インターネットの回線速度が遅い7つの原因と速度を上げる方法!速度が遅い時間帯は夜?
インターネットの回線速度が遅いと、動画の読み込みが遅かったり、クラウドサービスをスムーズに活用できなかったりとさまざまな不便が発生します。特に、近年はリモートワークの普及により、自宅のインターネット環境を改善したいと考えている方が増えているでしょう。
そこで本記事では、インターネットの回線速度が遅いと感じるときに考えられる主な原因や対策方法について解説します。6つのステップで回線速度が遅い原因を特定する方法もご紹介しておりますので、自宅の回線速度にお悩みの方はぜひお役立てください。
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インターネットが快適に使える目安の速度は?
インターネットを快適に使える速度は、用途によって大きく異なります。例えば、オンラインゲームを快適に遊ぶためには、30Mbps~100Mbps程度が必要とされています。一方、Webサイトの閲覧や、SNS利用がメインであれば、1Mbps~10Mbpsでも十分事足りるでしょう。
以下の表では、そのほかの用途も含めて、ストレスなくインターネットを使える速度の目安をまとめました。
オンラインゲーム | 30Mbps~100Mbps |
---|---|
高画質の動画視聴 | 20Mbps~30Mbps |
リモート・オンライン会議 | 10Mbps〜20Mbps |
メール送受信やSNS利用 | 1Mbps〜10Mbps |
Webサイトの閲覧 | 1Mbps〜10Mbps |
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回線速度を計測する方法
自宅のインターネットの回線速度を計測したい場合は、スピードテストサイトを利用すると便利です。スピードテストサイトとは、インターネットの回線速度を計測できるブラウザサービスの総称です。検索エンジンで「スピードテスト」と検索するとさまざまなサイトが表示されるので、ぜひ活用してみましょう。
例えばGoogleで「スピードテスト」と検索すると、「インターネット速度テスト」という欄が表示されますので、「速度テストを実行」ボタンを押してみましょう。すぐにそのままインターネットの速度を計測してくれるので、自宅の回線速度を手軽に知ることができます。
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インターネットの回線速度が遅い?考えられる7つの原因
インターネットの回線速度が低下している場合、以下の7つの原因が考えられます。
1.デバイス(端末)の故障や不具合
使用しているデバイス(端末)の劣化により、故障や不具合が起こって回線速度が落ちている可能性もあります。
パソコンやスマートフォンの状態を確認して、以下のような故障の兆候がないかチェックしてみましょう。
- 電源が入らない時がある
- 動作が重い
- 頻繁にフリーズする
- 異音がする
- 突然電源が落ちる など
また、デバイスのスペックが不足している場合は、回線速度に問題がなくてもアプリやWebページを開く際に動作が遅くなることがあります。
「パソコンやスマートフォンは消耗品」と考え、適切な時期に買い替えましょう。
例えばパソコンの場合、仕事用なら3~5年、趣味用なら4~6年が買い替え時です。スマートフォンの場合は、2~3年程度を目安に買い替えるとよいとされています。
デバイスには多くの部品が使われており、パソコンのハードディスクなどデバイスの使用中は常に動いている部品は、使用時間が長ければ長いほど壊れやすくなっているからです。
もちろん、この期間が経過したからといって、必ずデバイスに問題が起きるわけではありません。しかし、以下のようなさまざまな要因が積み重なることで、システムの不具合を修正できなかったり故障した部品を交換できず、状況を改善できない可能性は高くなります。
- デバイスのスペックがアプリ・ソフトの推奨環境以下になる
- OSのサポート期間が終了する
- メーカーのサポート期間が終了する
なお、目立った不具合がなく、デバイスのスペックが十分あっても、内部的な故障やエラーで処理性能が下がっているケースも考えられます。
2.接続機器の故障や不具合
ルーターや ONU、LANケーブルなど、インターネット接続にはさまざまな周辺機器が必要です。回線速度が遅い場合は、これらの機器になんらかの不具合が生じている恐れも考えられるでしょう。
ルーターやONUに起因する症状かどうかは、機器についているランプの状態を確認することで見分けられます。
多くの場合は正常ならば青色や緑色、異常があれば赤色のランプがついていたり、点滅していたりします。ただし、ランプの役割はメーカー・機種によって異なりますので、詳しくは回線事業者のサポートサイトや、メーカーの公式ホームページ・取扱説明書などでご確認ください。
また、LANケーブルの状態を確認することも大切です。自宅に余分なLANケーブルがある場合は接続しているケーブルを交換してみて、速度が回復するようであれば、LANケーブルが断線していた可能性が考えられます。
なお、自然災害や外部からの衝撃などによる光ファイバーケーブルの断線が疑われる場合は、回線事業者に問い合わせましょう。
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3.インターネット回線へのアクセス集中
インターネット回線にアクセスが集中する、つまり、インターネットを一度にたくさんの人が利用すると、回線が混み合って回線速度が遅くなる場合があります。
特に、マンションやアパートなどの集合住宅では、複数の住戸で同じ回線を共有する配線方法がとられることが多く、時間帯によっては回線が混雑することがあるでしょう。
回線速度が遅くなりがちな時間帯は夜?
NTTコミュニケーションズの調査によると、ネットワーク上を流れる情報量は、平日・土日いずれも20時から24時にかけて増加します。
このことから、多くの人は20時から24時にかけてインターネット回線を利用していると考えられます。この時間帯は回線が混み合いやすいため、回線速度が遅くなる場合があるでしょう。
※参照:インターネットトラフィック(通信量)推移データ│NTTコミュニケーションズ
4.家の間取りや構造の問題
無線LAN でインターネットを利用しており、特定の利用場所でのみ回線速度が落ちる場合は、家の間取りや構造が原因となっている可能性があります。
壁やドアなどの障害物を挟んで無線通信を利用する場合、建物に使われている素材によっては電波が伝わりにくくなってしまいます。例えば、鉄筋コンクリート造の建物は、木造と比べて通信が不安定になりやすいといわれています。
5.家電製品と電波干渉を起こしている
ルーターの近くに電子レンジやテレビなどの家電製品があると、電波干渉を起こす恐れがあります。
電波干渉とは、同じ周波数帯の電波を発生させる機器同士が近くにあることで、お互いの電波がぶつかり合ってしまう現象のことです。電波干渉が起こると無線ルーターの電波がスムーズに飛ばず、回線速度が低下する場合があります。
6.ルーターの設置場所が適切でない
ルーターの設置場所も、インターネットの速度を左右する要因の一つです。
なかでも気をつけたいのが、床への直置き。電波はルーターを中心として球体状に飛ぶ性質があるため、ルーターを床に置いていると半円分の電波が飛ばなくなってしまいます。
また、インテリアとの兼ね合いで、ルーターを覆うように隠している場合も電波が阻害される恐れがあります。
無線LANを利用している場合は、以下のポイントを参考にルーターの位置をチェックしましょう。
- 床に直置きしていないか
- 家電製品の近くに置いていないか
- 家具で隠れていないか
- デバイスとの間に壁や扉がないか
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7.プロバイダーや回線事業者に起因する問題
通信設備の不具合や光ファイバーケーブルの損傷など、プロバイダーや回線事業者に起因する問題で、回線速度が低下することもあります。
上述してきた様々な原因が当てはまらない場合は、回線事業者側に原因がある可能性も考えられます。
プロバイダー の公式サイトやSNSでは、障害情報やメンテナンス情報を発信している場合があるので、チェックしてみましょう。情報が掲載されていない場合は、電話やメールなどでサポートセンターへ問い合わせてみるのがおすすめです。
インターネットの回線速度が遅いときに試したい!速度を上げる9つの対策
回線速度が遅いときは、以下の9つの方法をお試しください。
それでも改善が見られない場合は通信障害や光ファイバーケーブルの断線など、プロバイダーや回線事業者側に起因する問題が疑われるため、電話やメールで問い合わせてみましょう。
デバイスを再起動する
まずは、パソコンやスマートフォンを再起動してみましょう。
特に、特定のデバイスのみ回線速度が遅くなる場合は、この方法が有効です。
LANケーブルを抜き差しする
ルーターからLANケーブル を抜き差しすることで、回線速度が改善する場合もあります。
一度抜いてから、カチッと音がするまでしっかりと差し込みましょう。LANケーブルそのものに不具合がある場合や、LANケーブルの規格が古い場合は、新しいLANケーブルと交換するのもおすすめです。
※通信が切断されてしまうため、通信中のデバイスがないかどうか確認しておきましょう。
ルーターを再起動する
ルーター が不調な場合は、ルーターを再起動してみましょう。
ルーターは、電源アダプターを抜き差しすることで再起動できます。
※こちらも通信が切断されてしまうため、通信中のデバイスがないかどうか確認しておきましょう。
ルーターの設置場所を変える
ルーターの理想的な設置場所は、床から1~2mの高さで、壁やカバー、棚などに覆われていない場所です。
家電製品の近くを避けつつ、まわりに障害物のない棚の上がおすすめです。
周波数を切り替える
どうしても家電製品の近くにしか置き場所がない場合は、使用する無線LANルーターの電波の周波数を切り替えるという方法もあります。
無線LANルーターでは主に2.4GHzと5GHzの電波が採用されていますが、2.4Ghzの電波は壁や天井などの障害物に強く、5GHzは家電による電波干渉に強いという特徴があります。
ご自宅の環境にあった周波数に切り替えて試してみてください。
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【Wi-Fi】2.4GHzと5GHz どっちがおすすめ?周波数帯による違いを解説
ルーターやデバイスを買い替える
ルーターやデバイスが古かったり、故障していたりする場合は、この機会に買い替えを検討しましょう。
インターネット環境の改善を目的とするなら、メインルーターと1台以上のサテライトルーターとで構築された「メッシュWi-Fi」がおすすめです。Wi-Fiを網の目のように張り巡らせることで、ルーターとの距離や障害物の有無に関係なく、安定的な通信状態を保てます。
メッシュWi-Fiに関する詳細は、こちらのページをご覧ください。
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メッシュWi-Fiとは?仕組みやメリット・デメリット、注意点を解説
利用する時間帯をずらす
20時〜24時ころはインターネットへのアクセスが集中しやすく、回線速度が低下しがちです。普段、この時間帯を中心にインターネットを利用している場合は、朝や昼間など利用する時間帯をずらすという方法もあります。
有線LANを使用する
インターネットの速度を安定させたい場合は、有線LANの使用もおすすめです。
無線LANは電波を飛ばすという仕組み上、どうしても環境に影響を受けやすい面があります。一方、ルーターとデバイスを物理的につなぐ有線LANなら、家の構造や電波干渉などの影響を受ける心配がありません。
プロバイダーや回線事業者を見直す
回線速度に不安がある場合は、プロバイダー や回線事業者を見直すのもおすすめです。
移行先を選ぶ際は、以下のような点を重視するとよいでしょう。
- 無線ルーターのスペック
- 通信回線のデータ伝送速度
- 光回線の種類
家中どこにいても安定したインターネットを楽しみたいなら、メッシュWi-Fiなど高スペックの無線LANルーターを提供するプロバイダーがおすすめ。また、10ギガ・5ギガなどの超高速コースが設けられているかどうかもチェックしたいポイントです。
回線速度を重視するなら、回線・プロバイダー一体型のサービスを選ぶのもよいでしょう。なかでもおすすめなのが、企業が独自に光ファイバーを敷設している「独自回線型」の光回線です。ユーザー数の増加に応じた柔軟な回線増強を実現可能なため、安定した高速通信を保持できます。
移行先を選ぶ際は、以下のページも参考にしてみてください。
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回線速度が遅いときはプロバイダーの見直しもおすすめ
インターネットの回線速度が遅い要因には、接続機器の不具合や周辺環境、プロバイダーや回線事業者側の通信障害など、さまざまな原因が考えられます。安定的な高速通信を実現したい場合は、有線LANへの変更やプロバイダーや回線事業者の見直しもおすすめです。
関西で光回線サービスを展開するeo光は、光ファイバー網とプロバイダーサービスを一体型で提供しています。実際の通信状況に応じて迅速かつ適切な設備増強を実施し、安定した通信を実現。10ギガ・5ギガの超高速コースも提供しており、ライフスタイルや用途に合わせて選択できます。
また、広範囲に電波を行き届かせるメッシュWi-Fiも提供しているため、家中どこにいても快適にインターネットを利用できるでしょう。
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