更新日:2023/03/20
光回線

光回線を撤去しないとどうなる?一部撤去メリット・デメリットを解説

光回線を撤去しないとどうなる?一部撤去メリット・デメリットを解説

光回線の解約・乗り換え・引越しをする際は、回線設備を撤去するための工事を行う必要があります。しかし、場合によっては一部を撤去するのみで済むケースもあるので、光回線の解約時や乗り換え時、引越しをする際には撤去工事についての確認が必要です。

そこで本記事では、光回線の撤去工事の種類や全撤去が不要なケース、光回線を撤去しないメリット・デメリットをご紹介します。

目次

光回線の撤去は基本的に工事が必要

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基本的に、光回線を解約・乗り換え・引越しする際は撤去工事が必要です。撤去工事とは、開通工事の際に宅内に引き込んだ光ファイバーケーブルを撤去する作業を指します。

光回線の撤去工事は通常1~2時間で完了しますが、契約者本人または家族の立ち合いが必要となり、工事費用が発生するケースも少なくありません。

光回線の撤去工事には2種類ある

光回線の撤去工事は、大きく「一部撤去」と「全撤去」の2種類に分けられます。ここでは、それぞれの特徴や違いを解説します。撤去工事を依頼する前に、どちらの方法で撤去するべきか把握しておきましょう。

全撤去

全撤去とは、電柱から宅内に引き込んだ光ファイバーケーブルや機器などをすべて撤去する工事です。回線事業者による工事が必須であるため、数万円の撤去工事費用がかかります。

一部撤去

一部撤去とは、電柱から宅内に引き込んだ光ファイバーケーブルをそのまま残し、宅内に設置した機器のみ撤去する工事です。回線事業者によっては、専用の撤去キットなどにより利用者側で撤去作業ができ、工事費用が不要となる場合があります。

ただしONU(回線終端装置)をはじめとするレンタル機器は返却しなければいけません。万が一、返却を忘れたり紛失したりしてしまった場合は、回線事業者へ違約金の支払い義務が生じる恐れがあるので注意しましょう。

光回線の全撤去が不要なケース

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光回線の撤去工事といえば全撤去をイメージする方が多いですが、場合によっては全撤去の必要がなく、一部撤去で済むケースもあります。

以下のケースに当てはまる場合は全撤去が不要な可能性があるので、光回線の解約や乗り換えを検討している方は確認してみましょう。

【戸建ての場合】

物件の所有者である場合

インターネットを利用されている方が物件の所有者である場合、全撤去と一部撤去のどちらで対応するかは基本的に自己判断で問題ありません。ほとんどの回線事業者において利用者側で選択できますが、一部の事業者では全撤去を原則としているところもあります。

また新しい事業者のケーブルを引き込む際に、解約した回線事業者の光ファイバーが一部撤去で残っている状態でも、多くの場合支障はありません。

賃貸の戸建て物件で、入居前から光ファイバーケーブルがあった場合

賃貸物件では退去時に原状回復義務が発生しますが、入居する前からもともと光ファイバーケーブルがあった場合は、この「光ファイバーケーブルが残った状態」に戻すことが原状回復となります。そのため、工事費用を入居者側で負担する必要はありません。

【マンションの場合】

マンションでは導入されている光回線の提供方式により、撤去工事の内容も異なります。

  • 開通工事の際に自宅内でのみ工事を実施した場合
  • 光コンセントを通して自分でONUなどの宅内機器を設置した場合

上記の場合は、レンタルした機器を回線事業者へ返送するのみで問題ありません。

ただし、開通工事の際にマンション共有部の通信設備から自宅まで配線したなど、自宅の外でも工事を行った場合、解約時もその部分は撤去を求められる可能性があります。マンションによって条件が変わりますので、オーナーや管理会社に確認した方が良いでしょう。

光回線を一部撤去する際のメリットを2つ紹介

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続いて、光回線を全撤去しない「一部撤去」のメリットを2つご紹介します。全撤去が不要なケースに当てはまる方は、ぜひ参考にしてみてください。

撤去費用がかからない

光回線の撤去工事をしない大きなメリットは、撤去工事費用が不要になることです。基本的に光回線の撤去には、1~3万円程度の工事費用がかかります。

ただし乗り換え先の回線事業者において、解約する回線事業者へ支払う撤去工事費用を補填するキャンペーンを実施している場合もあります。現在契約中の光回線を解約する前に、乗り換え先の回線事業者で実施中のキャンペーンを確認してみましょう。

同じ事業者の回線を再度使う場合、スムーズに利用を再開できる

光回線の撤去工事を行わずに回線設備を残しておくと、同じ回線事業者の光回線を再度利用する場合スムーズに再開できます。光コンセントが設置されていれば利用者側で通信機器を設置できますし、光コンセントがない場合も宅内工事のみで利用を再開することができます。

同じ事業者の回線を再度使う場合、スムーズに利用を再開できる

光回線の撤去工事を行わずに回線設備を残しておくと、同じ回線事業者の光回線を再度利用する場合スムーズに再開できます。光コンセントが設置されていれば利用者側で通信機器を設置できますし、光コンセントがない場合も宅内工事のみで利用を再開することができます。

光回線を一部撤去する際のデメリットを3つ紹介

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撤去工事費用がかからないという大きなメリットのある「一部撤去」ですが、一方で注意すべき点もありますのでご紹介します。

【戸建ての場合】

別回線の開通工事が難しくなる場合がある

もともと利用していた回線事業者の光ファイバーケーブルが残っていた場合でも、基本的には新たな事業者のケーブルを通すことができます。しかしまれにこのケーブルを通す配管が一杯になってしまっていると、既存のケーブルが邪魔になり別回線の開通工事を実施できない場合もあります。その場合はエアコンダクトなど他の配管を利用したり、壁に直接穴をあけたりといった対応で新しいケーブルを引き込みます。

自宅の外観を気にする方は要注意

もともとの回線事業者の光ファイバーケーブルが残された状態で、別の事業者のケーブルを新しく引いた場合、電柱から自宅まで引かれるケーブルが増え、また自宅の外壁に引き留めるための金具も増えることになります。自宅の外観を気にされる方は注意が必要です。

【マンションの場合】

賃貸物件の場合、退去する際に原状回復義務のある部分について撤去されていない場合は、原状回復費用を請求される可能性があります。

原状回復費用は回復箇所や度合によって異なりますが、相場は3~5万円となっており、場合によってはそれ以上の費用が発生する可能性があるので注意が必要です。

光回線の撤去工事の流れ

ここからは、光回線の撤去工事の流れや作業内容をご紹介します。申し込みから工事実施日までの期間や、撤去工事にかかる時間も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 回線事業者に撤去を依頼する

光回線の解約や乗り換えまたは引越しが決まったら、光ファイバーケーブルについて全て撤去するか、一部のみ撤去するかを決めましょう。全撤去の場合は撤去工事が必要です。一部撤去の場合は、宅内工事が必要な場合と、利用者側で撤去できる場合がありますので、解約する回線事業者に確認してください。

撤去工事が必要となる場合は、解約する回線事業者に光回線の撤去を依頼します。撤去工事の手続きは、回線事業者の公式サイトや電話から行うことが可能です。

なお、撤去を依頼してから工事が実施されるまで、1カ月程度かかる場合があります。退去日までに間に合うように、余裕をもって手続きを行うのがおすすめです。

2. (撤去工事が必要な場合)撤去工事の立ち合い

撤去工事当日には作業員が自宅を訪問し、宅内に引き込んだ光ファイバーケーブルなどを撤去します。全撤去の場合には宅外・宅内ともに工事が必要ですが、一部撤去の場合は宅内のみの工事となります。

光回線の撤去工事は通常1~2時間で完了しますが、契約者本人または家族の立ち合いが必要です。賃貸物件の場合は建物のオーナーや管理会社の立ち合いが必要になることもあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

またONUのレンタル機器については、撤去工事の際に作業員が持ち帰ることが多いですが、回線事業者によっては後日郵送で返却しなければならない場合もあります。

3. (撤去工事が不要な場合)レンタル機器を返却する

撤去工事がなく利用者側で機器の撤去を行う場合は、回線事業者の指示に従ってONUなどのレンタル機器を返却する必要があります。レンタル機器の種類や個数、返却方法は利用者によって異なるので、詳細は契約中の回線事業者までご確認ください。

光回線の撤去工事に関するよくある質問(Q&A)

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ここからは光回線の撤去工事に関するよくある質問と、それぞれの回答をまとめてご紹介します。光回線の撤去工事を予定している方は、撤去依頼をする前に確認しておきましょう。

撤去工事費用はどれぐらい?

光回線の撤去工事にかかる費用は、回線事業者によって異なります。撤去工事費用の相場は1~3万円ですが、場合によってはそれ以上かかることもあるので回線事業者への確認が必要です。

なお回線事業者によっては、回線を乗り換える方を対象に解約する回線の撤去費用を補填するキャンペーンを行っている場合もあります。例えばeo光であれば、乗り換える場合にかかる撤去費用を合計最大6万円分還元するキャンペーンを提供しています。

最新のキャンペーンについては、こちらで詳しく紹介しています。

自分で撤去できないの?

宅内の機器のみを撤去する一部撤去の場合、自分で撤去できる場合があります。ただし、勝手に機器から光ファイバーケーブルを取り外そうとすると、機器の故障や思わぬケガにつながるため回線事業者の指示に従って実施するようにしましょう。

全撤去の場合は、高所作業などの危険が伴うため勝手に撤去工事を行うことはできません。光ファイバーケーブル撤去は、回線事業者に依頼しましょう。

撤去工事にかかる期間は?

回線事業者に光回線の撤去工事を依頼したからといって、すぐに工事を実施できるわけではありません。特に引越し繁忙期のような撤去依頼が殺到する時期は、1カ月以上待たなければいけない可能性もあります。

引越しを機に光回線を解約したり、乗り換えたりする場合は退去日に間に合うように、余裕をもって撤去依頼を行いましょう。

まとめ:光回線を撤去しなければならない場合は、キャンペーンをうまく活用しよう

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光回線の解約や乗り換え、引越しをする場合は場合により一部撤去で済む場合もあります、全撤去が必要になると数万円の撤去工事費用がかかります。

全撤去の要否や撤去工事の詳細については、回線事業者にご確認いただくか、賃貸物件の場合はオーナーや管理会社にご確認ください。

なお近畿で16年連続お客さま満足度No.1を獲得しているeo光は、別の回線事業者からeo光に乗り換える際にかかる、違約金や撤去費用を合計最大6万円分還元するキャンペーンを実施しています。前回線の解約前に申請いただく必要がありますので引越しや光回線の乗り換えを検討されている方は是非お早めにご確認ください。

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※本サイト内に記載のキャンペーンやサービス内容は、記事の掲載・更新時点のものです。

※キャンペーンやサービス内容は予告なく変更・終了する場合がございます。

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