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2017/05/08

あなたのパソコンが危ない!?
Windows XPやWindows Vistaをお使いの皆さまへ

あなたのパソコンが危ない!?Windows XPやWindows Vistaをお使いの皆さまへ

Windows XP、およびWindwos Vistaのマイクロソフトによるサポートが終了しました。サポートが終了したOSをご利用の方はもちろん、お使いのWindowsのバージョンを把握していない方、「OS」「サポート」などの言葉に馴染みのない方も必見です。

「OSのサポート終了」とは

図1:Windowsの主要なOSのサポート終了日

まずは基礎知識から。パソコンを利用する時に、私たちはOSというソフトウェアを使っています。OSはマウスやキーボードなどから入力した情報をWordやExcelなどさまざまな仕事を行うアプリケーションに伝える役割を果たす、パソコンの最も基本的なソフトウェアです。WindowsやMacなどがその代表的なものになります。

なぜサポート期間が終わると使ってはいけないの?

マイクロソフト社では、提供しているOSごとに製品のサポート期間(製品の保証期間のようなもの)が設定されており、 そのサポート期間内であれば、ウイルスや不正プログラムに対する脆弱性が発見される度に、それに対するセキュリティー修正プログラムを提供し続けています。実は、これまでもWindowsが搭載されたパソコンを安全に利用できるように、常に対策をしてくれていました。

ポートが終了するということはセキュリティー更新プログラムの提供がされなくなる、ということを意味します。今までは悪意のある外敵からの攻撃を守るため、マイクロソフトがOSの脆弱性を修正しつづけてくれていましたが、もしサポート終了後もWindows XPやWindows Vistaを使い続けると、さまざまな外敵からの攻撃が直接ふりかかってくることになります。 わかりやすく例えると、これまでは自宅の戸締りをしっかりとしていたつもりでも、鍵のかけ忘れや、鍵の緩んだ窓が発見されれば、その窓の鍵をきっちり閉める“戸締り対応”が常に行われていました。それが今後は、鍵のかけ忘れが発見されても、鍵が閉められなくなり、外部からの侵入者が出入り自由な大変危険な状態となります。

まずはサポート終了にともなう危険をしっかりと理解した上で、対策を取りましょう。

そのまま使い続けるとどのような被害があるの?

代表的な被害例
  • 第三者がご利用のパソコンに侵入し、個人情報の盗用、流出が発生する。
  • 第三者がお客さまになりすまし、掲示板などへ書き込み、他人への嫌がらせなどに利用され、お客さまが知らないうちに加害者になる。
  • クレジット番号やオークションID、パスワードなどが盗用されることによる金銭的被害。
  • 住所電話番号が売買されたり、大量の迷惑メールが届くなどの被害。
  • 思い出の写真がインターネット上にばらまかれ、プライバシーを侵害される。
  • 仕事上の大切な書類が公開され、会社に損害を与えてしまったりするなどの被害。
  • パソコン内の大事なファイルが消去されたりする被害。

などの恐れがあります!!!

セキュリティーソフトを入れていてもだめなの?

図2:サポートの切れたWindows XPを使い続けるというのは,危険を抱え続けることを意味します

セキュリティーソフトだけで巨大で複雑なWindowsのすべての“戸締り対応”(セキュリティーホールの除去)をすることは不可能に近いといわれています。 また、セキュリティー対策ソフトはMicrosoft社の製品であるWindowsを勝手に変更するほどの対策をすることはできません。セキュリティー対策ソフトできることは、可能な限りの感染の予防と感染した後の対処です。Windowsの“戸締り対応”をきっちりと行う(脆弱性を修正する)機能はありません。 なお、攻撃する側もまた,OSに新しいセキュリティーホールが見つかれば,それを使って積極的に狙ってきます。そのほうが攻撃の成功率があがるためです。サポートの切れたOSを使い続けるというのは、そうした危険を抱え続けることを意味します。

サポート終了後のさまざまなトラブル

サポートが終了してしまうOSを搭載したパソコン。まだまだ十分に使えるように思えますが、危険や災難に巻き込まれてしまう可能性が徐々に高まります。そのまま古いOSを使い続けた場合のトラブル例を一部ご紹介します。

さまざまなソフトウェアが使えなくなります
OSとあわせて、Internet ExplorerやOfficeなどの古いバージョンについてもマイクロソフト社のサポートが終了します。Windows XPやWindows Vista上で稼働している各種のソフトウェアについても、いずれサポートが終了し、脆弱性の修正や機能改善のためのアップデートが行われなくなります。また新しく利用しようとするソフトがサポートが終了したOSでは使えない場合が出てきます。
せっかく購入したプリンターやPC周辺機器が使えません
今後、発売される商品は基本的にサポートが終了したOSで使うことを想定していないものになります。せっかく新しくプリンターやPC周辺機器を購入しても使うことができないかもしれません。
トラブル発生時にもサポートが受けられません
さまざまなソフトやサービスの利用時に、サポートが終了したOSを使っている場合は、サポート対象外として対応してもらえない可能性があります。
ホームページを見ることができない場合もあります
インターネット上のホームページの中で、サポートが終了したOSでは正常に見ることができなくなるページも出てきます。会員ページのログインや通販サイトでの商品購入などに使われているプログラムが動かず、利用したいホームページを使うことができなくなることも考えられます。

Windows XPやWindows Vistaのサポート終了後にやるべきこと

まずはお使いのOSバージョンを確認!

改めて自分の使っているパソコンのOSがサポートされているものかどうか確認することから始めましょう。自分の使っているWindowsのバージョンを把握していない場合は、eoユーザーサポートでチェックしましょう。

Windows XPやWindows Vista搭載のパソコンを使っている時の対応法

Windows XP、Windows Vista、もしくはそれ以前にサポートが終了しているWindows 2000・Windows Me・Windows 98・Windows 95などを使っていることが分かったら、パソコンの買い替えを検討しましょう。すぐに購入できない場合は、新しいパソコンが準備できるまでの間は以下の点に注意して利用を制限するようにしましょう。

  • インターネットに接続せずに、オフラインでの利用に限定する。
  • USBメモリなど外部情報媒体を極力使わないようにする。
  • インターネットにやむを得ず接続する場合でも、eo光多機能ルーターなどのブロードバンドルーターを必ず利用し、セキュリティー対策を実施する。

また、お持ちのパソコンの性能によっては、新しいWindows(Windows10、Windows8.1、Windows8やWindows7)にアップデートできる場合もあります。ただし、何年も前に購入したパソコンの場合、新しいバージョンのWindowsを入れることができなかったり、入れ替えによってパソコンが正常に動かなくなってしまったりすることもあります。
そのため、特に7~8年以上前などの古いパソコンの場合は新しいものに買い換えることをおすすめします。

新しいパソコンで快適に
Windows XPが発売された2001年以降、インターネットの進化はめざましく、特にセキュリティーに関する情勢は激変しました。それに伴い、パソコン本体やWindowsなどOSの基本性能も格段にグレードアップしています。
例えば、昔に建てられた建物よりも、より厳しい耐震基準で建てられる現在の建物の方が、頑丈であるのと同じです。
新しいパソコンは、これまでのパソコン以上に、安全に使うことができるだけでなく、お年寄りからお子様まで簡単に、素早く、快適なインターネット生活を楽しめるようになっていて、あらゆるシーンで活躍します。
マイクロソフト社サイトのご案内
マイクロソフト社のサイトに、製品のサポート終了関連の情報や、新しいパソコンでの移行方法などが掲載されていますのでご確認ください。

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