる分時間が長引いてしまいます。

工事実施までに時間がかかってしまうケース

以下のいずれかのケースに当てはまる場合は、工事実施までの期間が長引く可能性があります。

  • 最寄りの電柱まで光ファイバーケーブルが届いていない場合
  • 最寄りの電柱が遠く、隣家や公共の土地などをまたいで光ファイバーケーブルを引き込む必要がある場合

最寄りの電柱に光ファイバーケーブルが届いていない場合は、まずその電柱まで光ファイバーケーブルを張る必要があります。回線事業者による事前の準備が必要なため、工事を行えるようになるまでに時間がかかってしまうでしょう。

また、最寄りの電柱が遠く、光ファイバーケーブルを引き込む際に隣家や公共の土地をまたがなければならない場合は、その土地の所有者や自治体の許可を得るまでに時間がかかってしまう場合があります。

光回線の工事内容

光回線の工事内容

光回線の派遣工事は、「光ファイバーケーブルの引き込み」「光コンセントの設置」「ONUの接続」の3つのステップに分けられます。なお、状況次第ではいずれかのステップが省略されたり、そのほかの工程が追加されたりすることもあるでしょう。

光ファイバーケーブルの引き込み

光回線を利用するためには、光信号が通っている光ファイバーケーブルを最寄りの電柱から建物へ引き込む必要があります。

また、前提として、光回線を利用するためには、「契約する回線事業者の光ファイバーケーブル」が引き込まれていなければなりません。

そのため、自宅に契約する回線事業者の光ファイバーケーブルが通っていない場合は、まず引き込み工事が必要です。逆に、契約する回線事業者の光ファイバーケーブルが既に引き込まれている場合は、このステップは省略できます。

お住まいの物件が賃貸であれば、物件情報に以下の情報が記載されている可能性が高いでしょう。

  • 建物に光ファイバーケーブルが引き込まれているか否か
  • どの回線事業者の光ファイバーケーブルを引き込んでいるのか

もしも分からない場合は、オーナーや管理会社に問い合わせるのが一番確実です。また、後述する「光コンセント」が設置されている場合は、既になんらかの光ファイバーケーブルが宅内に引き込まれていることになります。ただし、契約予定の回線事業者の光ファイバーケーブルとは限らないため、やはり確認は必要です。

戸建住宅への光ファイバーケーブルの引き込みは、多目的配管を利用して行われる場合が大半です。なんらかの理由で配管を通せない場合は、エアコン用のダクトを通したり、壁に穴を開けたりする必要があります。

なお、集合住宅の場合は既に光ファイバーケーブルが引き込まれている場合も多く、その場合は共有部分から自室までの開通工事を行います。

光コンセントの設置

光コンセントとは、光回線専用のコンセント差込口のことです。光ファイバーケーブルと通信機器は、この光コンセントを介して接続します。宅内に既に光コンセントが設置されていれば、この工程はステップできる可能性があるでしょう。

コンセントの差し込み口に「光」や「光SC」と書かれていれば、既に光コンセントが設置されていることになります。なお、光コンセントには一体型と分離型の2種類があり、設置されている位置や見た目が異なります。

ONU(光回線終端装置)の接続

ONUとは、光回線でインターネットを利用するための機器です。光ファイバーから届く「光信号」と「デジタル信号」を相互に変換し、デバイスをインターネットに接続します。

ONUは、基本的には回線事業者からレンタルできます。最近は、ONUとルーターが一体型となったタイプを貸し出している事業者も多いでしょう。

戸建てと集合住宅の違い

戸建てと集合住宅における、光回線の派遣工事の違いをまとめました。

お住まいの住宅のタイプに応じて、おおまかな工事内容を確認しておきましょう。

戸建ての場合

戸建ての場合は、基本的に電柱から宅内まで光ファイバーケーブルを引き込み、宅内にONUなどを設置する派遣工事が必要です。光ファイバーケーブルの引き込みには通常は多目的配管を利用しますが、なかには多目的配管がない住宅も存在します。その場合は、エアコンダクトを利用するか、壁に穴を開けるなどの対応が必要です。

なお戸建てであっても賃貸物件などですでに光ファイバーが宅内に引き込まれている場合は、無派遣工事になるケースがありますので、物件のオーナーや回線事業者に確認してみましょう。

集合住宅の場合

集合住宅は、光回線の提供方式によって派遣工事の有無は異なります。派遣工事が必要であっても、基本的には部屋で回線の開通確認を行い、機器類に接続する作業のみで済むため、戸建てより工事時間が短くなりやすい傾向があります。

光回線の工事前に確認しておきたいポイント

光回線の工事前に確認しておきたいポイント

光回線の工事を申し込む際に、以下のポイントを確認しておきましょう。

提供エリア

光回線の提供エリアは、回線事業者によって異なります。

「実は提供エリア外だった」とがっかりすることのないよう、申し込み予定のサービスの提供エリアを事前に確認しておきましょう。

派遣工事の要不要

ここまで解説してきたとおり、場合によっては派遣工事が不要になることもあります。回線事業者に問い合わせるのが一番確実ではありますが、気になる場合は事前にある程度確認しておくのもおすすめです。

戸建てであれば、以前利用していた回線事業者と再度契約する場合や、前の入居者が残していった光ファイバーケーブルが対応している光回線を利用する場合は、無派遣工事となる可能性があります。

ただし、新築戸建ての場合は光回線を新しく導入するため、ほぼ確実に派遣工事が必要です。

マンションの場合は、光回線の配線方式によって工事の要不要が変わります。マンションで導入されている光回線には、主に「VDSL方式」「イーサーネット方式」「光配線方式」の3種類があります。

VDSL方式 各部屋まで通じている電話線を流用する方式
イーサーネット方式 マンション共有部にある通信装置と各部屋をLANケーブルでつなぐ方式
光回線方式 マンション共用部の通信装置から各部屋までを光ファイバーケーブルでつなぐ方式

※eo光ネット【マンションタイプ】の場合

eo光ネット【マンションタイプ】ではイーサーネット方式が採用されている場合は、光回線の派遣工事は不要です。

工事の要不要については自分でもある程度は推測できますが、基本的には申し込み予定の回線事業者に直接確認するか、集合住宅の場合は管理会社やオーナーに確認するのが一番確実です。

工事費用

光回線の派遣工事には、費用が発生する場合もあります。金額は回線事業者によって異なるので、事前に確認しておくと安心です。

また、回線事業者によっては、工事費用が実質無料になるキャンペーンを実施している場合もあります。例えば、関西圏で光回線サービスを提供するeo光では、標準工事費実質無料キャンペーンを実施しています。eo光ネット「ホームタイプ」または「メゾンタイプ」の月額利用料金から標準工事費分割支払い代金と同額が割り引かれるため、標準工事費用が実質無料となります。

※キャンペーンは予告なく終了および内容を変更する場合があります。

【賃貸物件の場合】管理会社やオーナーに許可を取る

賃貸物件に新たな光ファイバーケーブルを引き込む場合は、管理会社やオーナーの許可を取る必要があります。後々のトラブルを避けるためにも、必ず確認しておきましょう。

機器の設置場所

光コンセントは、1回線につき1つしか設置できません。光回線でインターネットを利用するためには、まず光コンセントにONUなどの機器を接続し、そこからルーターやパソコンなどをつなぐ必要があるため、あらかじめ設置場所を検討しておくとよいでしょう。

光回線工事の流れ

光回線工事の流れ

光回線の派遣工事は、おおむね以下の流れで行われます。

申し込み

利用開始の手続きとともに、工事の申し込みを行いましょう。回線事業者にもよりますが、申し込みから工事が実施されるまでに1~2カ月程度かかります。引っ越し先で光回線を利用する際は、スケジュールをしっかり調整しましょう。

特に、引っ越しシーズンとなる2月~5月は混雑しやすいため、工事予約がスムーズにできない恐れがあります。引っ越しの予定が決まっている場合は、早めに申し込むのがおすすめです。

工事

予約した日程にて、工事が実施されます。基本的に利用者がするべきことはありませんが、工事完了後に作業員から確認を求められるので、その場で待機しましょう。

工事後

回線事業者が宅内に引き込んだ光ファイバーケーブルにONUやルーターを接続し、問題なくインターネットを利用できるか確認します。その際、パソコンやルーター側の設定も必要です。

光回線工事の立ち会いは絶対に必要?

光回線工事の立ち会いは絶対に必要?

派遣工事の場合、光ファイバーケーブルの引き込み方やONUの設置場所を決めたり、場合によっては壁に穴を開けたりすることもあるので、立ち会いは必須です。作業員と相談しながら、上記のような事柄を判断できる大人が立ち会う必要があります。

引き込み方や設置場所などが決まれば、あとは特にするべきことはなく、その場に待機していれば問題ありません。工事中は自由に過ごしてOKですが、作業員から質問されたときはすぐに答えられるようにしておきましょう。

なお、仕事などでどうしても立ち会いができない際は、回線事業者によっては家族などの代理人による立ち会いを許可している場合もあります。回線事業者ごとに規定が異なるので、どうしても都合がつかない場合は確認しましょう。

まとめ

まとめ

光回線の派遣工事にかかる時間は、おおむね1~2時間程度が目安です。

ただし、工事内容は住宅のタイプや状況によって大きく異なります。場合によってはそもそも工事が不要になることもあるため、まずは確認してみましょう。

ほかにも回線事業者の提供エリアや工事費用、光コンセントの設置場所など、確認しておきたいポイントはいくつかあります。疑問や不安がある場合は、契約する予定の回線事業者に問い合わせてみるのがおすすめです。

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